『BonanzaII』艇長は前夜泊。僕は4時起きで港に向かった。空が明るい…確か7月はこの時刻はまだ暗かったのになあ。だんだん日が短くなるのこの明るさはなんだ。
ここ佐野漁港は5時半から6時半までは漁船優先時間帯で僕たちプレジャーボートは出入港を自粛している。港には5時に着くが,そこから30分で出港の準備をするのはあまりにも忙しい。6時半出航にしよう。
24時間スーパーで炭酸水を購入して港に向かった。早起きの『BonanzaII』艇長はすでに起きていた。
方杭か和歌浦,軽く打ち合わせだけしておく。
いつものように真上り,いつものようにとろんとした海…
友水を越え,下津港沖から様子が変わってきた。いま周囲にある白波は風と潮流がぶつかってできているものだと思っていたが,そうじゃない。一定方向からの風が強くなってきたのだ。ジブが展開できる… デッドランになってしまうので,少し右に振る。ぐんぐん艇速が増してきた。
そや,ウインドベーン使(つこ)たことないからこんな時こそ使わなあかん…水中翼は走りながら入れられない。思ったより艇速が出ているので,水中に入れた途端に,抵抗が強すぎて最後のクリックがうまくいかない。スターンから体を乗り出して,右足でキックする。カチッ,ようやくはまった。
羽根をセットする。大きいのと小さいのがあるが,とりあえず大きい方だ。
水中翼が勝手な方向を向いて戻らない。また乗り出してキック。
赤ロープと青ロープの先端に付いているチェーンをティラーのボルトにセットする。
羽根の角度を変えるロープを適当に引いて,行きたい方向に船首が向くように調整した…おお,動いてるわ。
適当に遊んだ。後ろから着いてきた『Bonanza II』艇長が,写真を撮るという。あいにくもうベーンはしまった後だ。ごめんなさい。
暑い暑い岸壁に舫ったが,今日は美しい海がある。ビールよりも海水浴だ。ついでにペラの点検と船底のチェック。声をかけたら下から返事が来た。もう潜っているんじゃないか。
右舷側の吃水ラインあたりが汚い。ホームポートは左舷側が南,そちらはきれいだ。
『みちしおの湯』でのんびり。
食堂でビールをやりながら,泳ぎに来たらしい子ども会のみんながソフトクリームを食べているのを見ていると甘い物もいいなあと思えてくる。
佐野漁港発 06:30
方杭漁港着 13:30
港内にも流木があるので,慎重に行く。
あ~涼しい。寒冷紗は必携ですね。視界が確保できるのでよろしい。
ジブが展開できる。一気に方杭まで行けそうだ。
ウインドベーンを初使用。羽根の角度も適当だった。行きたい方向に行くようにセットしたらそれなりに走った。
暑い!水がきれい。早く泳ごう。
トンボも家に帰るようだ。赤トンボじゃないけどね。
日陰になった。コクピットで飲み直そう。
No comments:
Post a Comment