Friday, May 24, 2024

ボケているから複数回登ってしまうのだよ

  他艇のマスト登りをやったのに自艇が放ったらかしだった。波でもぎ取られた拙艇のウインデックスであるが,その台座だけがマストトップに残置されている。そいつを取り外していただき物を取り付けよう。
 その前に,先日『Wiz of Oz』艇長が修理してくれたパネルの動作確認をやっておこう。ロッカー内で暴れることのないようにクッションを入れて保管していたのだが…ややっ,液晶にシミが…

 ショックを与えていないのになあ。実用には差し支えないかと…電源をオンすると表示に問題はなかった,やれやれである。

 つい最近ユマーリングについて質問を受けたのでその補足。

 ボディ側(シットハーネス)はオートロック付きのビレイデバイスで身体が確保されている。アッセンダーからもシットハーネスに(パスやディジーチェーンで)つないでおく必要がある(緑)。

 外すのに苦労するかと案じていたが,あっさりとビスが抜けた。

 人様に説明なんていい気になっていたものだから,穴埋め用のバスボンドを持ち上げるのを忘れてしまった。とりあえずビスを挿入しておいたが,やっぱり気分が悪い。再度登り直してシーリングしておいた。

 ステーの径が合わないのでいい方法はないものかと頭を絞るが出てくるのは汗だけだった。フラのお姉さんも笑っている…

 そうそう,ハーネスを履いたついでに『風来坊』の風見を取り付けよう。

 過去何艇かのこの部分を取り外したが,たいてい固着していて諦めたこともあった。スパナがかろうじて入るが,ストロークが短くなかなか回せない。1mmほど動いたのでスパナが舐めたかと思ったが,そこからはスムーズにナットが回転していったので楽勝だな…
 元のステーにはあらたにネジが切られている。上下にナット,先ほど取り外した穴に入れて挟み込めば取り付け終了のはずだったが…よし固定できた,もう少しトルクを掛けておこう…あかん,アルミステーがステンレスナットに負けてしまい,ゆるゆるになってしもた。上側のナットをさらに上部に送れば馬鹿になっていないネジ山が下に出てくるはずだが,そうするとステーが長く突き出てバックステイの基部にあたるので切断する必要がある。一旦下降して加工(シャレではありませんよ),再度登った。
 なんとか固定できたようで,ロックタイトを充填する。

 角度はよろしいようですね。
 自艇2回,『風来坊』2回,計4回の登下降で,なんとも情けないなあ。

 自艇に戻って続きをしよう。

 背面は糊とスポンジで汚い。すべてこそげ取ってつるつるにした。ボルト止めせずに全面シーラントで貼り付ける,開ける穴はケーブルを通すところだけにする…つづく。

2 comments:

  1. 細かい整備はなかなか減りませんね。
    でもこういう細かい整備を怠ると、後で色々影響しますからね。
    お疲れ様です。

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    1. 例年通りに出航できませんでしたが,そろそろ出られそうです。

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