伊島までの予定で5時に出る。
奥深い勝浦の港から外に出た時に,『ラピタ』艇長からVHFが入る。
「写真を撮ろうと思っていたんだけれど,(僕の艇が)早く出過ぎて撮れませんでした。お気をつけて。」
の内容だったが,勿体ない。180度回転して朝日の方向に向かった。
逆に撮りました。ご安航を。
昨日のうねりはすっかりなくなっていた。平穏な潮岬を目指す。
電話が入った!昨日の若林さんからだ。検油計のことを,上架の際お世話になった鉄工所のAさんに話してくれたらしい。そこで応急処置としてしなければいけないことをAさんから的確にアドバイスしていただいた。蓋はがっちり閉めてはいけない,空気穴が必要だとの事だった。ありがとうございます。
今度はVHFで緊急通報が入る。どうやら天気が荒れてくるらしい。夕方まで粘るつもりは今日の艇速が伸びなかったこともあってとうにあきらめている。5年前に入ったことのある芳養に入港する。青空が少なくなり,雲が多くなってきたが,まだ風向きは変わっていない。
芳養に着ける。旧港から漁船が移動してきてすっかり満杯になっていた。
気になるギアオイルの蓋であるが,航行中も監視していた。エンジンをかけるとオイルはブクブクしだすが吹き出すまでには至っていない。なんとかなるだろう。
漁師の方が,自転車でぶらりと港の様子を見に来る。挨拶をすると,いろいろと教えてくれる。晩飯のことを言うと,惣菜屋さんが開いているかどうか確かめに行ってくれた。お世話になりました。
簡保センターで入浴。コンビニでアルコール購入。さっき紹介してくれた惣菜屋でおかずをしこたま買う。
今日の晩飯はヨットで摂る。
また,漁師の方がぶらりと見えられる。明日は伊島へ行くと伝えると,
「乗ってきよんで。」
「はぁ〜」
もう一人の漁師の方が,生返事の僕に,
「何が乗ってきよるか分かってるか?」
なんと霊が乗ってくるらしいです!
甲浦でもそうらしい。なかなかためになる話,酒でも飲みながらいっぱい聞きたかったけれど,相手は原チャに乗っているので勧めるわけにはいかん。惜しいことをした。
勝浦港発 04:50
芳養漁港 14:20
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