Saturday, February 10, 2024

加太港へ,お気楽クルーズ

 3艇で久しぶりにクルージングに出かけることになった。行き先はこれまた11ヶ月ぶりの加太港だ。そして一風呂浴びた後に,『はまい』の800円定食で一杯やるのが正しいと飲み食いのことしか考えていないが,近場クルーズはそれが楽しいのさ。

 3艇並んで停泊しているので,順序よく出ないとね。
「今日は晴れやったんと違うんか。」
と『Wiz of Oz』艇長がぼやく。海面にぽつぽつと雨粒が…

 なんだか冴えないが,関空島のブランケットを抜けるとさざ波が広がってきた。

 後ろに『Bonanza II』と『Wiz of Oz』。風向が安定しないのでウインドベーンは使用しなかった。真上りを避け少し左(東)に振るが,あんまり岸に寄りすぎると海苔網にぶつかってしまう。

 これ以上振りたくない。

 3回目のタックでようやく加太瀬戸の入り口を狙えるようになった。

 青空が広がってきたよ。

 いつもの場所に舫う。30ftだと3艇は停泊可能。

 桜の季節にはまだ早いが到着ビールはこれ。

 漁協の巡視艇『はやて』の浮桟橋には停めちゃダメですよ。

 淡島神社前の『魚市商店』でこれを買うのも定番化している。何気にうまいんだよね。

 着岸してからすぐ『はまい』に電話を入れる…ええっ,ショックを受ける…

 銭湯に行く前に店を訪ねた。
 女将さんが亡くなられたこと,大将が詳しくお話をしてくれました。謹んでお悔やみを申し上げます。
『はまい』いい店でした。

 シャッターが開く前に数人の地元のご老人,そこに私たち3名(1名はまだ老人ではないよ),四方山話をしながら待つ。3時半と書いてあるがたいてい開くのは3時36分,『Wiz of Oz』艇長によると,オヤジさんがそろろろかなと時計で3時半を確認し,それから開けるから時間差があるとのことだ…真実味があり過ぎて笑ける。

 新規開拓と言いたいところだが,実は一度入ったことがある。いや正確に言うと同じ場所にある店に入ったことがあるだ。同じ店なのだろうか…

 愛想のいいお姉さんに迎えられて入店する。

 和歌山の地酒があるじゃないか。

 ほれ,まだまだある。

【お造り盛り合わせ】おいしゅうございました。他のメニューもいけましたよ。また来よう。

 淡路島に夕陽が落ちる。

 飲み足りない僕たちはやっぱり仕入れないといけない。

 風向きよく,ヨットはうまい具合に岸壁から離れている。本日は大潮,出かける前にフェンダーを下げておいた(ビニコンの方)。

 満潮近し,180cm。深夜に最大干潮で−22cm。
 カゴを持って『Wiz of Oz』にお邪魔しに行く。

 コクピットで飲んだくれる。いい調子で酔っていると突然ぱらつく。あわててキャビンに退避し,今まで以上に飲む気満々になったのは言うまでもないことだ。明朝の最大北流が8時なので早起きしなくてよいのは何よりだ。

佐野漁港発 09:00
加太港着  13:40

Friday, February 09, 2024

両舷とも設置できました

 ぽかぽか陽気が続いている。明日からの3連休だが,土曜日はまるまる晴れ,日曜日は夜半に雨,月曜日はまた晴れと予報が出ている。サンデー毎日な僕には連休は関係がないが,久しぶりに現役(仕事がだよ)のヨットマンと出かけるとなると,クルージングは休日しか考えられない。

 快晴じゃないか。風はほとんどなし,念の為に関空島アメダスの数値を見ても0.7m/sとこれじゃ出ても楽しめないねと,もっともらしい理由ができたから作業に専念できる。

『PENYY LANE』艇長と朝の挨拶,僕の隣の『Bonanza II』艇長もすでに来ていた。この風じゃ出る気はないらしいがエンジンだけはかかっている。そういやしばらく顔を見ていないし,久しぶりだとチェックは必要ですね。
 今日は左舷側のクリート取り付け作業をする。実は作業に使っているディスクグラインダーは彼の所有物で何かお礼をしないといけないが,余った切削砥石でご勘弁願った。
 切粉が隣艇に飛ばないようにライフラインからハルにかけてカバーを掛けておいたが,ごく弱くこちらに大気が流れているらしく必要はなかった。
 相当頑丈なアルミで前回の学習を思い出し,送りをゆっくりと切断するが,身を乗り出して外側から刃を当てるのは結構なバランスを強いられる。『Bonanza II』艇長にもお手伝いいただいてなんとか午前中に設置できた。

 これで寄港地での舫の取り回しが楽になる(と思う)。

 いち段落ついたし,飯でも食いに行こう。

「お子様カレーセット」が気になるが…

「大人」らしくギネスにした(グラスは黒生ですが)。

 ヨットに戻ったら清掃が待っている。けっこう広範囲に切粉が広がっていて,シーリングをしたので水洗はせずに今日は掃いて吸い取るだけ。それが終わってから,3日間使いっぱなしだった道具の手入れと収納,ハンディ掃除機と電動ドリルの充電…みなさんお疲れ様でしたとツールにお礼を言っておく。

Thursday, February 08, 2024

ミジップクリート付けましたよ

 今日も晴れ,一部を切り取っただけのガンネルの始末をしないことには落ち着かない。あまりもみっともなかったので昨日は写真すらアップしていない。

 昨日よりスムーズに作業が進む。砥石が減るのは送りが早過ぎるのではと教えてもらったのでゆっくりやった。凸凹面を整形すればなんとか見られる状況にはなりそうだ。
 
「何か手伝うことはないか?」
と『東日流』艇長から声をかけられる。ちょうどちょい出していた『PENYY LANE』が帰ってきたので拙艇でコーヒータイムならぬココアタイム,いや正確にはcacao con lecheだからミルクココアタイムだ。
 クリートは2本のボルトで取り付けるが1箇所はすでに開けてある。ボルトを通したクリートを置き,もう1箇所の穴に8mmドリルを入れ,先を当てセンター位置を決めてから一旦クリートを外しドリリングした。相変わらず抵抗が大きい。アルミもデッキも厚みが相当ある。
 
 なんとか付きましたよ。
 ガンネルの穴を利用してロープのガイドらしきものを作ろうとしたけれど,あまりの頑丈さにめげてしまった。ロープを穴に通すのはめんどうだから大きめのカラビナでもかければいいかなと思っている。ジブトラックに取り付けるクリート使用時にも要とあればそうしていたしなあ…

 端っこはもう少し角度を鈍くした方がいいとのアドバイスを受け,少し削る。

 はい,これでおしまい。やれやれです。
 細かい切粉を掃き取り,さらに掃除機で吸い取る。シーリングしたので洗い流すのは明日,気分が乗れば左舷の作業もやってしまおう…ほとんどポート着けするので本当はそっちからするべきだったよ。そうそう,切削砥石をまた買わないといけない…

Wednesday, February 07, 2024

ちゃっちゃとできませんでしたわ

 5日の月曜日は雨が降ったから気になるのは雨漏りだ。

 からっからでホッとしたよ。

 ここにも垂れた形跡はない。
 
 遊べる風が吹いていたら出ようと思っていた。栄養補給には飴がよろしい。

 子どもの頃すでに古くさかった「飴」だが,なかなかどうして今食べてみると素朴でよろしい。歯にチャッとくっつく感触も懐かしい。
 ちなみによく食っていたキャラメルは,『一粒300mグリコ』で,とりわけ収集癖があるわけではないがA3サイズぐらいの缶箱一杯ぐらいおまけがたまっていた。

 これでは出ても面白くないね。作業をしよう。

 新しく手に入れたボルトはジャストサイズだった。それではとガンネルを切り取る作業にかかる。縦に切れ目を入れ,立ち上がり部分を切り取るために横に切断していく…揺れているデッキの上での作業はなかなか思い通りに行かない。隣の『Bonanza II』のデッキからやろうとするとヨットとヨットとが離れいていく…当たり前やんか,作用反作用。

 あっという間にすり減ってしまったので作業は中止。
 デッキフィラーの穴あけの際にやったことを思い出した。削る代わりにドリルで穴をたくさん開け,その後でサンダーで削ればいい。
 しかし,ほぼデッキと同じ高さの位置に穴あけするのは,(ドリルの)ボディの厚みが邪魔するのでこれも外(海)側からやらないといけない…とまあさっきと同じ状況ですね。この情けない状況をヨット仲間に伝えると,『Wiz of Oz』艇長からいつものように有益なアドバイスをいただいた。ありがとうございます。
 明日も明後日も天気は上々風はなし,メンテナンスに没頭しないとね。

 ぼけっとしていたのがバレたのかもしれない。『LEIA』艇長からコーヒータイムのお誘いがかかる。ごちそうさまでした。

Sunday, February 04, 2024

軽風で楽しむ

  起きたらすぐに窓はフルオープン,季節は問わずだ。この時期はキンキンの冷気が心地よいが先に視界に入ったのは裏山の雪景色だった。路面はと見ると融けきっている。南岸低気圧がもたらした湿雪だろうなあ。
 関空島近辺の風予報を確認すると,NE 10m/s前後のようだ。今日も真面目にセーリングしよう。
 拙宅のある南河内は鈍い色の雲に覆われていたが,和泉の国に入るに従ってどんどんと青空が広がってきた。洋上でもきっと裏切られないだろう。

 あれれ,昨日より風が弱いじゃないか。艇速は4kt以下が続く。

 さて,昨日変更したPendulum Sheet Linesの操作性はどうだろう。
 タックして再セットする度にシートの掛け方を以前のようにしてしまう。慣れというのは恐ろしいが,やっぱり断然こちらの方がいいじゃないか。

 そこそこ走り出してきたので気分は上々だ。

 いい気になっていたら情けないほどの曇り空になってきてしまった。

 愚痴を言っているのは僕だけで,ウインドベーンもフクちゃんもしっかり働いている。帰ろうなんて考えないでこのままセーリングを続けよう。

 我慢したかいがあってまた青空が広がってきたし,艇速も5kt出ている。遠くに『東日流』が見える。

『東日流』は昼食中でカップ麺を啜っているようだ。わざと見せに来たのか…

 もう1艇いたのは佐野漁港の『IZUMI Ⅱ』でした。お久しぶり。

 適当に遊んで港に帰る。日曜日は漁船優先時間帯がないのでお気楽だ。

 岸壁で『LEIA』艇長と話をしていると,なにやらゆらゆらと近づいてきたのはエイでした。お願いします,船底をガリガリやってよね。

Saturday, February 03, 2024

ダメ元で出たが,遊べたよ

 先日『Wiz of Oz』艇長経由で届けられたボルトをクリートに差し込んでみた。

 先がここまで出ていると問題なしですね。でも,取り付け作業はしないで舫を解いた。

 関空島アメダスの数値5m/s〜6m/sに期待してるが…

 佐野漁港沖ではさっぱりやないか。1kt台の艇速で漂うように前に進む。

 ヒィヒィ言わせてんのんはワイとちゃいまっせ,定まらない風向のせいです。
 VクリートにかけたPendulum Sheet Linesを後方に引っ張って調節している(***で後述)。

 ようやく走り出した。3kt〜4ktと徐々にスピードアップしてきたので気分がよろしい。

 鉛色の空が消えた。風はますますよろしい。

 そろそろ帰るかなとタックした。ポートで走ると0.5〜1kt速度が落ちるのが常だった。のんびり帰っていると急に走り出してきた。ところどころに白波が見えてくる。このまま戻るのはもったいないと,タックを返しまた沖に出て行く。

 5kt後半出てるじゃないの。

 時々ヒール角が20°を越えるが,概ねそれ以下の快適なセーリング。

 そうそう帆走中なのだからオケラをチェックしよう。西には本船がいるのでジャイブする。

 アビームからクォーターリーで走る。オケラネットだが,あいにく電波状況は悪くモゴモゴしか聴き取れない。

 13時前になっている。いつものように泉佐野港でセールダウンし着岸の準備をした。
 誰もきていないかと思ったが何艇かに人影を見つけた。つけてしばらくしてからコーヒータイムのお誘いがかかる。『風来坊』にお邪魔すると,『東日流』艇長に『秋桜』艇長もいる。キャビンの中に巻き寿司のかけらがある。どうやらこの爺さんたち*2は恵方巻きとやらにかぶりついていたようですね。
 自艇に戻って後片付け。本日の走りでは,ロワーシュラウドのテンションはいい具合に調整できていたように思う…つづく。
*1ホームポートは佐野漁港で,かつての淡路島(津名港)行きフェリー乗り場が泉佐野港(のようだ)。
*2私も高齢者ですが…

***Vクリートの向きを反対に付け替えた。これだと自分のいる側にシートを引けるので,はるかに使いやすいはずなんだが…ずっとPendulum Sheet Linesをスターン方向に引っ張っていて,何か理由があってそうしたのかもしれないが覚えていないのだよ。次回に操作してみれば答えは出ると思う。

 帰路,スーパーに寄るがえらい混雑だ。寿司コーナーには本日中にこれだけ売り切れるのかと心配になるぐらい大量の巻き寿司が並んでいる。

 私はやっぱり気になるこの売り場に寄ってしまうのであったよ。

Tuesday, January 30, 2024

陽気がよろしいね

 今日はほんまに風がないわ〜
 年末には大掃除というのが恒例行事になっているのだが昨年末にはちょっと体調が悪く,そのままになっていた。ここらで清掃活動をしよう。

 スターン側からの太陽がうれしい。

 棚の荷を全部出して,壁面を確認するとあちらこちらにカビらしき黒い点がある。キッチンハイターで拭くと取れるが,閉め切ってやると塩素臭がつんつんくるのでよくないね。

 港湾案内図は自前だが,ほとんどの本は前艇,それに今の艇の前オーナーが積んでいたものだ(と思う)。持ち帰っても読むことはないだろうからそのままになっているが,連泊でiPhoneを充電している時やラジオが聞こえにくい時なんかは稀に目を通すことはある。
 
 お昼になったのでオケラに周波数を合わたけれど微かにとれる程度。ちょうど『東日流』艇長から電話が入り,コーヒータイムだと『風来坊』にお邪魔した。ごちそうさまでした。
 自艇に帰って掃除の続き,やっつけ仕事にならないようにのんびりやる。大抵飽きてきて最後は帳尻合わせなんてことが多いんだよね。
 次回は外回りでも磨き上げることにしよう。

 ヨットを離れる前に写真を撮るのはバウハッチの閉めたかどうか忘れるからで,さすがに出入りをしたコンパニオンウェイの差し板は確認の必要はないだろう(と思う)。

 帰りに寄ったスーパーでは各社の桜ビールが売られていた。ビールはやっぱりサッポロだよね。
 さて,今年もヨットで花見に出かけたいものだよ。