日・月と京都に行ってきた。
ブンショウが来阪するのは先日出版された『今夜も焚き火をみつめながら』のトークショー&サイン会がモンベル本社であるからだろうが,前日に大原の梶山宅に集合してちょいと飲むことになった。僕が着いた16時過ぎに梶山の仕事(山渓のカレンダー撮影)がちょうど終わった。
>大原に金毘羅というゲレンデ,かつては近郊の岩場をそう呼んでいた,がある。
京都バスの戸寺バス停で下車し,神社を目指す。岩場はそこから歩いて少し。
その停留所近くに酒屋があって,クライミングが終わってバス待ちの間に一杯やることも多かった。なぜか冬の思い出しかないが,飲むのはたいてい【燗番娘】で,そいつの缶の底には仕掛け(カーバイド?)があり,付属のピンを刺すと反応して温かくなるという寸法だ。駅弁(牛肉)にも確かそんな物があったように記憶している。
酒屋のおばちゃんとの他愛もない会話がツマミであるが,
「うちの【看板娘】はまだ小学生だからね,店には出ないよ。」
とお断りを入れられるのがいつものパターンだった。…とまぁくだらないことを思い出しながら,出町柳からバスに乗り,久しぶりに梶山宅に伺うわけである。
引用終わり。
↑5年前の拙文であるが,また同じことを思い出しながらバスに乗った。今回も撮影のフラワーアレンジメントの方は5年前と同じ女性だった。そしてその女性こそ上記の小学生なのだ…前置きが長過ぎた。
ブンショウが撃ってきた鹿腿肉,元インド料理店オーナーシェフの梶山は再び料理をやり出したらしく,チキンティッカにエビのビリヤニとそれぞれの充分すぎる量に僕が四条大丸で仕入れてきたアテの出番はなかった。日本酒も焼酎もたんまり,24時まで延々と飲み続けたのはみなさん元気だという証ですね。
*梶山正『岳人』連載中の日本百名山冬季登頂も残り5座らしいね。読売新聞オンラインにコラム「ベニシアと過ごした最後の日々」あり。通販の雑誌にも連載していると見せてもらったが,書名を失念してしまったよ。
*服部文祥 先月に新刊『今夜も焚き火をみつめながら サバイバル登山家随想録』が出た。
色々と所用が重なり,港に来るのは1週間ぶりだ。いい風が吹いている,出よう。
フルメインに大きく巻いたジブで5kt出ているから退屈しない。
終始12ktぐらいの風,操業中の漁船が2隻だけ。のんびり走れて何よりだ。
ほぼ後ろからの風にメインを収納し,ジブだけでゆらゆら帰る。ジブは全開で4kt台。こんな楽ちんなセーリングもあってもいいな。