Sunday, August 25, 2019

ジブをセットしても出られない

 港に着いたのは10時半だから随分遅かったわけだ。もう何艇かに人の姿が見える。メンテナンス,出航の準備…僕はまだ舵が仕上がっていないのでメンテナンス組だ。隣の『BonanzaII』艇長もおなじくメンテナンス組で,今日は電源スイッチパネルの製作をしているようだ。
 先日残した部分を縫い終えて,『BonanzaII』艇長の助けを借りてジブをセットする。しかし,重いなあ。すごく抵抗を感じる。グルーブに通してしばらく揚げると皺ができてそれがさらに抵抗になっているようだ。ようやく揚げ終わり,ジブシートもセットしてファーリングロープを引いて巻き取る。巻き取りが甘いところがありロープが食い込んでいる。こんな時はコクピットで引かずにファーラーの側で引く方がいい。ジブシートを数周させればおしまいだ。やれやれこれでようやく出港できると思ったらそれは甘い。舵もティラーもまだセットされていないのだから。
『風来坊』艇長が,
「沖に日本丸が停泊している。」
と教えてくれたが,見に行けないのが残念だ。

『浮浪雲』さんとも久しぶりに会った。台湾の美味しいお茶をいただく。田尻に停めていた時からずっとお世話になっている方だ。また,楽しいクルージングに出かけましょう。

 昼過ぎに泉大津の『BlueLagoon』艇長が来られた。僕が貸してほしいと頼んだものをわざわざ持ってきてくれたのだ。ありがとうございます。舵が直りましたら,1〜2週間ほどクルージングに出かけましょうね。

 ウインドベーンからティラーに連結するロープを取り替えた。消耗するところは分かっているので,今後それを回避するあるいは軽減する方法を考えないと行けない。ベーン台座のパイプ出口にあるシーブの角度が影響しているのかもしれない。少し変えてセッティングしてみよう。

ようやく当て布を縫い付けた。縫い目が揃っていないのはご愛嬌で。

ダイニーマに取り替える。引っ張り強度は強いはずだが,問題は摩擦に強いかどうか。

ほんの10日ぐらいの航海でこんな風になったら困るね。洋上ではうねりの弱い時を見計らってバックアップを取った。ずっと荒れていたらおそらく無理だったろうな。

吃水より上は本来の姿に戻りました。

2 comments:

  1. もう少しですね。木工は完了しました?

    ReplyDelete
  2. ティラー基部の穴あけが終わってからの加工にしようと思っています。
    そのままストレートなら,基部が折れても逆にしたら再利用できるかなと…でも,そんな事態には二度とならんやろなあ。

    ReplyDelete