AIS専用のアンテナを買ってあったが,まだ付けていない。アンテナの長さは先月『Wiz of Oz』艇長が合わせてくれていた。なんという機械を使ったのか忘れてしまったが,周波数をそれで探りながらアンテナ長を調節する(短くする)作業だった。僕にとっては初めて見る作業でちんぷんかんぷん。これでよしと手渡してくれた大事なアンテナだ。今日は取り付け作業をしよう。
スターンは,レーダーやソーラーパネルを置くためのタワーが支配している。タワーの脚の外側にアンテナ架台を取り付けたが,少し出っ張っているソーラーパネルのヘリに干渉してしまう。ここはどうかあそこはどうかと位置を変えてみるが,どこでも当たってしまう。ソーラーパネルをぐるっと囲んでいるステンレスパイプに付けるのが一番具合がよさそうだ。
同軸ケーブルのアンテナ側はL型の端子で,まずそれの細工をしないといけない。あいかわらず半田付けが下手くそで泣きたくなってくる。それでも,どうにか目的を果たして少しはいい気になってきた。
ケーブルはスターンの(すでに外部GPSや25Wソーラーパネル用に開けてある)穴から挿入して,キャビン内まで引っ張ってこないといけない。差し込んでから,狭いスターンの空間に入り込み,ケーブルをさらに引きずり込む。窮屈な姿勢のまま180˚身体の向きを変えて,左舷側に潜り込む。内装の天板を外してあるのでケーブルの先端をクォーターバースから取り込めるように送り出して,ここでの作業は終わり。
AIS側とはM型のコネクタで接続する。少しは慣れたか…やってしまった!コネクタの外側を予めケーブルに差し込んでおかないとコネクタが完成しない。気を取り直して,コテを温め直し,ハンダを剥がす…何!芯を入れてある部分が熱で折れた。万事休す。今日の作業もこれまで。ちゃっちゃっと片付ける予定やったのになあ。
明日は雨。先ほど通したケーブルの入り口を入念にコーキングしておく。
作業を終えかけた頃,『かりん』さんから声がかかる。レイジージャックをマストのアイに結ぶ作業だ。片付け終わってから手伝いに行く。
ちょろい作業でラッペルした後,『かりん』さんがマスト途中に発見したのは,クイックドローとウェビング。どんな簡単な作業でも舐めちゃいかん。反省しながら登り返して回収。
今日は久しぶりに肥後橋で飲む。その前に整形外科に行って膝の具合を診てもらわないといけない。夕方まで長〜い禁酒が続くわけである。
L型というらしい。
アンテナ架台をソーラーパネルの外枠に取り付ける。
穴の拡張が必要かと思っていたが,かなり隙間があり同軸ケーブルが通った。
内装の天井を外してあったので,楽に通過。
と,ここまでは順調…
アンテナの調整に使ったのはSWR計です。送信した電力がアンテナから輻射されずどれだけ無線機の方に戻ってきたか測定する測定器です。
ReplyDelete購入されていたアンテナが145MHz用5/8λアンテナでしたので
波長(λ)の求め方 300/周波数→300/145→2.06m(1λ・1波長)
その5/8アンテナですから2.06*5/8で1.29m
実際にアンテナ長がそれぐらいありましたので短縮無しと判断し
次に合せたい周波数、162.0MHzを計算、300/162*5/8=1.15m
約14センチカットすれば良い計算です(概算)
で、いきなりそれだけ切るのではなく、元状態のSWRを計測→3程度
5~6cmカット→1.8程度
もう5㎝カット→1.3 出来上がり
という作業でした。
理論値をいきなりカットすると切り過ぎる可能性があるので分けて状態を見ながらの作業でした。
勉強し直すというより,0から学ばないとあきませんわ。ありがとうございます。
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