Sunday, November 10, 2019

用心しないといけません

 昨夜はヨット仲間との飲み会で盛り上がった。4時間ばかり飲んで解散したのだが,みなさん無事に帰宅されたようで何よりだ。
 飲んだ翌日に遅い朝を迎えるのはヘタレのやることだ。いつもと同じかそれより早く起きて行動するのが正しい酒飲みの姿だ。案の定『Wiz of Oz』艇長も昨日の飲み会なんかなかったかのようにほぼ同時に港に着いていた。

 レイジージャックはマストに付けられたアイからぶら下がっていて,セールを揚げる時は,レイジージャックをブラブラに緩められるようにしてある。もっとも今僕が付けているセールはバテンが入っていないので(レイジージャックの)ロープに引っかかることもないのだから,それもほとんど不必要な行為になった。
 リーフして少し下がったセールテンションを掛けて揚げる時に,ピーク(の金具)がこのアイとマストとの間に挟まり込んでしまって往生したことが何度かあった。ちょうどリーフした時のセールのトップとアイの位置がほぼ同じ高さにあるのでそうなるようだ。(マストの)アイの代わりにマストとの間隔を取ってスプレッダーに巻き付けることにした。
 ユマールをセットしていると『WIND』さんから声がかかる。見るとアッパーシュラウド上部にレーダー反射器がぶら下がっている。下側の破損しているようだ。いつでも登りますよと返事をしておく。
 一旦トップまで登りメインハリヤードのシーブにスプレーグリースを注入しておく。これでキーキー音も収まるだろう。
 少し下降してアイにブーリンでアイに結ばれたロープを解こうとするが,なかなか固く指では無理だ。一旦降りてラジオペンチ2本をチョークバッグに入れて登り直す。
 ようやく外して,スプレッダーにインクノットで結び,屋外用インシュロックタイで固縛した。

 昼飯も食わずに色々と細工をしている際に,カッターナイフで左手首を傷つけてしまった。ほら,口の部分に金属の板が入ってパカッと開く小銭入れ,あれそっくりの傷口だ。内側に白い縦筋が見える…バンドエイドがない!『Wiz of Oz』艇長に貰いに行くと極めてマニアックな作業中だった。
 ごきげんな風でセーリングしてきた『WIND』艇が帰ってきた。すみません,今日は登れません。

『Wiz of Oz』艇長は噴射ノズルの圧力を確かめている。立ち会わせてもらい大変参考になった(僕ができるかというとそれは無理ですが)。圧が足りないらしくそこにシムを足せばいいとのことだった。組み上げた後,排気ガスの点検。あれ程出ていた白煙がない。素晴らしい!

 漁港内をイワシが回遊している。魚釣りに来ている人も多い。だが,マナーが悪すぎる。ゴミを放ったらかしにして帰る人も多い。係留してある船と船の間に糸を垂らしている人もいる。針が引っかかったら回収できない。次に来た僕たちが舫を引いたら手から血が出ている。先日そのことを注意したら逆ギレした人もいた。悲しい事実だ。

アンカーロープとチェーンの置き場に困る。バウまで行く気はないしなあ。


デッキからでもイワシの群れが見える。港内を回遊しているようだ。下から狙われているのか,あちこちで飛び上がる。

Thursday, November 07, 2019

今やっとかんとあかんな

 色々とやることはあったが,優先順位を決めてできるところまでやればいいかな。

 ウインドベーンのロープの消耗が激しいことに気が付いたのは小笠原への往路でのこと。芯が見えているではないかい。切れて,台座のパイプに吸収されてでもしたら,再度ロープを通すのに苦労する(だろう)。切れても引き込まれないように,3mmロープでバックアップ(プルージック)を取っておいたほどだ。
 今使っているのはダイニーマロープだが,果たしてダイニーマって摩擦に強かったのかしら…?やっぱり念の為にロープを少しでも保護しておくことにしよう。

 半年以上前に付けたターニングブロックの位置があまりにも悪すぎて,有効利用したとは言えない。後方にリードしようかとも考えたが,やっぱりマスト方向にする。
 4.8mmのドリルでリベットをはつってブロックを取り外す。あらたに取り付けるための5φのブラインドリベットはなかなか曲者で,何度やってもやっぱり力がいる。最後の一握りで力が開放された時は人仕事終えた感が強い。

 アンカーを久しく使っていない。やっぱりすぐにでも使える体制にしておかないとロッカーの肥やしだ。
 カゴにロープ,チェーン,根掛かりした時用のアンカー引き上げ用の尻手ロープ,ブイ等を入れ,すぐに取り出せるようにした。
 バウアンカーのセットもしたかったが,アンカーローラーがヤワでグラグラしている。一度ボルトを抜いて再セットしたほうがいいねとは出張ついでに港に顔を出した「業者」さんのアドバイス。

 来られたついでに無線アンテナや配線のことも聞いておく。いやはやいつもお世話になりっぱなしです。ありがとうございます。

この一点(左右だから2箇所)に引っ張りの力が常にかかっている。シャックルを付けたほうが滑らかか?
シリコンチューブをロープに通して様子を見よう。

きれいに付きました。
このセール,3ポイントリーフと言っているが,実際のセール面積は4ポイントになっている(はずだ)。

Wednesday, November 06, 2019

なんやこの青空は

 風が弱かったら整備1本の予定だったが,港内に少しさざ波,風速計は7〜8ノット。少しは楽しめるかもしれないとメンテナンスは午後に回して舫を解いた。
 相変わらずアスターンの効きが悪い。ゴゴゴゴッと不快な振動があってさっぱりバックしない。そのうちにバウが風に押されて行きたくない方向を向いているではないか。先月明石に行った際に潜って船底にびっしり付着してるフジツボなどを掻き落としたのになあ。
 港からは同時に『kouhei II』も出港した。
 メインセールを揚げ,ジブを展開し,エンジンを切る。そらからようやく,気持ちよく進める方向にティラーを切ってウインドベーンをセットした。
 それにしてもいい天気だ。低いところにたいてい雲が見えるものだが,まったくない。それが1日中続いた。午前中に切り上げて,午後はメンテナンスに充てる気持ちはすっかりどこかへいってしまった。
 久しぶりに関空島でも一周しようかと思ったときには少し北上しすぎていた。微風の追手で西側を行くが,艇速は2ノット台。ちょうどオケラタイムになったのでワッチをする。うまくチェックインできた。
 いよいよもって艇速が落ちてきた。1ノット台に耐えきれずとうとうエンジンをかけてしまう。その後,数回オンしたりオフにしたり。関空島の東を行く頃にはすっかりセーリングモードからは遠のいてしまった。
 向かい側から海保の巡視艇がやってくる。船首を右に切って避けるが,あちらが船首を左に切って近づいてくる。それも数回だ。少々やりすぎではないかな。

 リベッターで作業の予定だったが,15時を過ぎている。作業の段取りだけして明日に回そう。

 一緒に出た『kouhei II』は,この後関空島を一周されたようです。

 ジブが効く方向に走る。関空島西側を南下するには少々行き過ぎて,風向きが悪くなってしまった。

 第2滑走路のある島に沿ってもう1艇セーリングしている。

 ひっきりなしに飛行機が着陸している。一時は閑古鳥が鳴いているような雰囲気だったが盛り返したのかな。

 リーフロープの下方にリーチテールがあってロープに絡む。上に付け替えた。

 拙艇は少しメインセールがよたっていますな…(『kouhei II』艇長撮影)。

Tuesday, November 05, 2019

少しは楽になったかな

 先週の木曜日の続きの作業をした。
 いい風が吹いているので,セーリングしてからと思っていたが,風速計の数字がどんどん小さくなってきた。風見もうろちょろしている。やっぱり整備だけにしよう。

 穴開けが終わってボルトを通してみると先っぽしか出ていない。もう10mm長いのが必要なようでホームセンターに購入に行く。
 
 付け終わった頃におあつらえ向きに風見が真正面を指している。レイジージャックを緩める必要もなくメインセールを揚げることができた。
 1ポイント,2ポイントまではコクピットにリードしたロープでセットできる。しっかりと決まったようだ。ついでにメインハリヤードのかすれてしまったリーフポイントのマークをマーキングしなおした。
 3ポイントリーフの際はマストまで行って,ブームのクリートに巻き付けないといけない。1ポンにした時にも(3ポン用のロープが)たるみ,2ポンでもたるみ,そのロープの処理でマストへの移動が結構面倒だったことを思い出した。ブームエンドまでリードできるようにターニングブロックをセットしなおそう。

天井板を外して天井裏を見る。河岸段丘のように盛り上がっている部分がインナーハルとの接合点で中が空洞になっている。
外から貫通ボルトを使用する場合はこの部分を取り去らないといけない。

リーフロープを仮止めするためのカムクリートを付けた。


使わない穴はコニカルドリルで皿ビス用に面取りして埋める。
一人なのでスパナをテープで止めて作業した。

ロープが擦れる。
100均で滑りテープを買ってきて貼る。耐久性は?

Thursday, October 31, 2019

いやいや書類が大変

 昨日はJCIだったが,今日は総合通信局に行ってきた。
 HPから申請書類をダウンロードして処理すればいいのだが,あいにくプリンターがすねてしまっている。それに昨日電話で聞いて理解したつもりだったが,どの書類にどのように書けばいいのかさっぱり分からない。
 課を覗くと何やらびっくりしたような様子だったが,昨日電話で応対してくれた担当官が出張らしい。近畿エリアを担当しているから,それは忙しいだろうなあ。
 申請書類を1部印刷していただく。後はこれをコピーすればいい。書き方について少し時間を割いて説明をしてくれる。提出する前にチェックのために再度お越しくださいとのことだった。今日のように担当官がいないこともあるので,大体の日時は伝えておいたほうがよさそうだ。ヨットで特定船舶局から船舶局への変更はあまりないことを聞いた。手続きが簡略化されたらもっともっと自由に外航できるだろうなあ。

 天満から肥後橋まで歩いて馴染みの店でお昼。
 肥後橋から難波まで歩いて南海本線で泉佐野へ。過去に出した無線関係の工事設計書の確認のためだ。

 リーフロープはマスト位置で引いている。ところがブームエンドに一旦吸収されてからグースネックへとリードされているので,(リーフ)ロープをちょっとぐらい引いても扇状に持ち上がってしまう。仕方がないのでリーフクリングルにロープをかけて真下に引いている。ブームの前方にウインチでも付いていればもっと引けるんだがなあと思うことしばし。
 取り敢えず不本意だがマスト下部にブロックを追加してコクピットにリードして,そこのウインチで引くことにした。
 本当はリーフ作業もメインセールを揚げるのも一発で決まるマスト位置でやりたいんだけれどなあ。

入館にはチェックが必要なんだ。身分証明書が要る。

ロープクラッチの数が足らない。カムクリート付けようか。

左舷側は少し窮屈だなあ。こちらもロープクラッチの数が足りない。

ブロックを追加してコクピットにリードしたが,実際に試してみないといいか悪いかは分からない。

港の仲間は連休クルージングだろうなあ。僕は山形で飲み会だ。

Wednesday, October 30, 2019

そろそろ準備しないとね

 JCI大阪に行って,定期検査のことを色々と尋ねる。メンテナンスついでに検査を受ける予定だから,そうなると和歌山で上架。実際はJCI和歌山が担当することになる。
 名古屋の業者と近畿総合通信局ともやりとりした。11月はちょっと忙しくなりそうだな。
 全てが準備できてからだから年末には無理だなあ…と悩みつつ,回航後に和歌山駅前の居酒屋で一杯やることばかり考えている。

近海への臨検で購入した火器にいくらか買い足さないといけないね。
消化器もいるんだ。ライフスリングあるのに救命浮環もいるのか。
余計なライフジャケットを積みたくないから,定員は5名にしておこうか。

かすれてきた。買ったのは20年以上前にPeruvian Andesに行った時,Huarazの雑貨屋だったかな。

Monday, October 28, 2019

乗るのが一番やね

 昨日配線が終わった風向風速計は,設置しないでぶらぶらしたままだ。今日はどこかにこれをくっつけよう。

 港への道中,朝の風は冷たかったが,やっぱり(泉佐野の)港は暖かい。冬でも半袖でいることもあるほどだ。午前中だけでもセーリングしよう。
 明日ターンをかけて港内を移動していると,『東日流』さんが朝の挨拶をしてきた。おはようございます。この風向きなら港内でメインセールを揚げることができる。が,何度やっても引っかかる。またスライダーがグルーブに嵌まり込んでしまったのだろうか…あほでした。セールパックのジッパーが開いてないじゃないか。さざ波に笑われている。風力2ぐらいか。

 港を出てすぐにジブを展開する。よたよたのセールが少し走るとようやくシワが伸びたように張り出した。
 2艘引きの漁船が今日もあちこちにいる。その前や後ろを行き来している別の1艇があるので操業中なのがよく分かる。後ろに赤ブイがあるのでそれを避けるように帆走する。

 帰りも赤灯ぎりぎりまでセーリングする。ほんとはセーリングで着岸したいんだけれどね。

 片付けが終わってから今日の作業にかかったが,あまりのできの悪さに写真をアップする気になれない。しばらくこのまま使ってから,きちんと採寸して木枠に設置することにしよう…と今は思っているが,おそらくそのままになる可能性も大だなあ。

少し出ると少し風が出た。(風は)少しだけど,我慢は少しじゃなくて,うんと耐えた。

後ろからやってきたのは同じ泉佐野の『kouhei II』艇。こんちにちは。ブルーウォーター33,いいヨットですね。

少し上らせると気持ちがいい(『kouhei II』さんより写真をいただきました)。