Sunday, February 06, 2022

白波だらけでした

 回航(1月29日)後ずっとご無沙汰していたが,8日目にようやくマリーナに出かけた。 

 風が強い。ディンギーは出ていないが,1艇だけ見えた(J24かな?)。

 上架したのが4日金曜日。この風では塗装はきびしいね。

 無線機と干渉してすぐに電源が落ちるのが分かったので昇圧コンバーターはキャビン右バース下のバッテリー格納庫に移動させてある。したがってスイッチもその外側のパネルに設置した。
 ところが,アマチュア無線機はキャビン左のチャートテーブル上に置いてある。無線機を使用した後,うっかりコンバーターのスイッチを切り忘れることはないと思うのだが,切ったのか切っていないのかをいちいち確認するのが面倒だ。

 本来なら昇圧コンバーターをここに置いてオンオフはこのスイッチを利用すればよかったのだ。傾いているのは接点を磨くために取り外したからで,僕の水平(感覚)が狂っているわけではない。ほうら,ネジがついてないでしょう…なんの言い訳やねん😅
 パイロットランプを付けた。
 ちゃんとあかりも点いた。
 やれやれ,これで少々ボケていても大丈夫かな。

Saturday, January 29, 2022

ようやく回航しました

 いつも通りの6時半に起きた。

『東日流』艇長から熱々の洋風おでんの差し入れがあり,出港後,温かいうちに頂いたが,寒いからと言って一杯引っかけちゃだめですよ。ごちそうさまでした,ありがとうございます。

 風はまさしく法則通りの真上りで悲しくなってくるが,弱いことだけがまだしもの救いだ。

 ずっとこんな感じだった。やだね〜艇速は時に2kt台に落ちる我慢の機帆走,否,セールの恩恵はさっぱり受けていないから機走だ。

 加太瀬戸へは変針しないといけない。風向きもよくなってきたし,潮にも味方されて周囲の景色にも変化が出てきた。

 さっきまでのマイナス分を取り返す走りになってきた。

 雑賀崎沖,アビームから徐々に風が後ろに回ってくる。ジブをたたみ,メインセールだけで走るがそれもすぐに諦めた。マストトップの風見がくるくる回り出した。マリーナシティまではまだ2マイル強あるがメインセールも下ろした。

 いつもと反対側の南側に着ける。
 ワンラインで舫を取るが,一旦ニュートラルにしている時になぜか回転が落ちてエンジンがストップしてしまった。かけ直して前進を入れ,舵を左に切ると,ようやく艇が桟橋にくっ付いた。

 ちょっといじってアイドリング回転数を上げた。

 はい,きれいになりましょうね。

佐野漁港発       07:50
和歌山マリーナシティ着 14:10(26.91NM)

Friday, January 28, 2022

しんしんと冷えてくる船内が心地よい

 そりゃそうだ前回の船底塗装は14ヶ月も前なんだから走るわけがない。上架して船底塗装,各部の点検もして春からのクルージングに備えよう。
 明日土曜日の友ヶ島水道南流は09:06から始まり14:28に終わる。最大は11:31で1.7kt,潮との関係は至ってよろしいが,なにせ4kt出ない艇速だから9時出航では遅い,8時前にはメインセールを揚げていたいところだ。港へは交通機関を乗り継いで行くわけだが,始発を利用しても8時がやっとで,ちょっとまずいねと前夜泊することにした。泉佐野駅に着くのは21時ごろだから,「まん防…」措置とかで巷ちまたで飲んだくれる心配もない。

 明石海峡大橋のライトアップがきれいだった。

 こんな機会だからと航海灯の点灯テストをする。両色灯・マスト灯・停泊灯・船尾灯全て異常なし。

 おや,コンパスライトが点灯しない。ヒューズをチェックするが切れていない。断線,球切れ,スイッチ不良…また,後日調べることにした。

 さっさと寝ようと思っていたが,

 チープなトリスで一杯だけやった。
 おやすみなさい。

Thursday, January 27, 2022

お昼にストンと風が落ちました

 今日は遊べるはずだと港に来ているのだが,岸壁をバースまで歩いていく途中に見上げる風速計はさっぱり回っていない。

 なおもコクピットから未練がましく観察するが,昨日と違って風向計はどの艇も同じ方を向いている。それってちょっとは期待してもいいかもしれない。キャビンに入り,バウハッチを開放して空気を入れ替える。ふと窓越しに隣艇を見上げると,アイスクリームディッシャーがたかだか残像なしに見えるぐらいではあるのだが回り出した。

 ヨタヨタだが風向が安定しているので楽チンセーリングだ。

 テルテールが情けないがこの後回復した。艇速は3kt台だが文句は言わない。
 1時間ばかり走ってからタックするが,遠望する大阪市内工場煙突の煙は真っ直ぐに上っている…

 バースに戻った途端に汗が出る。高いコンクリート岸壁は北風を遮り,十分に蓄えた太陽の熱を放出している。一番舫を取っただけで上着を剥ぎ取り,さらにインナーも脱ぎ捨てた。おかげでデッキでの作業がしやすくなった。
 忘れていた。昨日100均で水性塗料を買ったのだった。試しに塗ってみよう。
 
 板とスイッチを取り外して塗るのが正しいが,そうなると全ての配線を外さないといけない。緑青が出て汚れた部分を隠すだけなので手抜きマスキングで誤魔化した。でも,このパネルもいずれ作り直さないといけないなあ。

Wednesday, January 26, 2022

錆びていました…

 いい風を期待して港に来たのだが…

 ヨットの風向計はおのおの好き勝手な方を向いている。風速計が少し回った。「しめた!」ともう一度見回すと,さっき見たのとは違う方向を指している。ようするに風がないってことですね。

 スターンロッカーから水中ポンプを取り出す。

 見るも無残,プラグが錆びてしまっている。横着してホースにつないだまま収納したからだ。十分に水分を除去したつもりだったのだが。
 内部が錆びたために使えなくなり捨てたインバーターがあったが,シガープラグは生きていたので取り外しておいた。線をつなぎ変えればすぐにでも使えそうだ。
 錆びたプラグの根本からケーブルを切断し,皮を剥いで導線を確認するとマイナス線が黒くなっている。導通もなしだ。手持ちのケーブルがないのでここまで…つづく。

 本体側もチェックしておく。
 少々緑青が出ているがなんとか使えそうだ。

 キャップのOリングは交換した方がいいだろうね〜最近Oリングに関わるメンテが多いなあ。

 ポンプが使えないので,バケツで海水を汲んでコクピット床の掃除をした。
 
 踏板を被せてあるが,ここに短期間でびっくりするほどの小さなゴミや埃がたまる。床面より凹んでいるのだから当たり前なんだけれどね。黒いのは手動ビルジポンプのゴムだが,蓋(踏板)をしてあるせいで紫外線による劣化はないようだ。

 船底塗装のため週末に回航予定だ。
 本体燃料タンクは満タンの60L,ポリタンクには5Lぐらいは入っているから,和歌山までの往復には十分だし,徳島ぐらいでもなんとかなりそうだ。でも,船底がきれいになったらすいすいと走れるようになるだろう,そうして冬のいい風をつかまえることができたら,ついつい港みなとの誘惑に勝てなくなり寄り道しそう。いや,するだろう。そうなると燃料が足りない…20L×2の40Lだけ追加しておこう。「今113円/Lなんですよ。」とローリーできた業者さんが申し訳なさそうに言う。確かに高くなったよね。

Monday, January 24, 2022

古い物でも捨てません

 ふと目にした燃料濾し器から軽油漏れのツイート,そういや僕のも漏れていたし,結局アッセンで交換したのだった。古い濾し器と言ったってプラグが馬鹿になっただけで,他には異常はない。穴を開け直して予備として持っておく予定だったのをすっかり忘れていた。
 8mmのタップは持っていないと思っていた…『Wiz of Oz』艇長が「預かりますよ。」と甘く囁いてくる。

 ありました!工具箱の中にM8のタップ。それ以外も全部サビサビ赤イワシのようになっていたので先ずは真鍮ブラシで掃除をする。
 おかしいなあ,同サイズ(M6)の物が2本もある。よく見ると1本は欠けているので買い足したらしい(いつのことかはさっぱり記憶にないが→この時だった)。
 
 カップをしたままだと削りカスが取れないので外さないといけないが,エンジンに付いている時と違いなかなかやっかいだ。

 木に固定するとエンジンにマウントされている時と同じように外すことができた。やれやれ。
 ようやく分離できたけれど,今度はドリリングに負けてしまって片手で支えられずに自転してしまう。

 再度取り付けて,ようやく下穴を開けることができた。

 なかなか垂直を取るのが難しいね。タップにナットを入れてやるといいと『Wiz of Oz』艇長から聞きました。
 なんとかタッピング終了。

  見事に潰れているM6のプラグ。スリットはエアベントでしょう。M8のタップを立てたので代わりの物を買う必要がある。10年以上前にやろうとしていたことなんてすっかり忘れていた。呆けすぎている。締めれば漏れず,緩めればエアは出るだろうから普通のボルトで代用する。
 手持ちのボルトは全部長すぎるのでここまで…つづく。
 
 コクピットがあまりにも汚い,いや,埃っぽい。水を流しながらの清掃が手っ取り早いと,海水ポンプを探すが見つからない。仕方がないので「汚れがよく取れる」とコピーが入った不織布で拭き掃除をする。
 そろそろ帰るかなとバルブ,電源をチェックしてからハッチを閉める。その時電光石火の如く記憶が蘇った。そうだ,スターンロッカーに収納してあったのだ。今日はこれをあわせて呆け二連発だ。三連発を喰らわないように早々に退散するのが正しいね。

Saturday, January 22, 2022

「初」登り…自艇の

 えらい曇り空じゃないか,風も弱いし,予定通りにメンテナンスをしよう。
 バッテリー配線をより美しくしようと思っていたが,なかなか焼きそば状態は解消しない。全部外してやり直すのが一番いい方法かもしれない(しないけれどね)。それでもくねくねした8sq,14sqケーブルの取り回しは少しはよくなった。
 あれあれデッキに出ると,青空の面積が大きくなってきているではないか。視界もよさそうだし,マストに登って上部のチェックとシーブのキィキィ音を防ぐために潤滑剤でも注入しよう。
 
 追手の時にセールがスプレッダーに干渉するので保温チューブを巻いていたが,インシュロックが外れている。あいにくインシュロックはチョークバッグに入れていない。とりあえず上まで行って先にグリーススプレーだ。ノズルをつけようとした時にそいつの頭(指で押す部分)が落ちてしまった。一旦降りなきゃいけない。最近,一度で済む行程を二度三度とやっていることが多い。明らかにボケているのだ。
 再登して作業終了,マストトップの点検とシャックルの点検,その他も異常なしでやれやれだ。

 プーリーからロープを外してラッペルします。

 降りてきたら『ocean』さんがコーヒーを淹れてくれた。ごちそうさまでした。

 すっかり雲がなくなった,ど快晴じゃないか!しかも夕方までずっと。

 生酛のラベルが付いた一升瓶がぷかぷか浮かんでいる。僕は飲んでいませんからね。

『風々』で『LEIA』艇長も交えてコーヒータイム。ごちそうさまでした。
 明日は全日雨の天気予報,宅飲みの誘惑を振り切れるかなあ。