抜けるような青空,風は?出てみないと分からない。
『Wiz of Oz』艇長からVHFコール,
「帆走?エンジンかけてる?」
今日の航程は短い,急ぐこともないのだ。エンジンオフするが,2kt以下とは…それでもしばらくすると陸側からいい風が吹き出した。
昨日高砂に停泊していたらしいヨットとすれ違う。手を挙げて挨拶,ご安航を。
艇速4kt台は維持,加古川が近づくに連れてだんだんいい風になってきた。ジブを少し巻いてヒールを抑える。ずっと港口までそんな風が続き,久しぶりの爽快セーリングだ。
いつも思い通りに動いてくれてありがとう。
本船が出港するようで航路が交差する。早目にメインを下ろし入港の準備をした。
後ろからヨットが…ひょっとして…
泊地はかなり奥まった所,水路をゆるゆる進む。
『高砂や この浦舟に帆を上げて この浦舟に帆を上げて 月もろともに出汐の 波の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて はや住吉(すみのえ)に着きにけり はや住吉(すみのえ)に着きにけり』
最後に勤務した学校で能をやっていたことを思い出したよ。
商店街を抜けて,銭湯に向かった。
熱々のお湯が嬉しい銭湯,スーパー銭湯と言われる所では決して望むことができない切れのあるお湯,最高だ。
風呂への行きしなに見つけた店は17時からしか開かない。一旦港に帰ると和歌浦フィッシャリーナから『FLAPPER』が着いていた。これには『胤』艇長が乗ってきている。明石付近でメールが入り,僕がここにいるのが分かると急遽泊地を変更してやってたのだ。お久しぶりです。
ここらが潮時。
蕎麦屋が開いていた。〆はここだ。
「アレ」見つけてました(過去形)
ReplyDeleteあれが「アレ」でしたか。
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