Thursday, August 10, 2017

来たかった牛窓へ 牛窓県営桟橋

 11日に三本松でヨット仲間と会う約束がある。
 湊からどこへ行こうかと考えていたが,まだ着けたことない港,やっぱり牛窓に行こう。小豆島を北から回って,明日は南を抜ければ楽しいかもしれない。

 湊の漁船は4時55分に動きだした。船溜りは最奥にある。手前に停めている僕にとって曳き波が心配だが,昨夕もそうであったように,ここの漁師さんたちはみなデッドスローで帰ってくる。果たして,出港の際も同様だった。なんだかとても気持ちがいい。

 プロッターに昨日の航路が残されている。その通りに出た。沖合いまではショートカットしない。
 本船航路を横切ったあたりからようやく風をつかまえることができた。
 弱い風なのでエンジンも併用して進む。ジブが展開できただけでも御の字だ。

 小豆島の北を回る。グイッとヒールするが,ほんのいっときですぐまた真上りになる。

 牛窓瀬戸で少し潮に押されて艇速が落ちる。早い時間に通過できてよかった。
 県営桟橋の左側に舫う。右は忙しくボートが発着岸を繰り返しているし,その隣のフェリーの引き波がすごいので論外だ。

 観光案内所があった。表にはトイレもある。しかも24時間使えるのがありがたい。
 案内所の裏の通りに小さな食料品店が2軒ある。そのうちの1軒を覗く。惣菜があるが数は限られているだろう。
「これ夕方に来たらまだありますかね?」
「取っておきますよ。」
 これで酒のアテは確保できた。

 風呂はないと聞いていたが,FBのヨット仲間から有益な情報が入って来た。涼しくなってから出かけよう。ただし遠い。

 行く前に先程の食料品店に立ち寄るが,閉まっている。他のお客さんも来ていたが,どうやら配達に出かけているらしい。

 牛窓マリーナまでは歩いて30分。ゲストシャワールームが施錠されていた。貼り紙を見ると16:30が最終受け付けらしい。僕が着いたのは16:50,失策だ。たまたまトイレにいた青年に
「使えないの?」
と聞くとここの職員だったらしく,
「いいですよ。」
と快諾される。2階まで行って鍵を取って来てくれた。ありがとうございました。

 ゆっくりと歩いて帰る。
 小さなスーパーマーケットがあったが,欲しい惣菜はなかった。コンビニでスパークリングウォーターを買い,歩き飲みする。
 造り酒屋があったので地酒を1本買う。

 案内所の裏のもう1軒の小さな食料品店で食材を買う。惣菜を取り置いていてくれた店にも立ち寄り,受け取る。四方山話をするが,隣は銭湯だったらしい。街の風景はどんどん変化していくが,寂れていくのは寂しい限りだ。おまけにお目当の飲食店は2軒とも休業日だ。

 コクピットで夕陽を眺めながら,先程購入した牛窓ビールをやる。あては2軒の店で購入したフライと天ぷらだ。

南あわじみなと海の駅発 05:40
牛窓県営桟橋着     11:50 

着いた時にいた本船は夜中に出ていったらしい。次回に係留するなら,後ろの公共岸壁のはじっこあたりかなあ。

空が青い。この時刻ならまだ気温はそれほど高くない。早起きして距離を稼ぐのが得策ですね。

ダム右手に見えるのが吉田の岩場。登りに行ったのはもう30年以上も前になる。花崗岩の岩肌が,frictionがよくて気持ちがよかった。スラブありクラックありでなかなか楽しいクライミングだった。

牛窓瀬戸の東からの入り口。少々押され気味。遅くなるともっと押される。よかったあ。

牛窓港の入り口。お目当ての県営棧橋はどこかな?

停めました。ポンツーンは楽でいいですね。ビール飲んで昼飯にしよう。

空いていてよかった。縦に2艇はきついかという感じ。横抱き2艇も,岸壁に着けるボートありで難しそう。棧橋右側は前島とのフェリーが頻繁に往復するので進められない。水上タクシーのようにボートの発着岸も多い。

そんな場所だったんだ。街キネマも各所で閉館されている。娯楽の形式が変わってからもう何十年も経つ。

案内所裏のパン屋の看板がかかった店は,食料品店で酒類も置いている。

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