4時に目覚ましが鳴った。心地よい疲労感で寝落ちしてしまったらしく,朝なのか夜なのか分からなかった。
朝飯よりコーヒーだ。
昨晩地元ヨットマンの『FANCYBELLE II』艇長から対岸に移した方がいいと言われていたので4時20分には舫を解いていた。ほぼ満潮,乗り降りに支障はない。ほどなく『sannaviki』も移動を開始した。他艇はおいおい動いてくるだろう。
6時過ぎには4艇とも移動完了した。
昨日いただいたパンはハムトーストにして食す。4枚切りとかの厚切りは大阪だけかと思っていたが,今や全国区だね。ふわりとして美味かった。
2週間ぶりのコインランドリー。風呂で着替えた下着の汗が乾かずにねとっとしている。さいわいカビは生えていなかった。
ええっ⁉︎洗剤自動投入じゃないんだ。ヨットにあるのに取りに帰るのは面倒だ。壁に洗剤自販機があって助かった。10円玉4枚を入れる。
洗濯・乾燥,計40分。Wi-FiがつながりiPhoneのバックアップも取れた。
ヨットに戻って明日以降の航程をプロットしていると外から声がする。
「誰かいる?」
ヨット関係の方かな…漁師さんでした。これから漁船がたくさん帰ってくるので,できれば間隔を詰めて欲しいとのことだった。台風避泊の心配もしてくれている。
岸壁に定間隔に設置されている街灯に干渉しないように少しずつ詰めていった。
『KAWASEMI』艇長から電話,釧路名物の【スバカツ】を食べに行かないかと。躊躇する理由なし,ぞろぞろ4人で出かける。
生大で乾杯(『sannaviki』艇長は断酒している),どこでもサッポロが飲めるしあわせ…
メインの【スバカツ】。一口食べてからは下品なぐらいに粉チーズをかけ,タバスコを振る。熱々、ボリュームたっぷりのパスタ,ごちそうさまでした。
ヨットのメンテナンスもしておかないといけない。Vベルトの弛みが少々大きい。
クイックバークランプを使うと,張り過ぎないテンション具合がよろしいようです(きつくやると器具が壊れてしまうものね)。
13時過ぎから続々と漁船から入ってくる。
昨日とは大違い。朝,岸壁で会った漁師さんの言う通りだった。(ヨットを)詰めておいてよかったよ。
街を散策しよう。
ここから見る夕陽が最高だと言う。晴れていなくて残念だが,この曇り空こそここの風景だと思えばそれもまたよろしいかな。
小料理屋は小路にあるという概念からなかなか離れられずにいる。
この店,気になるなぁ…もちろん小路ではなく普通の道路に面している。
夕方『FANCYBELLE II』艇長が来られた。ヨット四方山談義,僕のような初心者にとってはためになる話が多い。早回りのようなヨット旅より,のんびり港・泊地を楽しむのがよろしいようですね。
サックスの音が聞こえてくる。誰か吹いているのかと外を見た。
美しい夜景が広がっている。昨日は対岸の店にいたから気付かなかったのだ。
⛵️釧路港