Friday, January 31, 2025

とりあえずプーリーが回りましたよ

 部品取り付けのためのボルトがあるかなと,パーツボックスをまさぐるが,ええい面倒だとトレイにぶっちゃけた。あとでサイズごとに整理しておこう。

 径はいいが,ちょうどいい長さのボルトが3本しかない。1本だけ長いがおいおい交換しよう…ただ,見栄えが悪いだけ。
 
 ドリリングして金具を取り付けた。あいにくストレートの金具がなくてL字型だが,(ロープが)上にずれても外れないのでかえってよかったのかもしれない。

 プーリーの上側のヘリが壊れて溝に入るべきロープが外れる→劣化なら下側のヘリも破損するはず→貫通ボルトで(金具を)とめたので,下側にも同様の金具をつければいいかな…1個の金具につき2本のボルトで締めればずれないが間隔が狭いので1本締,力はかかならないのでなんとか保つだろう…もっともプーリー自体の劣化ならヘリ以外も壊れるだろうから困ったことになる。プーリーの素材はなんだろうか。

 外れることなく,スムーズに動いたので合格とするか。
 
 ボルト・ナットの整理が終わったら,キッチン周辺の整理をしよう。

 大好きなスパイスだが,気が抜けて廃棄したものもあるから数が少ない。ガラムマサラが2本あるのはどこかの泊地で買い足したのだろうなあ。クミン,コリアンダー,クローブ,カルダモン…も買っておこう。
 ヨットでもチャイを飲みたいが,牛乳の管理に気を使うのは面倒だなあと常々思っていた。昨年12月に梶山宅に行った際に,ブンショウ(服部文祥)から『クリープ』を使うのがいいと聞いた。理由は単純,数ある粉末クリームでそれだけが乳脂肪(動物性)*だからだ。
*あらためて調べてみると,『ニド』も植物性油脂から乳脂肪に変更したようだ,もう販売していないけれどね。スキムミルクは脱脂粉乳だしね。
 せいぜい調理に励もう。

 関所は素通りできなかった…
 僕が先週東北へ行ったのを知っているので,女将さんから「お帰り」と,ありがとうございます,「ただいま」。

Thursday, January 30, 2025

漁船も出港していませんね

 拙宅近辺ではまだ雪が舞っている。いつものことだが和泉に入ると路面も乾いているし,青空も見える。
 港内はかなり吹いている。

 舫が引けない…西風が強く風上側のロープのテンションが半端じゃないほどで,(風の)息のタイミングを見計らって引き寄せ,飛び乗った。

 ブンブン回っています。

 高い防波堤に守られていて通常はないことだが,バウハッチを開けると風が吹き込んできて,キャビン内の紙がふわふわと浮き上がっているじゃないか。
 今日の作業はAirvane(ウインドベーンの)調整用プーリーをなんとか再生させることで,(プーリーの)寸法を測ってからそれに見合うような部品を調達する。ステンレス製の板金具4個を90°(3個なら120°)間隔で取り付けたら調整用ロープが上に逃げることを防げるかもしれない…で,とりあえず100均で買った…つづく。

Sunday, January 26, 2025

エンジンのジンク交換しましたよ

 自宅近辺は陰鬱な雲に覆われていたし,どうせ今日はメンテナンスに没頭を決め込んでいたからお誂え向きの天気だと思えばいい。
 天野のトンネルを抜けると和泉の国,なんだこっちは晴れているじゃないか。

 抜けるような青空にやっぱり出ようと思いながら港にやってきたが,風はさっぱり吹いていない…メンテだね。

 前回のジンク交換から1年が経っている,ちょうど替え時だ。

 部品箱から取り出した。工具は24のメガネ1本で事足りる。

 抜いた際に流れ出る海水対策に,防蝕亜鉛取り付け用プラグ周辺,特に下部にCRCを噴霧しておく。
 エイヤッとやれば大抵緩むのに今日はかなり頑固だ。延長パイプを探すが見当たらない。倉庫にあったかなと岸壁を歩き出したところに『風来坊』艇長がやってきた。

 ソケットレンチごとお借りしました。あっけないほど楽に外れた。思わず「答え一発カシオミニ」と昔(大昔だな)よく聴いたフレーズが脳内を駆け巡る。『風来坊』艇長,ありがとうございました。
(エンジンの前から見て)左側にあるプラグは,フィードポンプへの配管が邪魔をしてソケットが入り込むスペースがない。(エンジンの前から見て)右側に身体をくっ付けてエンジン前部から抱き抱えるように左手を回してメガネレンチが外れないように(左手で)押さえる,右手でエンジン後部からゲンノウを使ってコンコンコンとやると手応えがあった…やれやれ。

 後ろのジンク(写真右)は原型を保っているが,横のジンク(写真左)がかなりちびていた。

 前に乗っていた34ケッチでファーラーロープを巻く時に重いなと感じながら使っているうちにフォアステイが切れたことがあった。

 上も…

 下も…

 気になったのでユマーリングしてマストトップへ。点検したが異常なしのようだ。登りながらサイドステイも観ていったが異常なし。

 今日の海は穏やかですね。

Saturday, January 25, 2025

久しぶりに出ました

 明け方,さそり座の星は見えなかったがほぼ背中を割るような絶妙の位置に…知らんけど…輝いていた月が美しかった。
 久しぶりの港だった。岸壁を歩いていると,ちょうど『Bonanza II』が出ていくところで,港内にはさざ波,雲ひとつない空,セイリング日和だ。

 フルジブで出たが,思ったより風がある。少しだけ巻いた。

 庄内鶴岡の名刹『善寶寺』のお札をマストサポートに貼った。
 
 セールトリムをしたら座っているだけ。ワッチはおろそかにはしないが,漁船は出ていないので行きたい方向に走ることができる。

 無理のない角度でのんびりと,sheet to tillerで調整したらティラーには触れない。

 冬季クライミングをしなくなってから海での遊びに多くの時間を割くようになったが,冬になると雪が恋しくて,年末年始を鶴岡で迎えることが多くなった。月山・湯殿山で山スキー後,山形に出向き,大学時代の友人との宴会も半ば恒例化していたが,昨年は,違う所でもたまにはやろうぜと同級生のいる松阪で集まった。
 そして,大晦日はここ『善寶寺』にお参りしていたのだが,コロナ禍で中断してしまった。やっぱり雪のある時期に東北は訪ねておきたいと先日10日間ばかり出かけてきたわけだ。
 2年続けて日本海へのクルージングに出かけたが,多くの漁船に掲げられていたのはこの旗だったね(赤い方)。古い旗を納めて新しいのを買ってきましたよ。

 午後からは,『LEIA』艇長にお世話になっている倉庫の整理。作業を終えるにはしばらくかかりそうで,また手伝いますね。

Wednesday, January 15, 2025

雪の善寶寺に参ってきました

 コロナ前までは,大晦日にお参りするのが常だったが去年に引き続き今年もイレギュラーな参拝となった。雪が舞っており,先週の寒波は弛んだようだが,週半ばからはまた冷え込むらしい。

 積雪は20cm以下,年末年始の賑わいがないのが寂しいね。

 古いお札と旗を納める。御神酒を1本いただく。以前は幕内弁当も付いていたがコロナ以降なくなったのは少し残念だ。
 新しい旗を買って帰る。今年もお世話になりますね。

Saturday, January 11, 2025

貸切でしたよ

 夜は曇っていたらしく放射冷却現象はない。路面は濡れているが山間部を走る道路のコーナーには要注意だ。
 国境を越え和泉の国に入ると青空が広がってきた。

 セイル糸のほころびは直してあるので問題ないだろうが,他の箇所の確認も兼ねて出帆した。漁船もヨットも見当たらない,ほぼ貸切の佐野沖,関空島北域でのんびり走ることができそうだ。

 まだ,ウインドベーンを直していないので,今日もsheet to tillerでセーリング。

 フルメインにジブを少し巻いて,艇速は4kt後半から5ktのお気楽モード。

 上りの時はシート(sheet to tiller用のロープ)をブーム(メインシート)から取っている…よう知らんけど。微調整だけで,コンパス針路330°〜0°を快適に進む。

 タック,なんや5kt後半〜6kt出ているやないか,やっぱりアビームは素晴らしい。

 風がアビームから後なら,シート(sheet to tiller用のロープ)をジブ(シート)から取る…これもよう知らんけど。ローリングヒッチで巻きに行かなければいけないので,デッキ移動の必要性がある,要注意だね。

 港からの帰りは関所に捕まった…本年初ですね,今年もよろしくお願いします。

Wednesday, January 08, 2025

ようやく縫い終わりました

 関空島アメダス数値は20kt未満,北から東の風の場合は出るには支障はないが,帰港時は右舷側の艇が大きく押されバースに入れなくなることが多い。北から西の風だとそこそこのスペースが空いているのは,おそらくプリセットのアンカーロープは平行に入っていない(放射状か?)ためらしく,こればかりはなんともならない。
 先日の作業を完結させよう。

 細めの針を折ってしまったので仕方なくその次の太さの針を使用する。針だけ買っておかないといけないなあ。

 ゴーゴーと唸る風,マストトップの風速計はビュンビュンと回っているのに,デッキ上ブーム高さの作業なので回り込んでこない。防波堤がありがたい。

 調子に乗りすぎたのは1回だけでいいはずなのに,3度も針を刺してしまったよ。セールにはぽつん,ぽつんと赤い斑点,情けないねえ。

 なんとか2列目も縫い終わりました。
 
 去年の4月,バックスティに取り付けた鶴岡『善寶寺』の旗を外した。キャビン内マストサポートに貼ってあったお札も回収する。年末年始に庄内に行かなかったので,近日中にでも【寒鱈汁】食べに行こうかな。

 ロングクルージングには出かけなかったのに,こんなになってしまった。

 15時過ぎに,『オリオン』艇長のお知り合いの『あげは』艇長が陸路来艇。遠くまでお越しいただき恐縮する限りで,僕自身は人に何か尋ねられた時に的確に答えることができるようになるにはもっと経験を積まないといけないなあと反省した。

Sunday, January 05, 2025

ほつれています

 放射冷却で相当冷えていたらしく天窓が凍っている。日がのぼってから港に来ると暖かいのは,高い防波堤が北〜西の風を遮っているのと,その晴天のおかげでコンクリートの蓄熱があるからだ(その分夏は炎熱地獄に陥るわけだが)。
 デッキで作業をするにはうってつけだと,前々から気になっていた喫水線辺りに生えた藻をゴシゴシやり出した。

 秋までに繁殖したフジツボの上に藻が生えているようで,擦ると白いかけらも水中にゆらゆらと没していった。

 風が弱いかなと思っていたが,風速計がさっきより回り出した。『風来坊』に数名乗って先ほど出港したので後を追った。
 風は弱いがフルセールで4kt出ているじゃないか。これなら遊べそうだ。

 ふと見上げたメインセールに穴が…これ以上大きくするわけにはいかない。港に帰ろう。

 裂けたのではなくて,縫い合わせの糸が30cmばかりほつれている。

 セールを外さないでも縫えそうだとやり始めたが,ちょっと屈んでの作業は腰に負担がかかる。おまけに2枚の布を同じ針穴に合わせて縫うのにけっこう神経を使う…またまた全くおバカなことをやっていたが,途中で気がついてよかった。縫う前に布どうしを両面テープで貼り合わせるのだったよ。以降は幾分スムーズに作業が進んだが時間切れ,2列の内,1列だけ裁縫を終えた。次回は他の箇所の点検も含めて仕上げよう…やれやれ。遠出する前に見つけてよかったと思えば幸先のよい新年ですかね。

Saturday, January 04, 2025

初乗りでしたよ

 年末年始に家にいることに若干の後ろめたさや焦燥感のようなものがあるのは,宅飲みが外遊びの心地よい記憶に置き換わることがないからだし,冬季クライミングからはすっかり足を洗っているのにまだそんな気になるのは,ヨット(海)ではこの時期に心躍るような遊びがさっぱりできていないからだ。
 歩道と車道を分けている柵に連続して立てられている宣伝用幟がせわしなくばたついている。それを見るとだいたい今日の風はどれぐらいかが想像できる。港で関空島アメダスの数値を確認すると案の定14〜5ktのご機嫌な風が吹いている。

 フルメインであるが,バテンなしマイナスカーブのメインだからジブを広げすぎるとバランスが悪い(風にもよるが)。佐野沖のドタンバタンの波を抜けるとようやく走り出したのはいつものことだ。

 非力なオーパイは使わない。ウインドベーンには頃合いの風なのにAirvane調整用のプーリーが破損したままなので遠隔操作ができないのはストレスがたまる。
 操船経験値が低い僕は付け焼き刃,普段やらない動作はすぐに忘れてしまう。身体にしみついていないのだとあれこれ思い出しながら出る前からsheet to tillerの準備をしておく。

 セットしながら取り回しの方法がだんだんよみがえってきた。うまく働いてくれていますよ。

 いつの間にかたくさんヨットが出ている,楽しまないとね。