Thursday, February 27, 2025

ウインチ掃除に精を出す

 寒波の後は一気に春モード,背後の山が霞んでいるのは花粉かしらね。

 絶好のセーリング日和じゃないか…

 う〜ん,いかんねえ,ベタベタだよ,いつものように関空島アメダスをチェックしてもイッチ,ニィ,イッチ,ニィが連発している。

 先日ちょっと強めの風の中を帆走中した。その時気になったのはポートタック時の右舷ロワーシュラウドのぶれ,2年連続でベビーステイが破断したので左右のバランスも関係あるのかなと気になった。
『Wiz of Oz』からテンションゲージを拝借する。
 ゲージの値は…左右とも問題なし。あれぐらいのぶれは,問題なしなのか。
 そうそう,年に1回はウインチ掃除をするのだ。準備をしているだけで汗をかいてくる。上着は脱ぎ捨て,ギョサンに履き替える。これで快適作業に入れるだろう。

 スパイラルリテーニングリングの取り外し,下手して飛ばして海ポチャは悲惨だ。頭上まで覆えるシートで防御する。

 ああっ,またロールピンを購入するのを忘れていた。知らんぷりして封印する。
 プライマリーウインチ,ハリヤードウインチ計4個,軽油で洗浄後,さらにパーツクリーナーで汚れを落とし,グリスアップしてめでたく終了。
 ハンドルを差し込み回すと,カラカラと軽い音が聞こえてきた。

Monday, February 24, 2025

晴れ間に出ました

 昨夕から断続的に雪が降っていたようで,車には5cmほど雪が積もっている。住宅街のバス通りは凍結していないが,側道には雪が残っていてところどころつるつるに凍っている。ここに越してきた最初の冬,凍結坂道で制御できなくなり縁石にぶつかり放置,救援待ちの自家用車がけっこうあったが,最近は以前ほどの冷え込みもないのでそんなシーンを見ることも減ってきた。また,僕同様,冬にはスタッドレスタイヤに履き替えている車も増えてきたようだ。
 山沿いを走る外環(R170)は,泉州に入ると路面はすっかり乾いている。
 デッキに積雪があるかなと心配していたが,濡れてすらいない。これなら岸壁からテークルで引き寄せバウステップに勢いよく乗り移ってもスリップはしない。
 さて,今日の風は…沖の様子を見るのを忘れていた。海況がよく分からないので,出る前にリーフしておく。

 ジブも随分巻いている。メインのリーフは余計だったかなと思ったが,ちょうどいいぐらいの風だった。

 和泉葛城山系に雪雲ありだね。

 神戸方面は晴れている。そのうちこちらにも青空が広がってくるだろう。

 夏は汗をかくので滑らないが,冬になると途端にロープを引けなくなる。歳を取ると皮膚が乾燥しきっているからねえ。

 ホームセンターで見つけたこれ,300円しない。ダメ元で買ったが,素晴らしい性能だ。グリップ力もさることながら,一番気に入っているのは,脱着が容易なことだ。

 陸の方の天気は如何に,おや,さっきより雪雲が勢力を増している。

 洋上は青空!

 上らせるとヒールが20°近くになる。落とすと佐野沖防波堤にぶつかる。しばらく辛抱して沖出ししてからクローズリーチにもっていく。

 そろそろタックして関空島北端を目指す…

 風が弱くなってきたので,メインセールのリーフを解除する。
 白波がすっかり消えている。遊べるぐらいの風がある間にブロードリーチで帰ろう…ええっ,風見が後ろに回ったり,前を向いたりとふらつきだした。見上げると先ほどまでとは一転して全天曇り…エンジン2500rpmで加勢して,一気に帰った。
 
 昨日も一昨日もやり忘れていたのはバルブの寸法計測,今日は間違いなく…

 やはり漏れている。ステムのハンドル側からのようだ。

Sunday, February 23, 2025

たまにはレース艇

 風で路上の雪が流れる。橋の上はさらにその傾向が強い。冷え込みはここ数日の中で一番だった。曇り空だが,泉州に入ると約束通りの青空が広がってきた。
 港の風は,かろうじて風速計が回る程度だが,関空島アメダス数値を確認すると2〜3m/sはあるようだ。
 準備をしていると,岸壁から誰か呼んでいる。声の主は『てるてるぼうず』艇長で,『Sea Cat』で出るのだがメンツが足りなく「乗ってくれないか」とは願ってもないことだ。ありがたく甘えることにした。

 自艇のお尻を見ることはあまりない。
 お役に立つように頑張ってきます。

 期待の風はさっぱり吹かず,機走でしばらくさまよう。我慢はするもので,ようやく遊べそうになってきた。みなさん,和気あいあいと励んでいらっしゃる。僕は重石の役ぐらいしかできないのに,ヘルムを任されて大いに戸惑う。
 後半,ちょろっと白波が見えてきた。ぐんと艇速が増す,こうでなくっちゃいけないね。4時間ばかり楽しめました。ありがとうございます。

Saturday, February 22, 2025

寒波が続いているようです

 冷え込みはさほどキツくない。路肩に残っていた雪もすっかり消えている。

 結構吹いている。
 
 ノンスリップシートとは名ばかり…この滑らかさがたまらなくせつない…軽くヒールしただけでシート自体が床下に落ちてしまうのだ。ビレイデバイス(クライミングギア)をここに置いていたが,これではいかんと出航前にどこかに移動させた。
 また,今日も探し物DAYになりそう…

 はいはい,見つかった。バース後ろの棚に隠れておりましたよ。

 『モノタロウ』にバルブを発注予定。ボールバルブはスペースがなく設置できないのが悲しい。

 送料を負担をしたくないのでついでにこれも数セット注文するかな。
*ボックス映像がボケているのは頭同様ではなく,被写界深度が浅いからだ。

 岸壁から声がかかる。海南の『胤』艇長だった。しばしコーヒータイム。

 メンテナンスを終えてから,海南に出向いた。水門があるので高さ制限あり(14m以下かな)。また,来よう。

Wednesday, February 19, 2025

また寒波がやってくるらしい

 自宅周辺にはうっすらと雪が積もっている。南河内は曇り空だが,泉州はきっと青空が広がっているはずだ。

 期待を裏切らないこの青空,風は10〜12ktとのんびり遊ぶにはいい。

 北進は暖かくていい。

 和泉葛城山系には雲がかかっている,遠く金剛山は上から1/3ぐらいが白い。さて,今日以降の降雪量はどれぐらいになるのだろうかね。
 洋上は骨身に染みいるような風ではない,太陽を背に受け走っていると,ウインチ作業をしただででも汗ばむ。今日もオーバースペックの重ね着をしてしまったようだ。
 二度目のタック,振り返った淡路島方向に雲が…

 雪ならいいが雨はいやだね〜雲の出現に呼応するかのように風が落ちてきたし,今日はここまでとするか。

 関空島まで雲が進出してきている。

 関空橋も襲われた…

 雲の行方が気になるが,そろそろ清水タンクが空になる。

 水揚げ場でたっぷり補給(200L),拭き掃除に必要だ。

 バースに戻る頃にはすっかり雪雲がやってきている。

 セールカバーをかけていると,ボタン雪が舞ってきた。

 はて,1日で一番気温の高い時刻なのに,さっきよりサラサラの雪になってきたよ。

 ご覧の通りの曇り空になってしまったよ。

Monday, February 17, 2025

ハンダゴテが見つからない…

 港通いはいつもの通り,ついでの業務は僚艇の中間検査(船検)立ち会い代行で,検査が始まるまでは先週に引き続き,自艇の各種点検整備に勤しむ。
 ハンダゴテはバウに置いてある工具箱に入れてあったかなあ…

 あれっ,ない。箱の中にあるのは,でかい方のハンダゴテとガス式のハンダゴテ,ヒートカッターにパイプレンチ,グリース…ハンダすらないのがちょっと悲しい。

 布製のツールバッグはバウの三角ロッカー内にあり,蓋の上にはロープ類が入ったカゴ,クライミングギア,清水用のポリタンクがあって,それらを移動させないと中を確認できないのでかなり面倒だ。

 折り畳み式の鋸,糸鋸,金切鋸などなど,それにハンドサンダーなど木工中心の道具しか入っていない。ずっとこのバッグのサイドポケットにハンダを入れていたのになあ…

 一番よく使う工具類はクォーターバースに置いてある。ほとんど毎日開け閉めしているからここにはないだろうと思うが,念のため。蓋を開け,パレットを取り出してみたがあるわけないね…そこに入れるほどボケてはいなかったと一安心するが,出てこない限りもやもやは解消しない。

 詰んでいる。ちょっと気分を変えようと内側防波堤の外に出た。

 来た時よりは吹いている。20〜24ktぐらいか。

 予定時刻より少し早く検査官が来られた。15分以内に終了,お疲れ様でした。
 さあ,ハンダゴテの記憶を探ろう。最後に使ったのはいつだったのか,何をハンダ付けしたのか…

 突然,収納場所を思い出した,レミニッセンスでもあるまいに。そうそう,配線修理に便利だからと,ヒューズや電線その他が入っているボックスに移動させたのだった。思わず踊り出してしまったよ。これだけでメンテナンスをやった気になったので,今日はもう大満足でおしまいだ。

Saturday, February 15, 2025

昨日以上に風がない

 iPhoneの時計アプリが鳴ったら起床時刻の6時半だ。在職時は5時起きだったから随分とゆっくりしていられるのがリタイア者の特権だ。最初は小さく段々と大きくなってくるが,大抵は2,3秒で起きるからそれ以降の音量は知らない。今朝も微かにアラーム音である鳥の鳴き声が聞こえた。起きよう!時刻を確認するとまだ6時過ぎじゃないか…おかしい,いや,おかしくはない。そう,イソヒヨがまた外廊下の手摺にとまっておせっかいをやいているのだ。日の出に合わせてだんだん早い時刻に鳴くようになってくるものだから,こちらの睡眠時間は短くなるばかりだ…本物のアラームが鳴るまで二度寝した。
 先日来首筋が痛い。変な姿勢で寝たらしくいわゆる寝違えというやつだろう。鎮痛消炎剤があったので塗り塗りしすぎたのか皮膚がただれてきた。白か黒だけグレーは見えず,何事もほどほどがいいのに両極端に走るいけない癖だ。自宅には,夏に日焼けしすぎで太腿周辺部に炎症を起こした際に処方してもらったダイアコート軟膏があった。それでも塗っておくか。

 はて,軟膏といえばヨットにも積んでいたなと確認すると,用途が分かるのはウナコーワだけじゃないか。いかんね〜ちゃんと搭載薬品のリスト(効能・副作用)を作成しておこう。

 昨日以上に風がない。今日も引き続きハルの錆落としに励む。

 スタンション根本からデッキにかけて錆が流れて茶色くなっていた。ついでにこれも除去した。

 おしまいと思っていたが…

 フォアステイの根本から錆が出ている。デッキを十分に水洗いできる(水・日が漁協のセリが休みの)日にでも作業を再開しよう。

Friday, February 14, 2025

立春末候 魚上氷

 どの艇の風速計も回っていない,港内さざ波なし。関空島アメダス数値の6m/sを信じて港を出た。
 風見が不規則にあっち向いたりこっち向いたり,沖を望んでも白波はない。ジブを出し期待だけはしておく。再度アメダスを見ても5m/sはあるみたいだからね。
 港口までにアウターウエアは脱いでいる。ネックウォーマーごと帽子も剥ぎ取った。背中が出ないから寒い時は極めて有効なサロペットも不要だ。なにしろシートを引っ張るだけで汗をかいてしまうのだ。

 なんぼやってもあかんもんはあかんし,ふらつく風見,はためくジブ…あっさり諦めた。

 暖かい否暑い,さらに1枚脱ぐ。舫をかける時に見たハル,とりわけ船首の汚れ,この黄ばみは海水中の鉄分が付着して錆びたのだと聞いたのは2年前だった。去年の上架の際も錆取りに励んだ。
 こんないい天気の日は時間を気にせずにぼちぼちやれるので,やっつけ仕事が得意な僕でも念入りにできそうだ。
 フロアワイパーにクロスを取り付け,ライフラインから身を乗り出して擦る。拭き取れたかどうかは隣艇に乗り移って確認しないといけないのが面倒だ。自在ワイパーだから,下方に突き出した時に重量バランスのせいでひっくり返り柄がハルに着いてしまう。おいおい,面が着かないと拭き取れないのに…限界までの屈曲姿勢に,寝転び姿勢,ポケットに物を入れて作業しちゃダメだよ,携帯を二度も海ポチャしているから。

 きれいになった…と思ったが,ハルの真ん中より後ろが残っていた。『Bonanza II』艇長,確認のためデッキ無断使用しました。

 左舷側も拭き取りした。おおっ,白いじゃないか!

Thursday, February 13, 2025

カラス鳴く…

 立春第二候 黄鶯睍睆,もっとも実際は3月だろうが…港ではカラスしか鳴いていない。こちらに飛んできて僚艇のマストトップにとまった。朝の挨拶をしにきたと思うことにしている。そして,おあいそで返事だけはしておくのはいつものことだ。

 この部分だけガンネルが浮いている。隙間に詰まっているのはリベットをはつった際に落ちた鉄芯で,それが錆びている。オールアルミのブラインドリベットにしたのは去年なのでそれ以前の物だろう。浮いているのは裏側(ガンネルが庇状になっている)のナットが緩んでいるのかもしれないと,点検したが異常はない。

 10時を回ってしまった。(泉佐野)漁協のインスタで確認すると,今日はセリなし,つまり,漁船は出航していないってことで,それなら昼の帰港時刻を案じる必要はなく,今から出てものんびりと遊べる*。
*5時半〜6時半,13時半〜15時半は漁船の優先時間帯で,プレジャーは出入港を避けるお約束。
 バースでの風は真正面,メインセールは舫を解く前に上げておく。

 港に来た時より白波は随分と減ってきたようで,フルメインにジブはかなり巻いてセーリングを開始した。

 関空橋向けて南下する。
 右舷前方に気になる雲があり,こちらに向かっているのは間違いない。タックして北上すればかわせるかな。ほどなくパラリとメインセールを打つ音が聞こえたが,うまくいった。

 いつの間にかヒールが30°に。
 メインセールをリーフする(1.5ポイント)と落ち着いてきた。

 時々切り上がるね。

 いつものように行ったり来たりの往復運動しかしていない…

 少し風が弱くなってきた。リーフを解除すればいんだろうね…

 ジブをたたんで,メインだけでゆらゆらと帰港した。

Sunday, February 09, 2025

洋上は暖かい

 この数日で一番冷え込んでいたようで,雪はさっぱり降らず,典型的な冬の瀬戸内海式気候,太平洋側気候だ。
 そこそこの風を期待して,『PERFECT LIFE』艇長を誘って出た。

 青空が素晴らしい,乾燥注意報が連日出るぐらいが冬の大阪の正しい気候だ。そういや最近「異常乾燥注意報」って聞かないなと検索(AI)すると,なんと1988年にそんな言い方はしなくなったようで,僕は40年近くも知らなかったということになるわけだ…全く自分のバカさに呆れる。

 山側には雲が多い。

 北は青空が広がっている。

 もっといい風を期待していたのだが,風向が安定しない。風見のふらつきに同調してAirvaneが傾く,当て舵頻々,艇速がさっぱり伸びない。ようやくスターボードタックにして5ktを保つ。
 2時間ほど遊んで,これ以上(風)は期待できないと港に戻った。

 こんな日はキャビンにいるよりコクピットにいた方が断然快適だね。

Saturday, February 08, 2025

また強風だってさ

 屋外駐車の車上にはうっすらと雪が残っている。地面はまだまだ冷え切っていないのか路上に雪はない。凍結を心配していたが,からっからに乾いている車道を見ると今日も港通いしないわけにはいかない。

 ずいぶん吹いている,ほらカモメも避難してきているし…

 西の風,各艇斜めに構えています。
 反対側に係留してある漁船のバウ舫もぴんぴんに張っている。

 三つ打ロープのアイスプライスをやった。

 ついでにバウに収納しているロープの整理をする。
 コクピットロッカーには燃料用ポリタンク20Lが数個入っている。まだまだ余裕のある容量だが,深いのが難点だ。積み重ねて収納すると取り出すのに苦労するので改善しないままままになっている。

 かたづけをしていると色々なものが見つかる。

 おやっ,NOMEXの軍手,まだまだ使えそうだよ。

 クイックロックカラビナがあった。ゲートが凍りつかないので冬季クライミングでは重宝し仲間内では流行ったが,いつの間に市場から姿を消した。プラ部分に劣化はないけれどなあ…それがネックやったんやろか…知らんけど。

 ジャイブプリペンダーにサイレントパートナーを代用していた時に使っていたカラビナだった。

 いい気なって片付けをしているが,ロープ収納用のバッグが2個見つからない。何かを入れたのか畳んでしまったのかも忘れている,きっとどこかに移動させたようだ。かくの如く,整理と称してやっているが「探し物はなんですか」の世界を益々拡大させていっているだけなのかも知れない。今回はしっかり覚えておこう…と思う。

Friday, February 07, 2025

ちらつく雪の中をセーリングする予定でしたが…

  二日ほど続いた強風も今日は中休みといったところで,絶好のセーリング日和になることは間違いない。
 平野部から和泉葛城山系にかけて雪雲が広がっている。風は西,山沿いではこのまま降り続きそうな気もする。

 出港準備をしていると,先ほどより暗くなってきた。外を眺めると雪が舞っている。南の方にはやや暗めの雲がある。冬の雨は最悪だが,これぐらいの雪なら楽しめる。

 アビーム,ずっと艇速は5kt半ば出ているので気分がいい。雪のちらつきが減ってきたのが残念だ。

 海上ではいつものどんぶらこっこだ。スターン方向を確認すると…港近辺ではまだ降っているようだね。

 明石海峡大橋方面は薄い雲に覆われている,雪かな。
 ここ関空島北東海域は青空で,太陽を浴びて暖かい。

 さっきからひっきりなしに着陸していく(B滑走路)。これぐらい離れていると安心,ぽけ〜っと見ていてヨットが横倒しになったことがある。つむじ風のようなものに襲われたのだ。エンジンの数だけ(その時はジャンボだったから4個)のつむじ風はまるでヨットを狙っているかのようにフラフラしつつもこちらに向かってきた。水面が急に波立ったと思った時には遅かった…何度かこのブログにも書いた。

 お世話になっています,今日もありがとう。

 ヒール角は20°以下,それ以上になったらメインセールをリーフすることにしている。今日もいい感じで傾きましたよ。

Thursday, February 06, 2025

冬型の気圧配置が続いていますね

 先日中途半端になっていたキャビン内の作業を続行する。
 バウハッチを開けると澱んだ空気が一掃されて気分がよろしい。今シーズン一番の冷え込みは本当のようで,室温は4℃,エンジンのサーモスタット付近に取り付けてある水槽用温度計は6℃を示している。
 バース背もたれ部の収納スペースにストーブが入っていたはずだ。しばらく使っていない,点検がてらCB缶をセットする。缶は冷え冷え,着火してもすぐにボワッと炎が出てしまい,手で温めてやらないとうまく気化しない。
 やがてブースターからの熱が伝わり缶自体がほんのりとあたたかくなってくるので,全開にしていたバルブを好みの開度に絞っても消えることはない。

 赤矢印で熱を受け,黄矢印先のプレートに熱が伝わって,缶の温度が上がってくる。これがないと気化熱でどんどん缶の温度が下がってきてパワーが出ませんね。
 冬山でCB缶(ブタン主)を使うことはないが,プロパン比率が大のOD缶だって同じこと。使用前に缶を少し温めておくとよい。使っている間に缶がガンガン冷えてくるので,ブースターがない場合は手で温めながら使用するとよい…手は相当ちべたいで〜

 中間部は銅のようだ。現在の製品は熱を受ける部分も赤っぽいので全部銅なのかしらね。僕のは相当古いモデルだ。

 本来は屋外用ですからキャビン内での使用にはくれぐれもご注意を。コクピットで使い易いので,ちょっと寒く感じるオーバーナイトセーリング時にはこれがいいなあ。

Sunday, February 02, 2025

ウインドベーンが復活しましたよ

 早朝に雨は止んだらしい。家を出てからしばらくは先行車の飛沫を浴びていたが,泉州に入ると道路はすっかり乾いていた。
 遊べそうな風だ。『てるてるぼうず』に続いて舫を解いた。

 そこそこ吹いているかなと全開にしていなかったジブ,港口のあまりの風の弱さに展開しようと思ったが,もう少し我慢。すると,さらに絞った方がいいぐらいのいい風が吹いてきた。

 先日ネットで見たのは防寒ウエアとしてのバラクラバのうんちくだったが,なんだかねえ,書いた人は使ったことあるのだろうか…
 元々山屋の私にとってはバラクラバなんては呼ばずにずっと目出帽(めでぼう)だが,昔からマスコミはなぜだか目出し帽(めだしぼう)と言っている。もっともそれ(マスコミの方)はイメージ的には毛糸で編んだタイプのぶあつい物だろう。こいつを冬山で使用したら悲惨なことになる。目出帽を着用する時は極寒,それも吹雪の時だろうから,吐く息は口元で凍り付きべろべろの氷の塊となり重さで垂れ下がって,覆うべき顔面の半分が剥き出しになってしまうってわけだ。一見寒そうに思える薄い生地の(伸縮性のある)物だとこんな不快な状況からは免れる。すぐに取り出し,着用できるようにポケットに入れておいたってせいぜいハンカチほどの厚みだ。
 冬山では散々使ったが,ヨットで吐く息も凍るような寒い時期,冷たい海域を走ったことはないので残念ながら着用したことはない。そんなセーリングもしてみたいものだなあと,ついつい山用の衣類ケース内を確認,新旧合わせて3個あったのでしばし安心。
 余談ついでに肌着に関しては下半身に限定だがシルクはなかなかよろしい。化学繊維の衣類の重ね着(何日も風呂に入らず着っぱなしの状況で)では蒸れ過ぎ,だんだんむず痒くなってきてたまらない。それがパンツ(下着のパンツ)をシルクに変えると一気に解消した。シルクは吸湿性があるが,生地が薄いから気にならない(ちなみにポリエステル系繊維は吸水性0)ほどで,すぐにその上に重ねて着用した衣類を介して放出されるように感じた…またバカなことを書いてしまった。
 
 毛糸の帽子では風が通り抜ける。冬はシェル付きのこれ(左)高所帽に限りますね…何度もこのブログでも書いている。

 裏はボア,フラップを顎に回さずに後ろでとめてもいい。

 オーパイでは音を上げる。直してよかったよ。

 いつの間にか青空が広がってきた。

 見かけた漁船は1隻だけ,関空神戸ベイシャトルが今日も元気に運行している。ヨットは佐野の2艇,のんびり走れて何よりだ。