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Thursday, July 24, 2025

ベタ凪の中を根室港へ 羅臼港〜根室港

 はるか国後に夜が明ける…

 連日の晴天続き,ガスの発生もないことが航海の安心を生む。

 ウトロ,文吉,羅臼と知床の景観を楽しんだ。
 半島に別れを告げる。

 昨日,漁師さんに言われた通りに1列縦隊でお行儀よく進む。

 野付埼は国後島との間隔が一番狭くなっている。

 ここでガスにまかれたら厄介だろうなと思う。潮流に味方されて艇速がアップした。

 市役所に電話を入れ停泊の許可を得る。
「どの港ですか?」
と聞かれて根室市が管轄する港は複数あるのだと知った。さんざん海図を見ているのにさっぱり分かっちゃいないねぇ,僕って。

 指定された場所に着岸。

 海保,続いて役所の方が来られた。役所によると以前(去年まで?)は外来艇に対する対応が決められていず処理に困ったらしい。係留費を徴収するという方針が定まったので煩雑な業務から解放されたとのことだった。今回停泊しやすく感じたのはそれが要因だろう。一段落したのが14時前,ようやく到着ビールを飲んだ。美味い。飯がまだだったなあとソーセージを茹で口にした時に『KAWASEMI』艇長から電話,『オリオン』艇長の希望で花咲蟹を買いに行かないかと…

 たくさんありましたよ。
 一人一杯ずつ,『KAWASEMI』艇長はデカいのを買った,凄い!

『KAWASEMI』でやっつけました。

 落石漁協の方が来られて港内の係留場所,入港コースなど詳しく説明してくれる。迷惑のかからないよう,より一層慎重な航海を心がけよう。

 海図に航空写真,緯度経度も記載してくれています。ありがとうございます。

 おやっ,エゾシカが…

 暮景。明日の晴天も約束された。

羅臼港発 04:00
根室港着 11:55(46NM)

Wednesday, July 23, 2025

知床岬を回って羅臼へ ウトロ漁港(知床岬)〜羅臼港

 本日は羅臼港までだから航程は短い。のんびりと知床半島の景色を愛でながら行くのが優先,この雄大な自然環境にいて足早に通り過ぎる理由は全くない。
 雨音で目が覚める。稲光が東の空を光らせる,ええっ,今日も晴れると思っていたのになぁ。それ以外はクマにもあわず平穏無事な朝を迎えた…食料豊富*な知床岬,人間のいるところにわざわざ出てくるクマもいるわけないと思うのだが,やっぱりドキドキするよね。
*近年はそうでもないようですね。
 3時には雨も止み,低い位置にあった雲も徐々に姿を消した。

 すっかり晴れましたね。

 これが知床岬。
 雑誌『岩と雪』に掲載されていた渡部由輝の知床縦断の記録をわくわくしながら読んだのは高校生の頃だ。その知床を海から眺めている。歩いてみたいというのが本音だが,ヨットからの景色は捨てがたい。

 見ての通りの好天,途中前方にガスの発生を何度か見たが近付くに従って消えていったのは何よりだ。

 ストームジブの赤がなかなか美しいと思うのは僕だけか…

 役場→漁協の連携がスムーズで親切,丁寧な対応に恐縮する。お世話になります,よろしくお願いします。

 4艇並べるスペースはあるが,港出口は引き波が強そうなので,『オリオン』を横抱きする。

『KAWASEMI』艇長がレンタカーを予約,風呂はどこがいいかと考えたが,一番近いのが『熊の湯』。

 なかなかの湯でした。ゴーゴーと流れる沢の音が涼感を増しますね…湯はそうとう暑いけれどね。

 入浴後は知床羅臼ビジターセンターへ。裏手の間欠泉へはすぐ。

 噴出時間はわずか15秒,いいタイミングだった。

 ビールの買い出しを終え,あとはヨットで飲んだくれるだけ。

 岸壁での楽しみは地元漁師さんとの会話。明日の天気を聞けるのがありがたいですね。
「4艇一列縦隊で行け,漁船を見たからってそれぞれがちょろちょろ動かれたら困る。漁船の方で避けてくれるから。ばらばらに動いていると真ん中を(漁船が)突っ切ってしまうぞ〜」
の助言がなんとも言えず本質をついているようで納得した。

 そうそう,レンタカーを返しに行ったスタンドでこんなものをいただきました,いい記念だ。

ウトロ漁港(知床岬)発 04:20
羅臼港着        09:55(26NM)