Monday, September 19, 2016

またおいでよ

 昨晩は後輩のYくんを囲んで,『Wiz of Oz』艇長,『Bonanza』艇長,タ子らとしこたま飲んだ。『COSMO』艇長が変える前に差し入れしてくれたサザエはたいそう大ぶりでシコシコ感がたまらない。
 朝飯をオーダー通りに各自満足の行くように食べた。天気は今一だがY君をこのまま返すわけにはいかない。『Wiz of Oz』艇で取り敢えず出てみた。関空離発着の飛行機を眺めながら,ヨットの楽しさを少しでも味わってもらおうという訳だ。
 みなさん,お付き合いありがとうございました。
 Y君また来てください。

このところ潮位が異常に高い。今日もこの通りだった。

Sunday, September 18, 2016

山岳部の後輩がやってきました

 千葉にいる高専山岳部の後輩が大阪で小学校の同窓会をやるという。1泊明けてから昼前に泉佐野にやってきた。帰路は関空経由なので丸1日は呑んだくれることができるわけだ。ついでだから言っておくと,2012年に大阪に単身赴任で戻ってきた『Bonanza』君の同級生でもある。狭いヨットの中に山岳部のむさ苦しい輩が昼間から宴会をしているだけで酔いそうだ。
 予定では洲本までの1泊クルージングで,朝一で帰ってくれば関空発の昼便に間に合うという算段だったわけだが,この雨では冴えない。
 夕子も駆けつけてくれて,花を添えてくれたことがよかった。『COSMO』さんと意気投合した後輩氏は僕への土産とつい最近出版した本を持参していたわけだが,どうやら彼にプレゼントしたようだ。
 銭湯に行き,食材を調達すれば朝まで飲んだくれればいい。

まだ昼前なのでボチボチと出来合いのものだけでやっている。

Saturday, September 17, 2016

きれいになりました

 もっと早く来るかなと思っていた台風16号はまだ台湾辺りにいる。風もない穏やかな朝だ。
 佐野漁港青空市場の駐車場に車をデポし,南海本線で湊駅に向かう。今日は岸和田のだんじり祭だ。一昨年,泉佐野の『IZUMI』さんに招待されて間近で見た。街全体がお祭りムードで盛り上がっているのが,縁遠い僕には印象深かった。そうそうその前年はその『IZUMI』さんに岸和田の寿司屋で偶然出会って,その後『こふじ食堂』にご一緒して【中華】と【氷くるみ】をいただいた。今年もすっかり忘れてしまっていた。

 船底塗装は大浜ドックのおまかせコースだが,コミコミでやすいと思う。黄ばんだハルもきれいにバフがけされている。作業の合間にはヨットの話をする。僕が外洋に行きたいことを言うといろいろと艇種のアドバイスをしてくれる。
 シャフト近くのハルに平板のジンクがついている。去年はほとんど減っていなかったのに,ところどころ大きく凹んでいる。この時代のヤマハ艇は各スルハルから線をひっぱってきてジンクに連結しているらしい。後年そんな細工はなされていないところをみると,どうやらあまり意味のないことらしい。では,なぜ今年はよく減っているのか?幸いジンクが大きいこともあって来年までは裕に保ちそうだ。このままにしておく。
 タスキをかけ,クレーンで船体を少しだけ持ち上げる。本当にゆっくりと荷重を確かめながら上げていく。この丁寧さは特筆すべきです。船台に当たっていたハルをサンダーで磨き塗装をする。これでキールの底も全てきれいになった。
 しばらく放置して乾燥させたら,さらに持ち上げてクレーンを回転させて着水させる。

 ギャレーのスルハルを磨いて地金の様子を見るがいい状態らしい。
 デッキを洗浄してすべての行程が終わった。若林さんありがとうございました。

 後進で出る。風に押されて少し流される。よせばいいのにこの機とばかりそのままアスターンで出ればいいものを,その場回頭をやってみたくなった。広い海面でしかやったことがなかったので,狭く目標物がある方がやりやすいと思った。風に流されながらもなんとかギリギリでセーフ。でも,いらん事はせんほうがやっぱりよかった。

 走り出して入港が16時前になることに気が付いた。エンジンの回転を抑え気味に走るが,だんだん風が上がってきた。長居は無用,時間稼ぎは泉佐野の旧フェリー発着場でやればいい。
 15時過ぎに防波堤の中に入る。ダメ元で漁協に電話を入れる。入港の快諾を得,いつものバースに着ける。『Bonanza』さんに手伝っていただき無事到着。ありがとうございました。
 拙艇でコーヒーを淹れ,連休の山行きの相談をする。ウキウキするのはなぜ?やっぱり二人とも山屋ですなあ。

惚れ惚れするほどつややかです。捌けでもない,ローラーでもない,吹き付け塗装です。
昨年上架した時に,下地を剥がしているのでスッキリしています。

船台に当たっていた箇所は少し吊り上げてから,サンダーで磨き塗装をします。
乾くまでの間にシャフトのジンクを取り替えました。

去年,書家のKさんに買いて頂きました。バフがけされてさらにくっきり美しく見えます。

重たそうな船体ですこと。
舷が高いので風の影響を受けやすい。居住性はいいんですけれどね。

吃水線が鮮やかに浮き上がっています。
荷物は軽くは鉄則ですね。

Saturday, September 10, 2016

大浜ドックへ回航

 船台が空いたとの連絡を受けたのは4日の日曜日だった。月曜日に回航できればいいのだが,あいにく週末しか遊べない。

 港へ向かう途中の木々の葉っぱがほどよく揺れている。秋はセーリングの季節だ。はやいとこ整備を終わらせて,クルージングに出かけたいものだ。

 エンジンは一発でかかる。セールカバーは外さないで機走だけで向かおう。風は右舷から,ヨットは特に流されてはいない。アスターンで出る際にロープがかかっちゃ嫌だなと普段なら過ぎらない思いが頭の中をかすめた。これぐらいの風じゃ支障なしと,いつもなら慎重に後ろの梵天を確認するのに今日に限って妙に安心して,バックに入れ,ゆるゆると出た。ガツン!ほら言わんこっちゃない。ペラに絡んだ。
 パンツ1枚になり潜る。
 特筆すべきはペラの位置でスノーケルで息をしながら作業ができる。それでも口で息をするのは苦手でついつい変な呼吸になってしまう。しかし随分と巻き込んだものだ。何度か休憩しながらロープを外す。梵天を止めてある細いロープが太いロープに食い込んでいなければクルクルと回して取れそうだ。ちょうど『117』さんが来られたのでよく切れるカッターをお借りする。一発で切れた。後はぐるぐると解いていけばよかった。やれやれだ。やっぱり頭の中をいつもと違う考えがめぐった時は注意した方がいい,予知ではないが。

 1時間も走れば,濡れたパンツも乾いてきた。しかしこの開放感は何だ!

 不安になりそうな細い水路を抜けるとそこが大浜ドックのポンツーン。

 来週,下架。そのまま泉佐野に帰り,日・月はクルージングの予定だ。いい天気になりますように。


LNG船がたくさんのタグボートとエスコート船SIRIUSに守られて浜寺航路から出てきた。

こんな感じ。今日は2艘だての漁船がたくさん出ていた。網を引いているのでコースを何度も変更した。

すぐに吊り上げ用のタスキがかけられた。

Saturday, September 03, 2016

整備,整備

 上架の予定だったが船台の都合で延期となった。台風のことも心配だったのでまあよしとする。
 エンジンルームの点検をする。うっすらとオイル。エンジンのかかりは一発でオーケーで,排気も問題がない。その他異常個所も見当たらない。夏のクルージング終了後の清掃が中途半端だったので,それを中心に備品の整理や工具のチェックをする。使った工具は同じ所に置いておかないと思わぬ苦労をする。
 エンジンのボルトを締めるのに短いラチェットが必要だった。港に来る前にホームセンターで購入したが,手持ちのソケットともぴったりサイズだった。これで狭い箇所での作業効率が上がる。

 今日は『117』さん以外はまだみえていない。その『117』さんもずっとキャビンにこもって作業だからいつも賑やかな岸壁もひっそりとしている。
 ようやく『COSMO』さんが来られた。『COSMO』艇は岡崎のパイオニア9,僕がずっといいなと思っていたヨットだ。後学のために作業を中断していろいろと見せて頂く。ありがとうございました。
 岸壁で『LargeCatch』さん,『DUCK』さん,『COSMO』さんとヨット談義が始まった。『DUCK』さんは10月に沖縄に行くらしい。そしていよいよ来年は海外だ。僕ものんびりはしていられない。さっさと片付けて準備にかからないといけない。

 新しいキャンピングカーが現れた。この夏『浮浪雲』さんが購入されたものだ。みんなで見に行く。車内は新車の匂い。早速,キャンピングカーを所有されている『LargeCatch』さんと秋の予定について話されている。これからのセカンドライフもきっと充実することだろう。

 ヨットに戻り,片付けを再開する。このヨットとの付き合いも2年となった。もう少し整備をして使い勝手をよくしよう。

エンジンを眺めているといい気分になりますね。頬ずりしたくなる。
ごちゃごちゃしているがずべて必要な物ばかり。