Sunday, January 31, 2021

予定通り飲んだくれる

 ずいぶんと寝たものだ。21時から7時ぐらいまで。
 岸壁に釣り客がいたが,僕たちがデッキに出るとずっと向こうの方へと移動した。静かに楽しみたかったのだろうか,それとも僕たちに関わらない方がいいとでも判断したのだろうか。
 こんな具合に係留リングが設置されていると,舫と岸壁との擦れに気を使う必要もなくていいですね。

 南が和歌山マリーナシティ。

 ゆったりと帆走で向かう。

 マリーナ沖ではいつものようにセールトレーニングの艇が出ている。精が出ますね。

 到着です。
 お疲れ様でした。

 バスでダイレクトにJR和歌山駅に向かう…早く飲みたい。

 この賑やかさがたまらない。

 2時間で退散。
 意気込んだ割には酒量が少ない…昨日の飲み過ぎのせいかな。

Saturday, January 30, 2021

僚艇の回航にお供する

 昨年,1昨年と海水温の高温化か船底の汚れは激しく半年も過ぎたらびっしりと海洋生物の巣になっている。これではデイセーリングもままならぬと拙艇の上架・船底塗装は昨年(2020年)11月にすませた。
 いつもほぼ同時期に上架作業をしている『Wiz of Oz』艇であるが,艇長の仕事の段取りがようやく一段落ついたそうで,『BonanzaII』艇長も同乗してマリーナシティへの回航をする運びとなった。
 2艇で向かって帰りは拙艇に乗る,すなわちセーリング優先,1艇に乗り込んで両日飲んだくれるかの選択は我儘な3名の意思統一に厳しいものがあるが,セーラーたるもの(泊地で)飲まずにはいられないとの思いは異常に強く,行き帰りともに海路でというヨットマンの信条はいともたやすく崩れ去っていった。

 いい天気です。
 自艇に「行ってきます。」

 さて,海況といえば,アビームからクォーターリーの快適な帆走を期待していたのだが,どうも楽はさせてくれないようだ。
 やや上りのパンチングを受け,時折ドジャーを越える波飛沫の洗礼を受ける。
 関空橋を抜けて(関空)島のブランケットに入ったら様子も変わるかなと思っていたが大して変化はない。

 体が冷え切る前に燃料を補給しておくのもいいかもしれない。

 アメダスを見ると,関空島と友ヶ島ではずいぶんと状況が異なるようで風速が半分になっている。加太瀬戸の半ばから潮に押されて,変なうねりのない気持ちのいい帆走に変わった。
 マリーナシティに直接行かずに和歌浦に向かう。予定通り今晩はそこで飲んだくれるのだ。
 浜湯温泉の熱い湯に浸かり,大浦街道を北上して居酒屋に向かう…歩いても20分かからないのでお勧めだ。

 お疲れ様でした。

 帰りも内燃機関は使わない。体内エネルギを燃焼させて,本回航の主目的である中華そば屋へと戻る。

 和歌山中華そば車庫前系の雄マルキで中華と早寿司,ゆでたまご。
 やっぱり美味い。

 みなさん日頃の激務か20時には寝ていた。
 僕はさらにハイボールをやって明日への英気を養う。おやすみなさい。

Thursday, January 28, 2021

それなりに働きました

 大気が気持ちいい。 

 左端のヨットが写っていないが,ヨット溜まりはこんな感じ。
 右端からはボート溜まりになる。
 隣同士はくっついているが後ろのスペースが広大で出入港がしやすいし,風にも強い(東以外)し,係留場所としては申し分ない。

『LEIA』さんが倉庫の片付けをしているので,手伝いをしてきた。
 一気にやらないでぼちぼちする。今日はロープの整理をした。間借りしている僕のスペースも整頓しないといけないね。
 バースに戻り,無線機ケーブルの確認をしていると…

 船外からきているケーブルが1本つながっていない?
 無線機の後面を見てもこのタイプのメスはない。おかしいなあ?
 …交換した旧ATUのケーブルだった。『Wiz of Oz』艇長,即答でしたね。ありがとうございます。
 取り替えた時にちゃんと理解してはずなのにねえ。他にもこんなことがあるんだろうな,きっと。

 隣のバース『BonanzaII』艇の上架メンテナンスも進んでいますかね。

 9時〜15時の「勤務」終了です。在職中より忙しいのはなぜ…

Wednesday, January 27, 2021

視界がよかったですね

 夜半からの雨はまだ止んでいないが,今日は晴れるはずだ。
 港に行かないと朝からパソコンの前に陣取って,見逃しても損した気にはならない動画なんかを垂れ流ししながら飲んだくれてしまうから全くお気楽なものだ。
 港に着いても冴えない天気で陰鬱な雲が頭上に広がっている。
 このところ右舷梵天にリードされている舫がラダー下に回り込むことが多かったのだが,スターンは随分と左舷側の『ocean』艇にぴったり着くように流されている。そりゃそうだ,北風が吹いているのだから。これで出るのには苦労しない。

 明石方面に青空が広がってきた。ジブは少し巻いておく。

 風はのんびり走るにはもってこいなのに,今日は波が悪すぎる。上下動ばかりしていてさっぱり艇速が伸びない。波の波長が悪すぎるのか?
 挙動の激しい時はコクピットにいるに限るが,そんな時こそ長靴のフリクションがいいのか悪いのかを試すにはもってこいだ。おまけにデッキは夜露で濡れていて,さらった波もそれを応援しているからなおさら都合がよい。マストまで横柄に歩いてみる。滑らへんやん!

 履いてきたトレランシューズより素晴らしい。デッキシューズと同等で問題なしだった。
 しかし,薄いので冷える。今日は山靴用のウール靴下を穿いているが,もっと寒い時は普段履きブーツのフェルトインナーを追加すればいいかもしれない。

 上らせているとヒールが25°を越えている。のんびり走りたいから落として楽する。
 そうするとクローズホールドじゃないからセットしても積極的に使うことがなかったテークルの使い勝手も試せるしね。

 アビーム〜クォーターリーで走らせていて風が安定しない場合はブームの揺れ戻りがあり,少々うるさく感じることがある。
 テークルをしっかり引くとセールがばたついてもブームが踊らないので,これはなかなかいいような気がしてきた。

 12時過ぎになんだか風が弱くなってきた。帰るかな。
 この先関空島の北西面に入ると完璧にブランケットだ…帰ってからアメダスを見ると,弱かったのは12時台だけでその後またいい風が吹いていたようだ。

 Uターンするとまたそこそこ走り出した。

 前方からクレーン船。
 航路が交差しないように走る。

 テトラポットだろうかたくさん積んでいる。どこの港に運ぶんだろうかと思っていたが,僕が関空島北端の黄沖灯標を後ろに見た頃,空っぽの同一船が北上していった。作業が早い。関空島(2期)にデポしたんだろうか。

 その黄灯標を東に回り込んだらちょうどオケラタイムだった。

 ウインドベーンに舵を任せて,キャビンに入り,頭だけ出して前後をワッチしながら,オケラをさらにワッチする。3エリアと小笠原とはなかなかつながりにくいが,今日のコンディションはよかった。本当に久しぶりに北海道からの信号も取れた。

 ちょっと艇速が増してきた。
 コクピットにいない間にいい風が吹き出したようだ。

 港口の赤灯まで気持ちよくセーリングする。

 エンジンチェックをして港を出る。また曇ってきたようだ。
 商店街で揚げたての天ぷらを買って帰ろう。

Tuesday, January 26, 2021

昼から崩れそうなんだ

 3日連続の雨だったが,漏れてはなかったようで,さらにやってみようと防水のために貼ってあったテープを剥がしたが,シール痕がみっともない。脱脂も兼ねてウエスで擦る。とことんやらなくてもそのうち劣化して取れるだろうなあなんて淡い希望を持っている。
 ビス周りだけは丁寧に落としておこうか。

 全てのタッピングビスに同じようにやってみた。

 Autopilot Hook up to the MONITR 4.6に書いてあるのが気になっている。読みもしないでイラストだけでああだこうだと思案しているのだから怠け癖もたいがいにせえよと自らを戒める…

 オートパイロットは2台所有している。そのうちの1台オートヘルムならケーブルが長いので充分に届くと思って出してみたが,果たしてその通りだった。

 レイマリンの新しいタイプのものはボディにスイッチ類が付いているが,これは独立してある。
 コネクタはHELMに差し込んであるが,右端のVANEが気になって仕方がない。なんだろう。ピンは前者が2で後者(中央のリモコンも)が4。

 ウインドベーンを使っていて次はオートパイロットへと変更する事態はその逆も含めてままある。
 よくよく考えてみるとAirvaneを取り外さなきゃいけないし,さらにオートパイロットをセットしないといけない。
 通常の使用法だと,オーパイはコクピットにセットしまままでアームをピンから外しているだけだから再セットに時間はかからない(ピンに挿すだけだからなあ)。かえって手間がかかりそうな気がしてきた。
 全て頭の中だけで考えている。マニュアルしっかり読みましょうだな。

Monday, January 25, 2021

ようやく晴れました

 先週の金曜日から,土,日と3日間連続の雨。
 自宅の裏側は山林であるが,ときおり白いベールがかかって山の輪郭さえ確認できないほどで,まあ,ずっとコロナ禍,おまけに緊急事態宣言なるものが出ているし,家で閉じ籠るしかないなあと自分をごまかせば,ネットで映画ばかり観ていてもたいして苦痛にならないはずだが…じっとしているのにも限度がある。
 土曜日には週明けの天気ばかり気にしているが,月曜日はよさそうだ。
 拙艇のレーダーアーチを見たいと言う『きらりⅡ』艇長を誘ってセーリングに出た。

 港を出てすぐにセールを揚げたが,風見がくるくる回っている。当てが外れた,これは失敗したかな…
 少し沖出しすると,そよそよと7〜8ktの風が吹いてきた。

 さらに風はよくなり,10〜12ktぐらい。
 タックして気持ちよく進む。
 最後は港口まで,アビームからクォーターリーのご機嫌な走り。

 バースに着け,ノンアル(真面目だね)をやり,コーヒーも淹れて,四方山話で小一時間。
 今度,一文字(西宮)に行った時はよろしくお願いしますね。蔵巡りで日本酒飲んだくれましょう。
 泉大津の『BlueLagoon』艇長がやってきた。

 先日自作されたロープカッター用の鞘を僕の分まで作ってくれていたのだ。
 ロープカッターは入ってすぐの階段上の引き出しにしまってあるが,細引きやスリング,カラビナなど割と使用頻度が高い物もそこに入っている。それらを取り出す時に注意していないと手を怪我することもあった。
 これで安心,ありがとうございます。
 
 水温計が動かないと思っていたが,単なる電池切れだった。やれやれ。

 コクピットから見やすいように逆に取り付けている。キャビンからだとこのように見える。

 先週の火曜日以来の港だった。
 さて,今週はもっと乗らないとね。

Tuesday, January 19, 2021

雄風から和風,のち疾風に

 結構吹いているが10時過ぎには収まるだろう。

 数字が小さくなるまでキャビンで内職。

 コクピットに出ると太陽が暖かい。寒いからと外での作業をいい加減にしていたが今日のこの陽気はなんだ。今日は作業日和だなあなんて日和ってしまっている。
 油断しているわけではないが時々ある「勝手に」ジャイブは怖い。プリペンダーもどきのものをセットしていたが,結局はブームを抑え込むにはゆるゆると動くシステムでは風の強さに負けてしまうことが多かった。
 ブームを出したら,そのまま風下側に固定してしまうのがよさそうな気がする。勢いを止めるわけではないからブームそのものに衝撃荷重もかからないはず(だろう)。
 去年の暮れにやったのだが,コクピットまでリードするロープの取り回しを変えてみた。
 ウインドベーンとティラーを連結するロープの点検。消耗している部分はない。シリコンチューブの効果は大ですね。
 そうそう,昨日,高齢者(悲しい…)用肺炎球菌ワクチン予防接種をしたのでちょっと腕に疼痛がある。そんな言い訳をして,せっかく風力4Moderate breezeに落ちてきたのにに舫を解きもせずにうだうだしている。

 僕のヨット用ブーツはもう10数年使っていて,底が硬化したのか油断していると滑る。
 安いアンクルブーツ否長靴を買ったが,果たしてその性能は…

『LEIA』さんがやってきた。いつもご馳走になっているからたまには拙艇でコーヒー。

 また吹いてきましたね。雲が忙しく北に吸い込まれていく。

Saturday, January 16, 2021

楽しむはずだったんですがね

 今日は寒冷前線が通過するはずである,午前中に…
 風見は南を向いている。風速計の数字は無表示だ。雨もまた降り出したようだ。出ても仕方がないか。
 バウで作業をしているとなんだかゴーゴー言い出した。ビュゥーンとロープが唸る音も聞こえる。

 時折22ktオーバー。
 風向も変わった。

 それ以上荒れることはなく,雨も降ってこない。暗雲が北西の空を支配している。岸壁で視界が遮られているのでそれ以上は見えないからなんとも言えないが。
 今日はずっと冴えない天気のままだろうと思うといっぺんに出る気が失せてしまった。

 ターニングブロックを再度取り付けた。
 3ポイントリーフロープが切れた時に,ブームの外側からならコクピットにリードしやすい(と思う)。試したくはないなあ。

 倉庫のこやしになっていたカーテンもまた取り付けた。バウにゲストが来るわけでもないが,キャビンにいる時にごちゃごちゃした荷物が見えない方が落ち着くかも。

 今日もきれいな海だった。未練がましく海底をじっくり見ると…

 こいつだ。

Thursday, January 14, 2021

出ればそれなりに楽しめる

 気温の差が激しい。今日はおそらく二桁台の気温になるだろう。
 どの艇の風速計も回っていない。比較的敏感な拙艇のそれも微動だにしていない。
 びっくりするほどの青空,一片の雲も見当たらない。コクピットで作業をしていると厚着のままではむっとするほどだ。
 港内の海面を見てもとろんとしているが,沖に出れば少しは楽しめるかもしれないと舫を解いた。

 期待していなかったが,少しだけ我慢すると前方の海面にはさざなみが広がっている。
 追手だと辛いが上りなのでそこそこ走っている。

 働き者のウインドベーンがありがたい。

 3〜4kt台だが,日差しを浴びて気持ちがいいのでそれ以上は望まない。

 タックするとさらに艇速を増した。時折5kt。

 佐野沖にセールが見えた。
 やっぱり『風来坊』艇だった。

 昼前に当然のようにさざなみが消えて,ぬぺっとした海面になってきた。
 デッキ作業には最適の天気だと,しぶとくセーリングを続けないための言い訳をして港に帰った。
 ついついさぼってしまうデッキ艤装の点検をする。
 シャックルはたくさんあるが,予備のブロックはもう少しあった方がいいと思う。ピンの抜け防止のリングは伸びている物がある。どんなふうに力がかかって伸びるのかちょっと見当がつかない。
『LEIA』艇でコーヒー。いつもごちそうさまです。
 昨日大阪にも緊急事態宣言が出された。海にいるとコロナの心配はないだろうが,どこにも行けないのはちょっと悲しいね。

Monday, January 11, 2021

ぐうたらしてたらあきません

 サンデー毎日な僕に3連休もクソもへったくれもないのであるが,港にも行かずに飲んだくれていたのだから仕方がない。
 さて,その最終日にようやくヨットを出した。 予報では午前中は頃合の風が吹きそうだ。
 関空島北側に何艇か漁船が見える。底引きだろうなあ。

 ジブを少しだけ巻くとちょうどいいバランスになった。ヒールは時折20°。
 佐野沖の悪い波はいつものことだが,そこを過ぎると気持ちよく走り出した。

 Airvaneは手製の物で,この大きさが今日ぐらいの風にはちょうどいいようだ。

 予報は裏切らない。
 追手の微風でしずしずと帰るが,途中青空が見え出した。その後雲が再び空を占有したかと思ったら,案の定風見がくるくる回り出した。

 片付けをしながらオケラをワッチする。3エリアはなかなかつながりにくいが13時前に本年初チェックイン。
「あけましておめでとうございます。みなさん今年もよろしくお願いします。」
 僕の帰港とほぼ入れ替わるように出て行った『LEIA』艇が帰ってきた。お邪魔してコーヒーをいただく。ごちそうさまでした。
 ジブの入れ替えを手伝うが,やっぱりでかくて重いね。パワフルだなあ。

Wednesday, January 06, 2021

いろいろやりましたが

 いい風吹いているなあ。
 いかんいかん,やらなきゃいけないことがある。
『ocean』さんがやってきた。コーヒーを淹れしばらく雑談。
 ようやく作業をする気になってきた。
 窓から(だと思うのだが)の雨漏り対策。
 このヨット,窓が大きすぎるんだろうなあ。捻りが加わって捩れ,徐々に漏ってくるような気がする。とりあえずタッピングビスの部分に処理をしておく。これで保てばありがたい。
 港に来たら(ヨットは)出さなくてもペラだけは回す。右舷舫に要注意で船底に潜っている。アスターンをかけると左の『ocean』艇に尻を振っていくので安心だが,回している時には常に見ておかないと心配だ。最後はブンと吹かしてからエンジンを切る。
 ヘッド上の注油口から紙コップ1杯分のオイルを追加しておく。上限ぴったしのレベルになった。
 ベルトの張りは問題なし。
 オケラをワッチするが,今日も厳しい状況だった。
 3ポイントリーフは多用する。そのリーフロープが切れ,ブームに入れ直したという話を忠岡のHさんから聞いた。洋上でそんな面倒なことはしたくないなあ。ブームの外側にターニングブロックを取り付けたことがあるが,もう一度設置しておこう。これなら楽にリーフロープを再セットできる。

 午前中より吹いてきた。艇が流されているよ。
 土曜日ぐらいまで風が強い(はずだ)。週末は久しぶりにヨット泊して,日・月とセーリングできたらなあと甘いことばかり考えている。

Monday, January 04, 2021

初乗りでした

 ここ何年かは,庄内の名刹善寶寺で元旦祈祷したお札をマストサポートに貼っていたのだから「初乗り」の言葉にも意味があったような気がする。
 ところがどうだ,コロナ禍で東北への移動もままならない。年末に郵送でお願いしておいたのでもうしばらくすると届くはずだ。それを貼らないことには新年のヨット行事も終わらない…とでもしておこう。
 港に来てみたが,どの艇の風速計も回っちゃいない。
 でも,やっぱり今日は出よう。
 スターンの舫を外そうとしたが,なんだか変だ。『BonanzaII』艇(現在上架中)と拙艇の梵天どうしを雑索で繋いでいたのに切れている。そのままにしておくと,(拙艇の梵天が流れてきて)侵入路が狭められる。重いおもいロープを引いて新たに繋ぎ直す。やれやれ。
 
 沖に出れば少しはあるだろうと思っていたが,ご覧のようによたよた。
 
 船底掃除を兼ねて機走でもいいからしばらく走ってみるか。
 クルクル回っていた風見がちょっと安定してきた。

 ええやないか。
 この風で5kt台なら文句なしや。たまに4kt台に落ちるけどね。
 泉北堺の方の煙突の煙は横に流れとる。風は吹いとるんや。

 タックするとさらに艇速が増した。
 ちらっちらっと白波も見えとる。

 安心あかん,やっぱり落ちてきた。
 微風の追手ではウインドベーンも拗ねとる。オーパイに切り替えて走る。
 あかんジブがよたよたや。おまけに風向きが変わってジブに裏風が入っとるし,メインも反対側に行きたそうになっとる…ついには風見がふらふらしだした。
 ここらでおしまい。

 途中でオーバージャケットにオーバーパンツを脱いだ。ほんまに風が落ちた証拠や。
 今日は誰も港に来ていないようや。静かなバースに着ける。
 太陽がさんさんと照っとるし風はないんでデッキでの作業ができる。
 前々から気になっていたサイドウインドウのテープを剥がす。きのう100均で買っといたシール剥がし剤の性能や如何に…やっぱり安もんやから驚くほどの結果が出えへんなあ。
 明日は今日以上に風が弱そうや。正月の続きで飲んだくれよ。

Sunday, January 03, 2021

明けましておめでとうございます

 例年は雪のある地域に出かけているので,正月に大阪にいることはない。
 コロナ禍でどこにも行っていない。このまま家にいるとアルコール漬けのまま終わりそうだと意を決してやってきた…本当は朝から飲んだくれていることにささやかな幸せを感じていたのだが。
 おせちもなくなったし,朝から飲む理由もなくなったと自らを納得させれば,ドアを開け階段を降りる足取りも軽かった…

 昨日はよく吹いていたそうだ。
 今日は少し弱まっているかとなと思っていたのだがそうでもないらしい。

 行って来いロープを解放すると,艇がぐんと風下に流される。右舷舫がラダーの真下に入ってしまい触れている。いかんねえ,実に。
『東日流』jrさんがやってきたので招き入れ,コーヒーを淹れしばらく雑談。ほどなく岸壁にいつもの佐野のメンバーが集まってきた。
 みなさん,明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 コクピットスターン側にリングが落ちていた。さて,どこから…
 バックステイのプーリー軸抜けどめ用のそれだった。年末にチェックした時はなんともなかったのに。
 新しいリングに付け替える。

 明日に期待。

『LEIA』さんからミカンをいただく。大きさは不揃いですが味はよろしい。年末にももらったがなくなりかけていたのでグッドタイミングでした。
 無農薬アボガドも。ありがとうございます。