Saturday, January 30, 2021

僚艇の回航にお供する

 昨年,1昨年と海水温の高温化か船底の汚れは激しく半年も過ぎたらびっしりと海洋生物の巣になっている。これではデイセーリングもままならぬと拙艇の上架・船底塗装は昨年(2020年)11月にすませた。
 いつもほぼ同時期に上架作業をしている『Wiz of Oz』艇であるが,艇長の仕事の段取りがようやく一段落ついたそうで,『BonanzaII』艇長も同乗してマリーナシティへの回航をする運びとなった。
 2艇で向かって帰りは拙艇に乗る,すなわちセーリング優先,1艇に乗り込んで両日飲んだくれるかの選択は我儘な3名の意思統一に厳しいものがあるが,セーラーたるもの(泊地で)飲まずにはいられないとの思いは異常に強く,行き帰りともに海路でというヨットマンの信条はいともたやすく崩れ去っていった。

 いい天気です。
 自艇に「行ってきます。」

 さて,海況といえば,アビームからクォーターリーの快適な帆走を期待していたのだが,どうも楽はさせてくれないようだ。
 やや上りのパンチングを受け,時折ドジャーを越える波飛沫の洗礼を受ける。
 関空橋を抜けて(関空)島のブランケットに入ったら様子も変わるかなと思っていたが大して変化はない。

 体が冷え切る前に燃料を補給しておくのもいいかもしれない。

 アメダスを見ると,関空島と友ヶ島ではずいぶんと状況が異なるようで風速が半分になっている。加太瀬戸の半ばから潮に押されて,変なうねりのない気持ちのいい帆走に変わった。
 マリーナシティに直接行かずに和歌浦に向かう。予定通り今晩はそこで飲んだくれるのだ。
 浜湯温泉の熱い湯に浸かり,大浦街道を北上して居酒屋に向かう…歩いても20分かからないのでお勧めだ。

 お疲れ様でした。

 帰りも内燃機関は使わない。体内エネルギを燃焼させて,本回航の主目的である中華そば屋へと戻る。

 和歌山中華そば車庫前系の雄マルキで中華と早寿司,ゆでたまご。
 やっぱり美味い。

 みなさん日頃の激務か20時には寝ていた。
 僕はさらにハイボールをやって明日への英気を養う。おやすみなさい。

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