Tuesday, May 04, 2010

潜りました…(日高沖)

沼島にWin艇のTadさんが行っているはずだ。
日御碕を越えると,沼島方面へは風向きもちょうどいいはずだ。

風が弱く,ホンダワラが漂っているところが多い。日高沖は特に多かった。行きの際は,潮に乗ったので7knot台を出していたが,風の弱い今日はそうはいかない。艇速が落ちると時折,逆方向に船を向けて,艇速が確保できればペラに異常なしと判断した。
ところがどうもおかしい。4knotがせいぜいだ。逆転をかけてもあまり解消しない。油断してホンダワラをかわすのを怠けたせいか…

そのうち,シャフトが妙な振動を起こしだした。どうやらつかまったらしい。ラダーにも絡み付いている。
そのうち,ガツンときた。2knotだ。エンジン停止。
水中カメラで覗くが,明るいのでモニターでよく確認できない。
潜る用意をする。
シュノーケル,水中眼鏡,シューズ。
ガンネルに(山用の)アブミを垂らした。登りやすいように2箇所。一つのアブミはもう一つ連結して長くする。計3セットだ。
アブミが流れている。ジブを揚げ,ヒーブツー状態にすると落ち着いた。
舫ロープで身体をビレイし,確認のためアブミを降りていくと,ペラが見えないぐらいに絡み付いている。
落とさないようにナイフのビレイを取り,息を吸い込んで再度潜る。ヤマハ25MKIIのプロペラは深い位置にある。案じたわりにはあっさりと到達し,邪魔なものを切り取った。
いやープロペラと船体,ホンダワラ,海の色,見とれるほどキレイでした。
青い空とハルの白が見えるのになかなか顔は水面上に出ない。
ようやく顔に空気を感じた。
アブミに足をかけ,一気に攀じ登る。

コクピットが鮮血でうまっている?知らない間にナイフで左手を傷つけていたようだ。
作業の時は,手袋。鉄則だと思った。

もう一度確認の為潜る。
きれいにプロペラだけが見えた。

その後は,ウソのように快適に機帆走で日御碕を越える。
向こうで魚がはねている。3匹も同時に同じ方向にはねるのはおかしい。
イルカ?

約20分間イルカショウを楽しませてくれました。5〜6頭います。
潜った自分へのご褒美ってことにしておく。

左手親指甲側の傷はかなり深く,縫合の必要がありそうだ。出血もひどい。
沼島行きを諦めて,田尻に戻る。
セールを調整する必要がないほどの凪は怪我をした僕には好都合で,逆潮の加太瀬戸を越え17時前に帰港した。

出た時は歯抜けマリーナも帰港したヨットで少しはうまっている。
Tek艇Ariさん,Kir艇Matさんとお互いの連休のクルージングの話をして,港を後にした。

No comments:

Post a Comment