Tuesday, May 21, 2019

いろいろとやる

 バッテリからの配線の見直しは機器の移動をしてからにする。
 一番役に立ったのはAISだった。しかし,相手側の船を認識してしまうと始終ビープ音が鳴っているので,解除しやすいように手の届く範囲に置いたほうがいい。
 GPS魚探プロッターとレーダーモニターはチャートテーブル上に移動させた。
 …まだまだ,やることがたくさんあるが,ラダーが仕上がるまでじっくりやることにする。

定期的に火を入れてやる。ニードル交換無しでガソリン,灯油,軽油なんでもござれのマルチフュエルバーナー。

Monday, May 20, 2019

ラダーを預ける

 マリンクラフトの池田さんを訪ねて,ラダーを預ける。経緯をお話しするとびっくりされていました。こんなこともあるんですねって。

 午後から泉佐野に行って整備をする。改良するところがたくさんあるなあ。

ラダー本体には傷なし。シャフトだけが曲がっている。

フォグフォーンが壊れてしまったので,台座を新しく取り付ける。音は問題なしに鳴る…そうとううるさい。

Sunday, May 19, 2019

ラダーを抜きました

 今日はラダーを抜く。一人ではできない。僚艇のメンバーの協力を得よう。

 朝のセーリングに出かける『Wiz of Oz』艇にお邪魔する。相変わらずこのヨットは軽くて速い。微風でもみるみる艇速が乗っていく。
 ほどほどにして港に帰ったら,機能しなくなった拙艇のATUの修理にかかる。僕は道具を手渡すだけでさっぱり役には立たないが,この作業は必見だ。ほどなく完了。
 いつものように『のぎく』でお昼かと思ったが,たまにはコクピットで気楽にやるのもいい。ソーダクラッカーにオイルサーディンがよく合う。
 ちょうど12時過ぎになった。オケラにチェックインする。懐かしい山田さんの声が聞こえる。一つ置いて隣の『Wiz of Oz』さんからも声が聞こえる。これで佐野漁港からダブルチェックインだ。

 さて,ラダーを抜くとしよう。これは小笠原で経験済みなので直ぐに終了。やっぱりラダーはプカリと浮いてきた。回収して岸壁で乾かす。車に積み込んで明日はマリーナシティに持っていくつもりだ。

朝の風を感じて,『Wiz of Oz』艇で軽く流す。『風々』さんが愛犬とともにセーリング中。

ATUを取り外し蓋を開け中の様子を観察する。水が侵入していた。てきぱきと佐野の「業者」さんが元通りに直した。いつ見ても惚れ惚れする。

外飯しようかとおもったが,食料はゴッチャリある。拙艇でささやかにやる。

Saturday, May 18, 2019

今日は飲むぞ

 ハイボールをぼちぼちやっていると『Blue Lagoon』さんがやってきた。個人の荷物はまだ積んだままなので,それを持ち帰らないといけない。
 キャビン内の食料を整理して,一旦バースに出す。期限切れの物はないが,開封してしまったものは早く使い切るほうがいい。
 コクピットのブイや自己点火灯などを片付ける。ライフブイもソロの時は不要だ。しまい込む。
 
 夕方は,京橋でささやかに今回のメンバーと焼肉を食った。お疲れ様でした。
 
小笠原行きではさっぱり飲んでいなかった。行きしなは酔ったのもあるが,それ以上に気温が低くビールが美味いとは感じられなかった。充電の不具合で冷蔵庫を使わなかったせいでもあるが。

キャビンテーブル下に設置したがやっぱり場所を取って使い勝手がよくない。元通りバウに移動させた。

使用することはなかったが,少々湿気を帯びたクライミングギアはきちんとメンテナンスしておく。

ジャイブプリペンダー代わりに使っている『サイレント・パートナー』も要メンテナンス。

ポッキリというよりザクッと折れたオリジナルティラーの残骸。右端が真っ直ぐなのは,帰路に使うため切り落としたから。

Friday, May 17, 2019

午後からは後片付け

 一旦家に帰って翌日に来ようと思ったが,やっぱりそれでは船に申し訳ない。午後から片付けに向かった。
『kouhei II』さんが『ECHO POINT』と岸壁で話をされていた。今回あったことの概略を軽く伝えておく。
 キャビンの中の自分の荷物を整理し,工具を元の箱に移す。その他の片付けは明日にしよう。

朝にはいなかったヨット,今年も『ECHO POINT』さんが来られていた。軽く挨拶をする。

当たり前の光景。

こんな中綿入りのジャケットを着るとは思っても見なかった。

中綿入りのジャケットにさらに中綿入りのアウターを重ねた。それでも丁度ぐらいだった。

トビウオ1…

トビウオ2…

着きました

 関空橋手前ではすごいラッシュだ。遠くから見ると横1列に並んでいるように見える。前日に泉佐野の『八点鐘』さんから作業船がいるとの情報を得ていたが,そのために警戒船が出ているのかなと思っていた。そうではなく,泉州の漁港から一斉に漁船が繰り出しているようだ。ほぼ1時間強それで悩まされる。
 そこを過ぎると急に静かになった。
 関空橋をくぐり,港へと急ぐ。
 佐野漁港の漁船優先時間帯(05:30〜06:30)にぶつからないようにする。なんとか5時ちょっと前にバースに舫う事ができた。
 ただいま~

 着きました。
 ほっとしますね。

 片付けは一旦家に帰ってから午後にでも出直すことにしよう。『攀丸』お疲れ様でした。みなさん,お疲れ様でした。

Thursday, May 16, 2019

紀伊水道に入る

 本船の灯りがずっと右舷前方に連なっている。この分だと航路がクロスするのは明るくなってからだと一安心する。
 ウインドベーンがだんだんあっちこっちを向くようになってきた。羽を大きい方にしたがやっぱり駄目だ。オーパイに頼ることにする。ベーンさん,ありがとうございました。
 それにしてもスピードが出ない。機帆走にしてからはずっと3〜4Kt台だ。ペラに絡んでいるのか?夕方に一度潜って調べてみたが,なんにも絡んでいない。
 加太瀬戸通過は南流の最強時。手前で少し速度を落として本船とのクロスに注意しながら通過する。

 いい朝日を拝むことができた。本船に気を使うことなく夜が明けた。これから紀伊水道に入っていく。

 だんだんウインドベーンがよたよたしてきた。寂しいなあ,もう少し付き合ってよね。

 おそらく今航海最後の夕日。毎日こんな夕日を見たかったなあとあんまり愚痴ばかり言ってちゃだめだね。

Wednesday, May 15, 2019

西へ

 朝方に西へ変針する。
 時間が合えば紀伊勝浦港に入港しようとも思っていたが,このままでは深夜になりそうなのでパスすることにした。本船航路は避けたいので,沿岸からかなり離れた位置から潮岬を回り込み,北上する予定だ。
 今まででいちばんいい天気だ。今夜こそ星空の下を快適にセーリングできるはずだ。
 夕方,今航海で初めてケンケンを流すが,「釣れた」のは,いや,正しくは「吊れた」のは2回ともホンダワラだけだった。
 予想通りの満天の星。最後になってようやく演出してくれました。往路と小笠原滞在中はさっぱり見ることができなかったからなあ。

 オッサン,寝とったらあかんで。青空,太陽…デッキでようやくくつろげる天候になってきた。

 飛行機を見上げるのも久しぶりだ。何度も書くが,青空が嬉しい。

 大量です。料理の仕方を教えてください。

 夕日が美しい。今晩はきっと空いっぱいに煌く星が見られるだろう。

Tuesday, May 14, 2019

これで晴れていれば最高なんだがね

 深夜から船の灯りが2時方向から5時方向へと動いていった。AISで船名を確認しておくが,貨物船ではない,タグだろうか。
 切り上がりすぎるのでセールをトリムする。
 明るくなってきたら,船体外部の点検をする。デッキに何か転がっている。小さなイカで,打ち上げられて間もないようだがすでに死んでいる。『Blue Lagoon』さんが「切れる包丁を」とこだわっているが,わざわざ刺し身包丁を出すほどのことはない。3人で分けると切り身はほんの僅かずつになるが,味はよかった。ごちそうさまでした。
 短波放送を受信できた。続いてNHK第1と第2も。
 このまま風は上がりそうだ。夕方,チョロジブ,3ポン(実質4ポン,リーフポイントは1.5,3,4に設定してある)にする。それでも5Kt以上をキープしている。

 目的地まで227.2nmはあっているが,106:24は誤表示だね。そんなにかかっちゃ困る。
かっとんでいるよ。

Monday, May 13, 2019

走っているよ

 帰路は毎朝7時頃に『Wiz of Oz』さんが,気象情報と黒潮の潮流情報を送ってくれる。コースはこのままでいいが,今日と明日はずいぶんと荒れそうだ。朝方に1ポンから2ポンに変更する。艇速は気持ちいいほど出ている。
 ウインドベーンのロープを確認すると,上部の毛羽立ちはそのあんまり変化なし,念のためにシリコンスプレーをかけておく。さらに,下部を覗いてびっくりした。ベーンの支柱との連結部分のロープは芯が見えている。今にも切れそうだ。3mmロープでプルージックにしてパルピットにつなぎ,シーブから支柱パイプ内に(切れた)ロープが吸収されるのを防いでおく。
 夕方になって少し海況が落ち着いたので,消耗した部分を避けて新たに連結しなおす。どうやら使用しているロープは普通のナイロンロープらしい。ダイニーマに変更する必要がある。帰港してからの宿題だ。

 夜が明けてきた。昨晩からいい調子で走っている。充電のためのエンジンをかける必要もなくなった。気持ちいいセーリング,静かなセーリング…おとなしい海ではなかったが。

Sunday, May 12, 2019

静かな走りが戻ってきた

 薄っすらと明るくなってきた。
 6時ぐらいに位置情報を『Wiz of Oz』さんに送る。7時過ぎには天気予報を伝えてくれる。非常に助かる。
 僕は早くペラの掃除をしたいが,もう少しの辛抱だ…いややっぱり我慢しきれずに潜る。ホンダワラの塊がペラとシャフトを覆っている。今度は1回で取れた。風はまだ弱く,ウインドベーンの出番はない。
 8時にワッチを交代した頃から少し吹いてきた。ホンダワラは潮流に乗っているかのように針路に沿ってずっとつながっている。ウインドベーンとセールで走っている限りは,ホンダワラが絡む心配もバッテリーの心配もない。
 14時過ぎに,全電源が落ちる。すぐに回復したが原因が分からない。
 また,落ちた。ロータリースイッチを回していると回復した?
 バッテリーケースを開けてみる。1本の黒いケーブルがフリーになっている。いつ,なぜ,外れた…蝶ネジで留めてあったのに…これがバッテリー充電の不具合?が,果たして本当にそうなのかは分からない。帰港後,徹底的に電源関係を調べて,配線のやり直しをするのがベストだろう。
 ケーブルを結線以降は,夜間電力確保のためのエンジン起動もする必要がなくなった。
 ヨットは快走,そして,往路とは段違いに静かなキャビンが心地よい。

 もう少し風があればなあ…なんて贅沢は言わない。フルメインにした。ペラを回さないだけで十分に楽しい。

 どんどん速くなってきた。6ノット台をキープしている。

 働き者です。ありがとう。

 夕方になってきたので,メインをリーフする。
艇速は変わらない。黒潮蛇行の北流に乗ったかな。

Saturday, May 11, 2019

帰ります オーバーナイト

 3時半に起きて各自「お勤め」を果たし,出港の準備をする。
 隣の『Green Sailing』さんが見送りに来てくれた。ありがとうございます。
 スターン側からの風。バウにフェンダーを集め岸壁との擦れ止めに使う。アスターンをかけ,風上すなわちスターンの舫を放すと艇はバウを中心に回転運動を描き,スターンを岸壁から遠ざける。いってこい舫が少々もたつき,『Green Sailing』さんが上手く処理してくれた。十分に離れたところでバウの舫を解放した。フェンダーを収納し,岸壁に手を振る。お世話になりました。できればもう少し滞在していろいろとお話をしたかったです。
 風は強くない。のっけから機帆走とは冴えないが,すぐそこに低気圧がやってきているので速やかに北上したほうがいい。この低気圧をやり過ごしてからの出港も考えたが,また後からすぐに同じような気圧配置になるようだ。昨日ギリギリまで考えた出した結果が今日の出港だ。
 16時前から強い雨が降り出した。もう低気圧の影響が出てきているのか。早いとこ黒潮に乗って脱出しよう。
 22時20分,ガツンときた。ほれみろいわんこっちゃない,ペラを回すとろくなことはない,特に夜はそうだ。頑固なホンダワラに絡まれたようで,アスターンをかけてみるが解消しない。放置して寝るに限る。さいわいヨットは0.5〜1.9Ktで北に流れている。

 父島を後にする。

Friday, May 10, 2019

ようやくゆっくりする

 今日で宿を引き上げる。最初の1日だけのつもりだったが,居心地の良さについつい甘えが出てしまった。
 昨日。山田さんからいただいた魚は絶品の煮付けとなって朝食に出してくれた。本当に美味しかった。
 海保の若い子がやって来る。動くようになった舵を披露する。(大阪に)着いたら写真添付メールを送ります。お世話になりました。
 僕はやっぱり洞窟が気になるので再訪する。『Bonanza II』さんと『Blue Lagoon』さんは見晴台へ登りに行った。
『KAIZIN』の山田さんにも挨拶に行く。次回は自力で来ますね。
 小笠原支庁に出港届けを出さないといけないが,電話をかけると向こうで代筆してくるとのことだった。ありがとうございます。
 菅野さんにもお礼の電話をしておく。来島のノートにあまり書けなくてすみませんでした。
『BONINA』でワインを開け,最後の夜を楽しむ。明日からの航海が楽しみだ。

⛵小笠原父島二見漁港

 港内にもサンゴがあるのが印象的だった。びっくりした。夜はサメが出てきて,餌をねだっている。

 おがさわら丸が父島に着く日だった。食料買い出しを兼ねて見学に行く。
 下船時は,海保,警察,役所の職員がタラップの下で待ち受けている。

 お世話になったお礼に,再度,洞窟を訪ねた。
「また,おいでよ。」
との嬉しい言葉を頂いた。
 小笠原に来るなら台風の関係で12~3月までがいいらしい。
 また来よう。本当にありがとうございました。

 民宿『たつみ』さんに挨拶に行く。朝ごはん美味しかったです。お風呂も嬉しかったです。毎日,自転車を貸してくれました。軽自動車も貸してくれたので燃料購入の際には役立ちました。パッションフルーツのお土産をどっさりいただきました。ほんとうにありがとうございました。

Thursday, May 09, 2019

ティラーを取り付ける

『KAIZIN』さんに挨拶に行く。魚が手に入ったとのことで美味しそうな赤い魚(名前は忘れた)を2尾いただく。早速民宿に持って帰って調理をお願いする。いや調理というよりおあがりくださいだ。残りを僕たちがいただけばいい。
 小笠原支庁への電話や海保への電話をしている間に,『Bonanza II』さんと『Blue Lagoon』さんが,ティラーの取り付けをしている。予備ティラーはヒビが入り使えないので,元のティラーを切断しはめ込む。幅が合わないのでぐらつくが,洞窟で頂いてきたタモの木っ端を隙間に叩き込む。なんとか泉佐野までは保つだろう。
 水野さんが拙艇に置いていったままの工具を回収に来られた。本当にお世話になりました。ありがとうございます。
 民宿で軽自動車を借りて,燃料を購入に行く。免税じゃないから普通に買える。それにしても結構な価格だった。
 よく考えれば僕たちは小笠原の居酒屋しか知らない。ちょっとは散歩をしよう。
 夕食は『BONINA』で。僕たちの来る前から停泊している『Green Sailing』さんも来られていた。同席されていた小笠原ヨットクラブの方からは,
「この後は南,グアムですか?」
とやられる。ホンマにそう答えたかったなあ。いつまでおるとかやなしに,気に入ったらずっと滞在して,行きたくなったら出る,そんなクルージングが理想だ。

⛵小笠原父島二見漁港

「KAIZIN」さんに挨拶に行く。曳航ありがとうございました。オケラネットでもお世話になっております。みんなでKAIZINのTシャツを買う。舵も取り付けたことだし,少し余裕が出てきた。

Wednesday, May 08, 2019

達人に出会う

 ヨットで片付けをしていると自転車に乗った人が訪ねてきた。水野さんだった。小笠原ヨットクラブの菅野さんが連絡しておいてくれたのだろう。ありがたいことです。
 舵の様子を伝えるが,聞いてもあんまり驚いた様子でもなく,いつでも修理できるような感じだった。直ぐに作業にかかるのかなと思っていたら,
「洞窟を見にくる?」
 水野さんは洞窟で52ftのカタマランを製作中とのことで,見学させてもらった。
 舵の修理ぐらいきっとすぐに終わるのだろう。余裕を感じた。

⛵小笠原父島二見漁港

 双胴を縦に並べて製作中。
 次に取り掛かるのは上部構造物だそうです。

 ぶつかって損傷しても交換のできるバウ↓。

 こんなふうに外れるようになっている。

 洞窟見学が終わってから港に帰って作業を開始。
 海中に落とす前に,引き上げ用のロープをセットしておく。

 このままでは抜けない。コクピットロッカーにもぐりこんで裏側のナットを緩める。そのまえにこのボルトが固着してさっぱり回らない。水野さんが軽トラで工具を取りに戻る。足りない道具は何度も車を出して,どこからか調達してくる。
 ショックドライバーでようやくボルトが動き出した。

 ガイドロープを付けて静かに落とし込むが,落ちない。浮力がそうとうある。押し込むためには長い棒が必要なので,これまた水野さんが軽トラを走らせて調達してくる。

 二人で力を込めて押し込むと,ようやく海中にラダーシャフトが見えてきた。

 沈んだら回収が大変だなと思っていた。あにはからんや,プカリと浮いてきた。ということは洋上でも(舵が海中に)落ちることはない…んだ。

 お世話になった予備ティラー(父島が見えたところでバキッとヒビが入ってしまった)に感謝を込めて…


 この角度以外にも捻りが入っていて3次元的に曲がっている。
 曲がったせいで舵がハルに食い込んでいた。

 引き揚げ用ガイドロープ。

 岸壁のコンクリートを利用して,木材で調節し,油圧ジャッキで修正を加えていく。

 さらに修正を加えるために,建材屋さんの土地とユンボを借りて作業する。
 水野さんは誰とでも知り合いらしく,島では知らない人がいないくらいの有名人だろう。

 方向を変えてやる。

 まだまだやるが,水野さん曰く,「ここまで強固なのは初めてだ。」とのこと。これ以上するとラダーそのものが破損してくるかもしれない。そうなると積層から始まってかなり長期滞在が必要になる…これでよしとした。水野さんにしたら少し不本意で,ここで完璧に修正したかったようだ。

 曲がりは完全には取れていないので,念のためにスターンに食い込んでいた部分を削っておく。

 港に帰り,ラダーを取り付ける。浮力が大きく,石・アンカー2組・ステンレスチェーン・ドブ漬けチェーンをセットして,ようやく沈みだした。ガイドロープでラダーシャフトに引き寄せ,左右から引いたロープで調整しながら,ようやくそいつが元の鞘に戻ってきた。
 ブラボー!
 そこまで見届けると,水野さんは帰っていった。
 かっこよろしい!
 隣に停めている『Green Sailing』さんにもずっと手伝っていただきました。お世話になりました。ありがとうございます。
 奇しくも今日は僕の誕生日。いい日になった。