Friday, November 22, 2024

西風でした

 午後からは用事がある,午前中だけでもセーリングしよう。

 港内と港口だけ風があった。さっきまで雲はなかったが,関空島上空に暗雲が広がっている。しばらく漂ったが,さっぱり吹かない。関空島アメダスの数値では10ktは出ているのになあ…そこ(関空島北端)まで機走するのも気乗りがしない。あっさりと港に戻った。

『東日流』からピー音が聞こえてくる。先週の土曜日にエンジンを積み込んだはずだから,それに関する整備をしているに違いない。何か手伝えないかと覗きに行くと,エンジンルームに二人入り込んで,クラッチを入れたり切ったりしながらリモコンケーブルの調整中だった。
 ようやく決まったので,そのまま試し走りに出港された。
 お昼になったのでオケラをチェックする。小笠原とつながったが,やっぱり電源が落ちる…

 デイセーリングもすぐに終えたし,運動も何もしていないのだから,いわゆる昼食は不要だ。ジェットボイルで湯を沸かし,カップスープ,冬はこれがいい。

Wednesday, November 20, 2024

冷気が心地よい

 3日間ぐらいは晴れマークが続いている。風は?とサイトを見ると,遊べるぐらいはありそうだ。港にいたのは『PENYY LANE』艇長と『Bonanza II』艇長と「出勤」は最近のパターン通りで,平日だから僕より一回り下のヨット仲間は来ることはないが,水曜日は漁港がお休みとあってなおさらひっそり感が強い。

 赤灯を越えるまでにジブも展開できたので早速エンジンを切り,Airvaneを風に立てた。クローズホールドで関空島の北側には1本で行けそうだ。

 フルセールで4ktそこそこ,頻繁に風の強さが変わるが,概ね3kt台でのんびり走った。

 手製のAirvaneをセットした。微風用の大きいオリジナルを付けた方がよかったかもしれない。

 網を曳いている漁船と交差しそうになったところでタックをする。予想通りさっぱり走らない。そのうち1ktを切るようになってきたので早々にジブをたたみ,メインセールだけの機帆走とは冴えないなあ。まだ後ろで粘っているのは『PENYY LANE』で,港口にいるのは『Bonanza II』か。関空島アメダスの数値を確認するとやはり落ちている。セーリングしながらオケラにチェックインしようと思っていたが諦めた。

 バースに着け,チューニングする。今日は小笠原からの信号がよく入っているが,どうしたことか無線機の電源が落ちる…昇圧コンバーターを設置してからは皆無だったのにね。中盤でなんとかつながったが,さてさて原因は…バッテリーはビンビンなのにねえ。

Friday, November 15, 2024

岸壁から引っ張る

 秋の好天にヨット,いやいやちょっとでも心肺機能を使いたいので山に行きたいが,半月板のない膝では下りが随分と辛く,もっぱら自転車ばかり漕いでいる。そんなわけで今週まだ二度目の港通いだが,曇りの日に来るなんて冴えないことだね。
『東日流』のエンジン修理が終わったらしい。今日のうちにバースから(ヨットを)だして,岸壁に横付けしておく。明日はエンジンを寺本鉄工所から運び,ユニックで積み込むとのことだ。その『東日流』の移動だが,拙艇で引っ張り出した後に横抱きすることもない,今日の風ならオケツにロープを付けて横の岸壁から引っ張り出せば事足りる…予想通りの展開で,30分もかからずに作業を終えた。明日はお手伝いできませんが,少しはお役に立てましたかね。

 この通りの風,静寂ですね。

Tuesday, November 12, 2024

作業をしていると汗ばんできたよ

 先週の日曜日に乗ったきりですっかりご無沙汰していた。
 月曜日は全日快晴の予報のもと,ひたすら自転車を漕いでいた。家から山沿いに走って和泉葛城山まで,ほんの少しだけ外環(170号線)とかぶっているが,ほとんどは車の往来を気にすることなく走れるローカルロードなのがいい。目的地までは立ち漕ぎなし休憩なしがモットーであるが,少々怠惰な生活を送りすぎたのか結構きつかった。こりゃいかんね,精進しよう。
 週半ばに大学時代の友人たちと松阪で飲む約束がある。ヨットで行けばいいが易きに流れて鉄路で往復したのは,車窓からの風景をのんびり眺めたかったからだ。2泊,痛飲して,満足感に浸りながら帰阪した。
 土曜日は,高専山岳部の同窓会があった。東通りでやってから,新地へ移動…とまあ,先週は飲んだくれてばかりでさっぱり港通いがおろそかになってしまったというわけだ。

 ヨットはいつものように浮かんでいた。平日でも誰かがいるのが常だったが,ここも高齢化がすすんできたのか,今日も一人も来ていない。隣艇の風速計を確認,さっきから停止したままだし,港内の海面はつるんとしている。今日は片付けに専念しよう。

 一発始動で何よりだ。

 バウのVスペースには左舷側には長尺物が,右舷側には薄いベニヤ板が数枚,3箇所あるロッカーには,予備ロープ,メンテナンス用の器材,オイルチェンジャーなどなどが収められている。この長尺物はトラブった時に要る道具が主であるが,結構使用頻度は高いのに取り出しにくいのは困ったことだ。

 一番上にオールを置いた。たいそう長く2段つなぎになっていて,分解しないと入らない。このオールは『BlueLagoon』艇長から頂いた物であるが,素晴らしいパフォーマンスを見たからにはそうせざるを得ない,お守りだ。そうそう,予備ティラーもお守りだ。

 倉庫に移動してもろもろの片付けをしているとじっとり汗ばんできた。なんなんだこの気温の高さは…
 えっ!台風25号が発生したらしい。

Sunday, November 03, 2024

関空島を周ってきましたよ

 昨日の雨ったらなかった。よく降るなあともっぱら読書に勤しんでいたわけであるが,突然iPhoneが鳴り出した。なんとレベル4の警報が出ているではないか。1時間後にまた鳴り出した。でも,警報が出てからでは避難にしろ対策にしろ遅いんじゃないのなんて思ってしまう。

 先週の木曜日にクラック*ジャンキーの現役クライマーOさんから使わないロープを受け取った。彼と最後にクライミングに出かけたのはもう11年前のことになるが,いまだに毎年のようにアメリカにクライミングに出かけているのが素晴らしい。ちなみに僕のヨットの師匠である『sannaviki』艇長の山岳部後輩でもあります。
*岩の割れ目

 クライミングにはダイナミックロープを使用する。すなわち伸びることで衝撃を吸収するのであるが,それなりの使い方はヨットでもできる。

 年寄りには熱いお茶が何よりのごちそうであるが,渋いコーヒーを二人分淹れる。

 関空島アメダスの数値は,7m/s内外で遊ぶにはもってこいの風だ。『Bonanza II』艇長を誘って,悠々港を出た。

 佐野沖は,不規則な波が関空橋が切れるまで続いていたが,島を横手に見る位置まで来るとようやく走り出した。潮と関空橋を吹き抜ける風向が反対だったのかもしれない。

 沖C灯標から北西面を走る。あんまり落とさずに津名方面に少し向けた方が艇速が出る。沖A灯標へは近づかずにさらに伸ばしてからジャイブした。うまい具合に1本で南端の沖灯標をかすめることができた。このままなんとか橋をくぐり抜けたいが南西方灯標で艇速が1kt台に落ちたのは,橋が邪魔をしているからだ。

 13時半にバースに着けた。約4時間ののんびりセーリングだったがエンジンのお世話にならなかったのがよかった。
『PENYY LANE』艇長と雑談,土日とクルージングに出かける予定だったのに昨日の雨では気の毒だった。話し込んでいると,『風来坊』艇長と『てるてるぼうず』艇長が和歌山のレースから帰ってきた。他のメンバーはヨットを回航中だという。お疲れ様でした。