通勤するときと同じ電車に乗った。違うのは天下茶屋で一旦下車して,島ホームの反対側すなわち南海本線に乗り換えることだ。ハードケースの旅行かばんが車内の空間を大きく支配している。僕が乗ったのは関空乗り入れの急行だった。
昼食はどこかの港に着けて食べればいいのだが,ついついコンビニで買ってしまうものはいつものようにフライドチキンだ。
港に着いたときはまだ少し風があった。右側通行の港出口を抜け,テトラポットを過ぎたら風見がふらふらしだした。ほらね,言わんこっちゃない。やっぱり今日はエンジン頼りだ。さもなくば泉佐野沖でずっと漂っているだけかもしれない。
一昨日の船底掃除の続きをやればいいと自分を納得させれば,スロットルレバーを前に倒すのに躊躇はいらない。
加太瀬戸に入っても風はない。港入口付近で海峡を抜ける風を少しだけ感じた。
フェンダーを下ろし,舫を用意して,接岸場所に近づく。エンジン回転を落としているにも関わらず艇速は落ちない。少しヒールしている!?おバカでした。メインセールを下ろすのを忘れていましたよ…
淡嶋神社鳥居前には3軒の飲食店が並んでいる。混んでいるのは有名になりすぎた真ん中の店。僕はどの店にも平等に入ることにしている。今日は平日で少しは空いているかなと思ったけれど,流石に春休み,『満幸』は混んでいたが,一人だからすぐに入れた。
帰りもさっぱり風が吹かない。佐野漁港は朝の5時半から6時半までと昼の2時から4時までを漁船優先タイムとしている。つまりそこに係留しているプレジャーボートはその時間帯を避けて出入港してくださいということだ。時間調整をしながらのんびり走っていると,睡魔が襲ってくる。太陽は僕の背中を温めるかのようだ。
15時半に旧フェリー乗り場の港内に入った。
一人の時はここで帰港の準備をする。時間があるのでセールカバーまでセットできる。
静かな船溜まりにゆっくりと着ける。誰もいないと思っていたら『LEIA』さんがいた。メンテナンスではお世話になりっぱなしだ。いつもありがとうございます。
いつものようにエンジンオイルを点検する。ビルジもなし。
さて,5月の上架までにもう少し遊んでおくことにしよう。
いい天気なのに出会ったヨットはこれ1艇だけ。よく考えれば平日だった。
ゆったりと停めることができました。釣り客もほとんどいませんね。
淡嶋神社。夜は来たくないなあ。
いつもつかる『ひいなの湯』が後方に見えている。タオルと心太が付いて900円だったかな。
振り返ると太陽の光が海面に反射してきれいだった。ギラギラしているが暑くない最高の季節。
佐野漁港発 08:10
(加太港で昼飯)
佐野漁港着 16:00
佐野漁港着 16:00
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