大潮でヨットは岸壁より深く落ち込んでいる。十五夜の月が眩しく光り,洲本城とのコンビネーションが美しい。星を見るには明る過ぎる夜だった。
Tはバウのスペースで,高校時代から使っている古い羽毛シュラフに潜り込み,はや高鼾をかいている。「寝るぞ」と言ってから5分も経っていない…
僕はうつろうつろしながら時間を消費している。ギイッと,岸壁に設置してあるトラック用のタイヤとヨットのフェンダーの外側にぶら下げている板が干渉した音がする。また潮位が下がったようだ。
日付の変わった月を観てから寝た。
自宅の寝室よりは暖かく眠れるのはExpedition用の寝袋のせいではない。標高280mの自宅より海抜0mの海が暖かいのは当然のこと。寝室には冷暖房は入れていない。だから,ヨットのほうが寒くないのだ。
真面目に6時に起きて,熱い日本茶を飲んでから,昨日スーパーで買った【豆ご飯】と蕎麦。【豆ご飯】のほのかな塩味がよかった。
舫を解く前にメインセールを揚げ,スルスルと離岸する,2~3m移動した後,そこからはうんともすんとも動かない。あわわ,バックしだした…舵を中央にして行き足をつけて,体勢をたて直すが…まどろっこしい。エンジンオンです。
ずっと機走かと思ったが,南風が吹き出した。アビームでみるみる艇速が増す。
5ノット台で満足していたら,ほとんど6ノット超で快走だ(潮も味方してたようですが)。
関空島西角を通過しようとする時に北からこちらに向かってくるヨットを発見した。角を回りこんでからは,僕らの後方をやってくる。
同じ泉佐野のHさんのVancouverでした。ハナも乗っていますね。
関空島南角を回ってからは風も落ち,艇速が2ノットになったのでエンジンをかけて帰路を急いだ。3時間楽しく帆走できたので上出来だ。
後からHさんも帰港してきました。ハナは寝ておりますね。
来週は3連休。風の様子を見てから行き先を決めるが3日間目一杯海で遊びたい。
洲本発 07:50
泉佐野着 12:10
No comments:
Post a Comment