金曜日は雪の舞う天候だった。
朝一番にTに連絡を入れるつもりだったが,夕方まで待つ。こんな時いつもなら痺れを切らしてTから連絡をしてくるはずなのだが,天気とにらめっこをしている僕の様子が分かっているらしく週末の予定を伺うメールも来ない。17時に「GO」の連絡を入れる。
洲本にしようか和歌浦にしようかと最後まで悩むが,どっちに行こうとセールはシバーしている。和歌浦なら加太瀬戸を越えるまでは具合のいい風向きにはならない。翌日の風は期待できない。和歌浦からの帰りは逆潮だ。行き先は決まった。
天気が最高にいい。
関空島を越える辺りから風が強まった。イヤッホウ!白波も立ってきたが,あいにくの真上りだ。我慢するには褒美がいる。しかし,帰りは追手で快適というのは自分に言い聞かせる真っ赤な嘘で,明日は風が弱いに決まっている。
だんだん寒くなってきた。
ウエアを着込んでぶくぶくの状態だが,ヨットに乗っていると座っているだけなので身体の中からさっぱり発熱しない。ちょっと寒くなってきた。
快適6ノットと喜んでいたのもつかの間だった。艇速がどんどん落ちていく。3ノット台で辛抱強く進んでいく。特筆すべきは船の安定性でやっぱり25ftとは違う。以前の船ならとうにびしょ濡れだったろう。
16時過ぎには銭湯につかり,スーパーで買物を済ませた。
消防艇がやってきました。
キャビンでおでんとビール,日本酒をやっているととっぷり日も暮れてきた。ハッチは全開,入り口も開放しているが,港内の風も止んだようで吹き込みもない。鍋の熱気に当てられた僕たちはやたら饒舌になっていく…
佐野漁港発 10:20
洲本港着 15:20
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