船の場合は納艇と言うのだそうだ。車は納車と言うから当たり前といえば当たり前か。
その後,海洋交流センターで艇置の契約書にサインをして,これで晴れてマリーナの「人」となる。
吉村さんから丁寧に説明をしてもらって,『よじ』に向かう。
「おーよじ…」という声が聞こえたので,キャビンから顔を出すと,中村さんとヨットクラブの会長さんが声をかけてくた。
「なんでよじ?」ってことだろう。
Climbingを長くやってきたので,「登攀」の2文字のいずれかは使いたい。「攀」の読みが「よじ」,それに山では「2時起き4時発」,「明日はちょっとゆっくり4時起き」(0時前起きというのも実際はたくさんあったが思い出したくない)というのが多かったので,そこから「よじ」。
そして,かつて,拾って「よじ」と名付けた子猫にちなんでとはまだ言っていない。
この猫はまだ目も見えない時に拾った。前日ミャーミャーと住宅の側の農道から鳴き声が聞こえる。気になったがその日は放っておいた。翌日,やっぱり気になったので見に行くと,畦道をまさしく3歩よじ登っては2歩ずり落ちるという感じで上へ上へと「生」への闘いをしていた。
拾い上げたのは16時(まさしく午後4時だ)。
説明をしてもらっている間に降ってきた雨もやんだので,船を出した。
吉村さんが乗り込んでくれて,この辺りの漁網の様子や出入港の仕方を教えてくれた。
途中少しいい風が吹いてくる。
明日はもっと長い時間乗っていよう。
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