職場絡みの地域の夏祭りに出かけていて,夕方からビールをごちそうになったりしていると,どんどん深みにはまっていく。早く南海本線に乗って港に行かなくてはならない。
港近くにある銭湯は深夜24時半までやっているので,まだまだ焦る必要はないが,明朝5時半には出港したいので,削るのはやはり睡眠時間だ。酒宴の時間を減らすわけにはいかない。
昼間は朝子が港に来ていたらしく,『Wiz of Oz』艇でセールトレーニングに励んでいたらしい。このまま居残って拙艇に乗り込めばとアドバイスを受けていたらしいが,一旦家に帰ったようで,電車で泉佐野に向かっている僕に彼女からのメールが届いたのは23時前だった。銭湯まで迎えに行くからゆっくり目に浸かっておいてくださいとの伝言は結構優しさに満ちているがやっぱり笑える。僕はといえば,めっぽう風呂好きだがカラスの行水と決まっている。泉佐野駅で下車後銭湯に向かったって,たかだが15分。23時15分には湯上がりさっぱりしている頃だ。港そばのコンビニで落ち合うことを知らせておいた。
珍しくアルコール類は一切購入しないで,明日のための食材の購入を終えた。夜食は【しろくま】だ。
変なメロディが鳴り響き,起きろと命じる。
朝食は出港してからだ。漁船は5時半に動き始める。それまでに港を出るか,6時半以降出港するのがこの港のルールだ。
出港の準備をしていた時は,各艇の風速計が気持ちよく回っていたのに,出るとそうでもない。そして,目的地を定めた時は必ずそうなるように真上りの風だ。
『Bonanza II』艇は7時半に港を出て,僕を追いかけているらしい。マリーナシティまで来てピックアップしてくれるようだが,無理をしないようにと言っておく。
潮に乗り加太瀬戸を越える。スピードが出ないのはやはり船底にいろいろついていて限界のようだ。
マリーナシティに入って左に折れる。クレーンの前のポンツーンに人影。マリンクラフトの池田さんが舫を取ってくれた。お世話になります。
『Bonanza II』艇は加太瀬戸を抜けたらしい。このまま来てもずっと機走だろう。アビームの風で友が島を快適に回って帰ることにしたようだ。心づかいありがとうございます。
レストランでランチの予定だったが,食材が余り過ぎている。やはりコクピットで片付ける。
すぐに上架なら船底の様子を見ておきたかったのが,まだらしい。工場に行き,池田さんにさよならの挨拶をしに行く。
「どうやって帰るの?」
「海南駅までバスで。」
と答えるよりやいなや,
「乗ってき。」
と仕事の手を休め,車で送っていただきました。本当にありがとうございました。
佐野漁港発 05:15
和歌山マリーナシティ着 10:15
日付が変わってから,【しろくま】食って寝る。起床予定は4時半。眠いだろうなあ。
1日中曇りの予想だったが,時折晴れ間も見える。やっぱり太陽が出ないと夏らしくない。
5年ぶりにマリーナシティに出向く。いつもは和歌浦漁港に停める。
クレーン前のポンツーンに係留して,上架待ちです。
横山サバニ?のケッチだと思いますが。きれいにしてあげたいですね。
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