Monday, August 16, 2021

気になったらやっておく

 去年のことがあってから少々オーバーヒートに神経質になっている。
 港に来たらヨットを出さない時でもエンジンはかけるようにしている。小さなゴミが浮遊している時はごめんだが,今日はそこそこきれいだ。
 まずはアイドリング,少ししてからアスターンをかけて回転を上げる。
 水の出は?勢いが足りない?水温計の上がり具合は?
 気になったらやった方がいい。

 欠けている羽根はない。ゴムが硬化していないのは,交換後数十時間だからなあ。
 ガスケットの予備は数枚ある。グリスを塗って封印した。やれやれ。

 隣艇マストトップの風速計を見ているが,止まったままだ。涼しいからバースにいても不快ではない。NHK第2の外国語ニュースを聞きながらついつい午睡してしまった。キャビンで寝転んでいても汗はかかない。
『LEIA』の舫調整の手伝いをする。
 これからが台風の本格的シーズン。気になったらやっておくのがいい。

Thursday, August 12, 2021

やっぱり付けました

 昨夕(8/11)にソーラーパネル100Wが届いた。
 デッキ作業だから晴れている日に,いや夏だしそれは暑すぎる,曇りの日にやりたいのだが, あいにくの雨。9〜10時の間だけ止んでいるかもしれないと港に出向いた。
 海面に雨粒が弾けていたが,いつの間にかなくなった。作業を開始する。

 レーダーアーチの上にソーラーパネル用の台座を取り付けている(水色部分で計4箇所)。
 その台座にソーラーパネルを取り付ける。
 ソーラーパネル裏側のアルミ枠に固定用の5mm穴を開ける。台座側には穴が3つ(赤・緑)あるがそのうち1つだけを使用する(赤)。パネルを上に置いたままドリリングするのでアルミ枠を突き抜け,勢い余ってソーラーパネルにキリがささったら…僕のよくやりそうなミス。板を間に挟んでおくのがよろしい。
 同じように6箇所穴を開ける。
 ええっ,8mmのスパナがない。メガネとラチェットで6本のボルト・ナットを締めて終了。

 プラスとマイナスを間違えないように接続する。コネクタの形状が違うから間違うわけはないが電気が苦手な僕は慎重だ。

 ようやく付きました。天井ができてうれしい。
 雨にも負けずじゃないですね,作業中は雨が止んでいました。

 太陽が出ていないのでチャージコントローラーのチェックはできなかったが問題はないでしょう。

 降ってきたね。
 晴れていないからあんまり意味はないが,バッテリーの状況を確認したいので,まだヨットにいる。

 ボォーッとしていてもつまらない,そうだ!デッキブラシでごしごしするのがオーナー水夫の正しい役割。
 やや!きれいになるじゃないか。こうやってホームポートでやるのは遠慮したいが,泊地で雨にやられた時は暇つぶしになるなあ。

 ここらで退散。

 時間雨量が多いのか,漁港青空駐車場の排水能力を越えている。デッキシューズがガボガポいって水の入ったゴム長状態。ゴア(テックス)の帽子にカッパ,下半身はスイムショーツだけなので涼感爽やか心地よし。
 秋雨前線が居座る?
 よせよ,そりゃ立秋はとうに過ぎているが,まだ盆も明けていないじゃないか。

Wednesday, August 11, 2021

ふ〜んってこと

 拙艇に付けているウインドベーンはSCANMAR社のMONITORで,これはServo Pendulum。
 Airvane(空中翼)で受けた力がServopaddle(水中翼)を右,左に少し回転させる。するとその傾きが抵抗となってServopaddleが左右に振れ(まさに振り子),それに連結されたPendulum Sheet Lines(シート)を引っ張ることによって,ティラーなりラットなりを動かすシステムだと理解している。
 どこかのHPで見たがSAILOMAT社のそれは,船体の舵が故障・破損した時にはWatervane自体がemergency rudderとなって動かせるようだ(詳しくは知らない)。
 Wind Pilot Pacific PlusはServo Auxiliaryとあるから,補助翼を動かすシステムか?これは使用時に(本来の)舵固定。
 トリムタブ方式の物もあるようだが,これも舵固定とあるが,アウトラダーのさらに外側にタブがついているのを見た記憶もあるなあ…
 YouTubeでウインドベーンの動画はかなりあげられているが,その中にHYDROVANE社のものもある。
 動画でラットが動いていないのがずっと不思議だったが,これもウインドベーンの使用時には船体の舵は固定だったのだ。emergency rudderとして使用可なのがありがたいなあ。
※拙艇のMONTOR以外は全て動画・HPからの推測です。

 全くよく働きます。

Tuesday, August 10, 2021

台風一過のセーリング

 昨夜は雨が止んでから西の小窓を開放した。そこから入ってくる風はブランケットをかけずにはいられないほどの冷えた風で,この夏,初めて汗をかかずに眠ることができた。 
 昨日は随分吹いていたらしいし,時間雨量も相当だったようだ。あれぐらいの風では被害はないはずだが,台風一過の翌日はやはり点検に港に出向くのがいい。 
 岸壁を歩いてずらっと様子を見るが各艇異常なしのようだ。それどころかすでに2艇出帆している。出遅れた。
 涼しい風が吹いている。作業を後回しにして舫を解いた。

 風向は西,風力は4。
 気持ちよく走る。

 関空島北東海域に漁船もヨットもいない,貸し切り状態だった。
 おやっ?
 関空島アメダスの数値を見ると落ちている。帰港しよう。

 出かける時は全く気が付かなかったのだが,セールをしまっていてふと舫を見ると…

 これこそ鯛風被害,2匹も引っかかっている。
 先日プカプカと漂っていたやつだろうか?いやいやそんなに長くこの辺りを浮遊しているはずはない。

 割れを修復したアクリルガラスの接着面が外れてしまった。前回の作業は随分うまくいったと思っていたんだがなあ。
 慣れた手つきでやるとろくなことはない。液ダレで汚い仕上げになってしまった…
 明日は晴れるが風が弱い。それ以降は雨傘マークが並んでいる。なんとかならんかねえ,この天気。

Sunday, August 08, 2021

たまにはレース

 ヨットレースというものに出たのは,いや出たのではない,ヨットレースに出るヨットに乗せてもらったというのが正しい書き方なのであるが,もう6年も前のことになる。 体験すればそれなにり楽しいのは分かっているのだが,乗るだけの技術もないのに乗せてと頼むわけにはいかないし,ましてや自艇で出るなんてことは考えられない。
 佐野の『LEIA』艇長から乗らないかと誘われて,今回の乗船となった。ありがとうございます。
 その『LEIA』であるが,僕がクルージング に行っている間に新西宮ヨットハーバーに回航されている。朝,天下茶屋駅でピックアップしてもらい新西へと車で向かった。
 現地でクルーの2名と合流したが,僕はもっぱら力仕事と重石が役割ですと宣言しておく。
 いい風が吹いている。おそらく1日中こんな感じ,いやもっと強くなるかもしれない。風の弱いレースはちっとも楽しくない。これは期待できるぞ。

 エントリーは15艇ぐらいだったか。
 ホワイトセールは2艇だけ…

 黒と青のコンビネーションが格好よろしいね。
 六甲山と夏の雲。

 風が弱くなってきた。デッキ上で36℃。ビールが呼んでいる。
 西宮駅前の居酒屋で一杯やろとういう目論見は脆くも崩れ去ってしまった。兵庫県に緊急事態宣言は発令されていないから軽く一杯なんて考えていたが,なんと「酒類提供を行わないことを要請」されているだって!何軒かあたってみるがだめなものはだめ…ノンアルで喉の渇きを潤すしかないが,飲むほどに酔うほどに(酔うわけないが)心の渇きが広がっていった。みなさん,本当にお疲れ様でした。
 佐野に行く。
 今回の台風はホームポートに南風をもたらし,スターン側から吹いてくるだろう。
 ドジャー前面の風防を外し風通しをよくしておく。ファーラーは下ろすまでもないと思うので,スピンハリヤードで厳重に巻いておいた。

 各地に被害なきことを願うばかりですね。

Friday, August 06, 2021

ほんまもんの機走でした

  友ヶ島水道は逆潮だが,北流の始まる14時半まで待つ気はない。佐野漁港の漁船優先時間帯終了15時半の帰港をめどにして出港した。

 港口までは航海灯を点けた。

 薄い雨雲がやってきそうだったので,ドジャー前面のガラスとサイドウォールを取り付けた。

 風通しが悪くなったので一気に蒸し暑くなってしまった。

 ずっとエンジンをかけているが沼島前方までは4〜5ktで進んだので大満足だ。
 友ヶ島手前で右舷後方に明らかに他船とは違う船型をみつけた。後部から水煙(水蒸気?)がそうとう出ているし,船の前部が見えなくて突出した艦橋らしきものがある。これは…に間違いない。

 やっぱりそうでした。
 これだそうです。

 加太瀬戸の反流を狙って地ノ島沿いに進む。そこそこ出ている。でも南流最強時に入ったのはやっぱりよくなかった。1kt台,ときおりそれを切る艇速で,加太〜地ノ島間の1マイル弱がなかなか越せない。
 ようやく瀬戸を抜けた。関空島アメダスの数値では風力4だと最後は帆走を期待させる。

 ところがなんですか?これって。
 海面はとろとろ,セールはバタンバタン。ジブはしまった。

 関空橋をくぐる頃ようやく風が吹いてきたようで,アメダスの値はこれだったのかしら。もう遅いけれどね。

 風がスターン側から吹いている。台風の影響ですかね。おかげでキャビン内の片付けも涼しくできました。

ケンチョピア発   04:55
佐野漁港着     16:15(45.13 NM)

Thursday, August 05, 2021

サンダルで歩き回ってまめができました

 朝の涼しいうちにメンテナンス。
 水温計の液晶表示が怪しい。ボタン電池を入れ替えて騙しだまし使っていたが,うっすらとしか現れない。注視すると読み取れないこともないが,予備があったので交換ですね。

 冷却水のバイパス経路上部のボルトに,センサー(赤)を挟み込んだアルミ台座(緑)を取り付けている。
 元々は泉大津の『BlueLagoon』艇長から頂いた物で水槽用の温度計。

 そのまま気温ですね。暑いわけだ。
 コクピットから覗き込むと表示が分かるように逆さに取り付けてある。

 川沿いだから風が流れる。
 コクピットにいると涼しい。

 散歩に出かけて,昼酒をやるのが連泊地での正しい過ごし方。昼前にはお店も開くだろう。
 調子に乗って生大を頼んでしまった。一気に飲まないとぬるくなってしまう。
 やっぱり地酒を飲まないと…
 やっぱり揚げ物食べないと…
 色々と食べ過ぎた。
 店を変えよう。

 やっぱり冷酒を飲まないと…
 けっこう飲んでしまった。これでは夜の楽しみがなくなる。
 一旦ヨットに戻ろう。

 酔いも覚めた。風呂で一汗流そう。
 帰りはご用心だ。

 ちょうど暖簾を出したところに出くわしてしまった。
 餃子で生ビールも悪くない。

 滞在した時は飲んでばかりいる,少しも代わり映えのしない僕のクルージング。

⛵ケンチョピア