Sunday, April 16, 2017

加太へランチクルーズ

 前々から桜鯛の季節には加太に行こうと言う話があって,ようやく実現した。

 土曜日はメンテナンス用の部品の買い出しもあって車で港に出かけてた。一旦家に帰り,電車で出直してきたのは,帰港後まっすぐ帰るとは思えないいつもの呑兵衛がゲストとクルーだからだ。
 夜,港に行くのも久し振りだ。泉佐野駅から港まで,路地裏に生活感を感じながら歩くのは悪くない。本当はそうやって船にたどり着くのが正しい選択だろう。昼間はあんなに暑かったのに夜になったら冷え込んできた,これは一杯やるしかないなと自分に都合のいい理由をつけながら少しあせって歩く。

 港は静かだった。釣り客もほとんどいない。舫を引き寄せ,艇に乗り込む。ハッチを開けるとニスのにおいがする。ツンとした香りはバウのハッチを開放するまで続いた。
 ラジオをつける。NHKの第2が定番だ。

 夜中に目が覚めたのは,トイレのせいではない。プーンという独特の羽音…痒い。それでも辛抱して寝ていたが,また起きてしまった。蚊取り線香を2巻燃やして対抗した。

 ”ケッペキにいさん”(吉田美奈子)が突然流れ出す。目覚ましアラーム!そうだ,起きて歯を磨こう。

 予定通り8時過ぎに今日のメンバーが揃った。
 風は期待できないが,天気は最高。長袖のシャツもおそらく途中で脱ぐことになるだろう。

 1ノット以下の潮流に押されたが,予定通りの時間で加太に着いた。
 淡嶋神社前の茶店は相変わらずの満員御礼。今回来られなかったメンバーの推薦する店に入ることにした。
 2階に通されて先ず驚いたのは席のセッティング。大きく開けられた窓の外には海が広がっている。机と椅子は海に向かって整然と並べられている。まるで「家族ゲーム」のように横並びで食べるようだ。
 海鮮コースに舌鼓を打ち,適度に酔う。他愛ない会話が延々と続く。

 食ったら散歩。
 観光客が沢山歩いている風景に少し驚きを感じた。5年前では考えられないことだ。

 帰りは加太瀬戸で逆潮に押され,我慢の2ノット台がしばらく続いたが,瀬戸を抜けるとそれも解消してきた。
 追っ手の微風。メインセールだけを張り出し,エンジンの助けを借りて,ひたすら真っすぐに関空橋を目指す。睡魔が襲ってくるが,優秀なクルーがちゃんとワッチをしてくれている。

 17時になっても明るいことがクルージングの楽しさをより増している。
 片付けが終わったら,いつものように泉佐野駅前の居酒屋で一杯やろう。

佐野漁港発 08:10
加太港着  11:10
(ランチ)
加太港発  14:00
佐野漁港着 17:10

1年に1回の舫ロープの点検です。ダイバーさんが端から端まで潜って調べていました。ありがとうございます。

風はなくても,やっていればまあ満足。

いつもの係留場所に,いつものように舫う。風は岸壁から吹いているので,艇体が押し付けられることはないので気が楽ですね。

数年前からは考えられないほど,「活性化」が図られているようです。淡嶋神社前の3軒の茶店も混んでいました。

反対側にもそれなりにお店が開店している。

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