Thursday, March 07, 2024

やっぱり昼までやったわ

 自転車で港へは通常山沿いの旧道を行くのだが,道路の凍結ももうないだろう(と思う)。
 両膝の半月板がないので筋力が衰えると歩行にすら支障が出る(走るのは論外)。昨年末に7週間ほど体調を壊し運動もしなかったので,年明けには階段を降りるのに苦労する始末だった。膝にはまだやさしい自転車は格好のトレーニング兼交通手段で,晴れているのならペダルを漕いで行くのだが,昨日までの天気予報とは大いに異なり,厚い雲が全天を覆っている。意気消沈…
『Bonanza II』艇長が同乗して,よい風を求めて港を出た。

 なんと泉州側はこの通りの青空,風は10kt内外。

 昨日までは強風だったのか波が悪く,艇速が安定しない。フルセールで出たがヒールがきつくなってきたので,ジブを少し巻いた。
 関空橋手前でタックして岸和田沖を目指す。AIR VANEは中間サイズでピッタリのようだ。

 AIR VANEは中間サイズでピッタリのようだ。

 再度タックして関空島北端の黄色浮標まで行こうとするが,なかなかB滑走路の誘導灯まで行けない。さっきまで見えていた白波がすっかり消えてしまっているし,艇速が乗らずにタックができないし,ゆるゆるとジャイブで回頭し,微風の追手でちんたら帰港する。

 鵜の居場所がなくなったよ,途方に暮れているように見える。掴まずに平らな所に足を置くのは苦手なのね。

 向こう側が和泉葛城山系。まだまだ雲に覆われていますね。

Monday, March 04, 2024

年に一度のウインチ掃除

 今日は出ないぞと心に決めて港に出向く。港内のさざ波も,見上げるマストトップ風速計の動きにも誘惑されない…

 ベニア板をライフラインにもたれさせかける。メインハリヤードを後退させてからコクピット上部にオーニングをかける。これで飛び跳ねた部品が海に沈んでいくのも防げるはずだ。
 外観はピカピカしておよそ整備の必要性は感じられない。
 爪→蓋→爪→爪の順で外していく(恥ずかしながら,バネのような,爪のような物の名称は知らない)。

 外側(ドラムと言うのか)を外してから,3つあるローラーベアリングを外す。

 ステンレス台座のボルト4本を抜いた(貫通していないので楽ちん)が,密着しているので薄手のスクレーパーで隙間を作らないと本体は外れない。
 さあ,洗浄だと灯油入りのポリタンクを探すがない。拙艇の燃料ポリタンクは先日空になった…困った。僚艇の軽油ポリタンから500ccばかり失敬する(事後報告ですみません)。洗面器に入れブラシで擦ると出るわ出るわ汚れのかたまりが。さらにパーツクリーナーでしつこく洗い流した。
 プライマリーウインチが終わってからハリヤードウインチ,計4個きれいになりましたよ。回していないが軽いカラカラ音が聞こえてきそう。
 実はもう2個,ドジャーに隠れているオリジナルのプライマリーウインチが2個あるが,こいつが曲者で外せない…つづく

 作業の後は手洗いだ。
 水曜日(2/28)に給水したのでジャバジャバ使える。なのにケチって最初は海水で洗おうとするのはクルージングの癖が抜けきれないからだ。用心深く蛇口を抑えながらポンプスイッチを踏まなきゃいけないのに…それ見たことか,蛇口が吹っ飛んでしまったよ。あれれっ,シンクの水が抜けないのはなぜだ。プランジャー(ラバーカップは和製英語で本当はこう言うらしい,知らんけど)でパコパコやると水が吸い込まれていった。前回の清掃からそんなに時間が経っていないのに…

 ずっと晴れていたのでキャビン作業していても苦にならない。フリースも脱いでペラペラのメンテ用上着だけでも汗をかくほどだった。

Sunday, March 03, 2024

港は賑やかでしたよ

 自宅近辺の山から,ホーホケでもないしケキョケキョでもない,完璧にホーホケキョの鳴き声が何度も聞こえてくる。一羽なのだろうか…春告鳥ですね。
 港では,すでに何名かが出艇の準備をされていた。今日もそこそこの風で遊べそうだ。

 昨日に引き続き雲なし。

 思ったより風は弱い,フルセールで走る。反応が鈍いのでこの後,AIR VANEは大きな方に交換した。中間サイズのAIR VANEを触るとバキバキと面が壊れる。紫外線による劣化が激しい。これも近々再製作しないといけないなあ,作業リストの項目がもう1行増えた。

 いつものように往復運動しているだけのセーリング。
 ポートで沖へ出ていくが,更に風が弱くなってきた。ジャイブしてスターボード。5kt以上維持しているのでこれを繰り返せばしばらくは遊べそう。でもね,結局,速く走れたのは関空橋を吹き抜ける風を受けている時だけだったのだ。

 AISアプリを起動させた。神戸港から出航したらしい『みらいへ』が南下している。3月10日スタートの日本パラオ親善ヨットレースに伴走するとあったので横浜に移動かしらね。いいなあ。
 17時頃にチェックすると,紀伊水道を南下中だった。ご安航を。

Saturday, March 02, 2024

3月になっていたのね

「今日はずっとええ風っぽいで。」
と本日はメンテナンスに徹するらしい『Bonanza II』艇長のありがたいお言葉を聞いて舫を解いた。
 いつものように港口は風見が一定しない。この風ならセーリングで難なく出られると,船溜まりですでにジブも展開しているのに,風見は落ち着きのない動きで,とうとう逆ジブになってしまったじゃないか。赤灯を過ぎるとようやく風向は安定してきたが,風が弱くなっている。関空橋の向こうに煙突が見える。たしかさっきまでは,煙が横に流れていたはずだったのに…
 ティラーを持ちながら唐突に枕草子に煙のことを書いている段があったはずだと記憶を辿る。ことさら馬鹿をさらけ出すこともないが,ブログの内容が貧弱なので更に続ける。
…まいてけむりのほそくたなびきたるはいとをかし
 やったかなあ。
>紫だちたる雲のほそくたなびきたる
>まいて雁などのつらねたるが いと小さく見ゆるはいとをかし
>煙の残りたるは 今のよりもめでたし
↑がごちゃまぜになっているようだ(家で確認してよかったよ)。まあ古典・漢文の学習は中学時代にしかやっていないしねえ。何度か書いたことがあるが,高校(高専)で3年間に現国の教科書はたったの1冊しか使用していないし,社会科の地理に至っては,休講が何ヶ月か続いた後にようやく授業が始まったが,マッターホルンが如何にしてできたのか,実は氷河がこう削っていったのだという過程をノートに描いていただけだった(担当教授が山岳部の顧問だったからだと思っている)。

 ほれ,まっすぐになってもうたやんか(真ん中橋脚の右の煙突),たなびいとらへんがな。
 堺泉北臨海工業地帯の煙はたなびいておる。

 いい風で走りたいので北上する。

 太陽が眩しくてよろしいね。

 なんじゃいな,この不甲斐なさ。
 それでも1時間はねばったよ。

Wednesday, February 28, 2024

もう少し乗っていたかったよね

 風は?昼頃に落ちるようだが…

 AIR VANEはこれにした。中ぐらいのサイズが欲しくて4年前に自作したものだが,ずいぶんとくたびれてきた。取付部がやわすぎて少し凹んできている。おいおい修理しよう。反応自体は全く悪くない。

 出航時には雲が少し残っていたが,すっかりと晴れ上がった。この青さがたまらなくいい。

 ジブは少し巻いてちょうどぐらい。4ktで満足していたらするすると走り出した。5kt台が出たので気分もいい。
 
 風が弱くなるのが少し早すぎないかい…巻いていたジブを徐々に繰り出した。

 結局,フルセールじゃないか…

 より敏感に反応する大AIR VANEに交換した。

 和泉葛城山系は言うに及ばす,北摂の山,生駒山系,金剛・大和葛城山系まできれいに見える(もちろん六甲もね)。
 風さえよければ景観満喫セーリング,関空島北西面を南下しようとすると,風見は回りだすし,対地速度は1ktを切っているじゃないか。あっさり微風の追手はあきらめて,もと来たコースを戻った。

 バースに戻る前に水揚げ場に寄る。本日,漁協はお休みなので時間を気にせずに使える。来月に上架整備の予定だからと先日のクルージング後に給水もせずに清水タンクは空っぽにしていたが,普段の掃除にも困る始末だ。やっぱり入れておこう。200L満タン,少し左舷に傾いたままバースに戻った…右舷に座ればよかったのだ。
『LEIA』艇長からVクリートを受け取る。晴れているし,ぽかぽか暖かいし,エポキシ接着には問題ないか…穴開けしないで取り付けた。

 防波堤上,遠くに見えるのは六甲山系。
 帰ろうとすると港内にさざ波が立ち始めた…こんなもんさ。

Monday, February 26, 2024

同乗者あり

 おっ,いけてるやんと用意をしているところに『PENYY LANE』艇長がやってきたので,
「乗ってく?」
と誘う。

 こっちからの入港はダメですよ,『出口✕』の看板があるでしょ。

 フルメインにジブを少し巻いてちょうどの風。佐野沖のたちの悪い波もなく滑るほどでもないが4〜5ktで走っているので気分はいい。

 出航時は青空が広がって,『Bonanza II』と
「こりゃ出ないとね。」
なんて言っていたのだが,みるみる内に全天曇りになってしまった。2時間ばかり遊んで,風が落ちたので帰港した。

 月曜日だったが僕を合わせて6名の来港,やっぱり春なのかしらね。
 片付けが終わったところで『風来坊』に出向き,コーヒータイム。ごちそうさまでした。

 ゴーゴーと唸り音が聞こえてきた。この港で20kt近く吹いている時はだいたいこんな感じだ。

Saturday, February 24, 2024

寒さがぶり返しましたが…

 金剛山の山頂は雲に隠れているが,中腹には雪が見える。昨日より10℃以上も気温は低いが,真冬の底冷え感はなく体の芯から寒さを感じることはない。
 関空島アメダスの風速は12ktあるかないか,マストトップの風速計もカップが見えるぐらいにしか回っていない。

 フルメイン,ジブは少し巻いて出航した。

 今日もお世話になっています。

 フクちゃんもせわしそうに動いている。航海中は取り入れ,休ませてあげたいが,ここに着けてからそのままになっている。申し訳ないなあ,ごめん。

 セールの陰にならない限り暖かい。

 おやっ,そういえば先日の入港時に作業の方がドリリングされていたのはこれだったのか。

 佐野漁港入口。

 ↑の写真の内側。

 おや,看板の枠も撤去されて防波堤に直接取り付けられている。

 港出口はこちらです。

 以前の様子(2013年)。1枚の看板に1羽の鵜がお約束。他の鳥(サギやカラス)は遠慮していた(鵜に追い払われるようだ)。

 2018年の台風で飛んでしまって,そのままになっていた(つい先日まで)。

 自艇の片付けが終わってから『風来坊』でコーヒータイム。ごちそうさまでした。

 たくさんあるからとスポンジ材が入った両面テープをいただきました。ありがとうございます。

 吃水より上が汚いこと。海水中の鉄分が付着するのでこうなってしまう。上架したらきれいにしよう。

 明日は終日雨予報となると…

 帰りに仕入れるのが正しい判断。