いい風を期待して港に来たのだが…
ヨットの風向計はおのおの好き勝手な方を向いている。風速計が少し回った。「しめた!」ともう一度見回すと,さっき見たのとは違う方向を指している。ようするに風がないってことですね。スターンロッカーから水中ポンプを取り出す。
内部が錆びたために使えなくなり捨てたインバーターがあったが,シガープラグは生きていたので取り外しておいた。線をつなぎ変えればすぐにでも使えそうだ。
ポンプが使えないので,バケツで海水を汲んでコクピット床の掃除をした。
踏板を被せてあるが,ここに短期間でびっくりするほどの小さなゴミや埃がたまる。床面より凹んでいるのだから当たり前なんだけれどね。黒いのは手動ビルジポンプのゴムだが,蓋(踏板)をしてあるせいで紫外線による劣化はないようだ。
船底塗装のため週末に回航予定だ。
本体燃料タンクは満タンの60L,ポリタンクには5Lぐらいは入っているから,和歌山までの往復には十分だし,徳島ぐらいでもなんとかなりそうだ。でも,船底がきれいになったらすいすいと走れるようになるだろう,そうして冬のいい風をつかまえることができたら,ついつい港みなとの誘惑に勝てなくなり寄り道しそう。いや,するだろう。そうなると燃料が足りない…20L×2の40Lだけ追加しておこう。「今113円/Lなんですよ。」とローリーできた業者さんが申し訳なさそうに言う。確かに高くなったよね。
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