風速計はからりとも回っていないが,これだけの晴天で出ない手はない 。
バースに着けたままメインセールを揚げても船は動かない。バウ舫を外すと,スターン舫のモニターの重さでゆるゆるとバックしだした。ペラが梵天の位置を過ぎてから後進をかけてティラーを押すと船首が港口を向く。前進に入れフェンダーを引き上げる頃には少しさざ波が出てきた。
風力3。のんびりと遊ぶには好都合だ。今日は1日中これぐらいの風だろうから,関空島でも回ってこようか。 錨泊中の本船を避けると,二色沖に操業中の漁船が3隻。そのうち1隻との針路は交差しそう。こちらの方が速いだろから問題はないと思うが,タックを変える。横目で件の漁船を見ると行き先を反転していた。
オケラにチェックインしつつ,後方をワッチする。
楽しかったのもここまで,だんだんセールがばたつきだした。関空島アメダスを見てもやはり風は落ちている。またいい風が吹くまで漂うか,否,13時半までに入港しよう(13時半〜15時半は漁船優先時間帯のためプレジャー船は出入港しないように決めてある)。
太陽がFRPのボディを温めているのでキャビン内も数日前とは大違いの暖かさだ。真面目にエンジンの点検でもしよう。
排気ホースがエンジンベッドのボルトに接触するかしないかの微妙な位置を這っている。あらかじめボルトの頭に緩衝材らしきスポンジが貼られていて充分な役目は果たしているが,少々ヘタっているような気もする。ゴムホースを切ってさらに補強しておいた。
何か,エンジンベッドに転がっている?
ケーブルは昨年末に付け替えたが,同じようなプレートがもう1枚あってそれにはネジが切ってあった。そのプレートの内側に付いてたいのかもしれない。外す時に落としてしまったのさと自らを納得させて,元の位置であろうところに付け直した…
古いケーブルはそれが原因で2ヶ所も外皮が向けていた。交換する際,新ケーブルの擦れそうな部分にテープを巻いてあったのだがなあ,もう少し延長して巻く必要がある…続く。
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