Thursday, October 31, 2019

いやいや書類が大変

 昨日はJCIだったが,今日は総合通信局に行ってきた。
 HPから申請書類をダウンロードして処理すればいいのだが,あいにくプリンターがすねてしまっている。それに昨日電話で聞いて理解したつもりだったが,どの書類にどのように書けばいいのかさっぱり分からない。
 課を覗くと何やらびっくりしたような様子だったが,昨日電話で応対してくれた担当官が出張らしい。近畿エリアを担当しているから,それは忙しいだろうなあ。
 申請書類を1部印刷していただく。後はこれをコピーすればいい。書き方について少し時間を割いて説明をしてくれる。提出する前にチェックのために再度お越しくださいとのことだった。今日のように担当官がいないこともあるので,大体の日時は伝えておいたほうがよさそうだ。ヨットで特定船舶局から船舶局への変更はあまりないことを聞いた。手続きが簡略化されたらもっともっと自由に外航できるだろうなあ。

 天満から肥後橋まで歩いて馴染みの店でお昼。
 肥後橋から難波まで歩いて南海本線で泉佐野へ。過去に出した無線関係の工事設計書の確認のためだ。

 リーフロープはマスト位置で引いている。ところがブームエンドに一旦吸収されてからグースネックへとリードされているので,(リーフ)ロープをちょっとぐらい引いても扇状に持ち上がってしまう。仕方がないのでリーフクリングルにロープをかけて真下に引いている。ブームの前方にウインチでも付いていればもっと引けるんだがなあと思うことしばし。
 取り敢えず不本意だがマスト下部にブロックを追加してコクピットにリードして,そこのウインチで引くことにした。
 本当はリーフ作業もメインセールを揚げるのも一発で決まるマスト位置でやりたいんだけれどなあ。

入館にはチェックが必要なんだ。身分証明書が要る。

ロープクラッチの数が足らない。カムクリート付けようか。

左舷側は少し窮屈だなあ。こちらもロープクラッチの数が足りない。

ブロックを追加してコクピットにリードしたが,実際に試してみないといいか悪いかは分からない。

港の仲間は連休クルージングだろうなあ。僕は山形で飲み会だ。

Wednesday, October 30, 2019

そろそろ準備しないとね

 JCI大阪に行って,定期検査のことを色々と尋ねる。メンテナンスついでに検査を受ける予定だから,そうなると和歌山で上架。実際はJCI和歌山が担当することになる。
 名古屋の業者と近畿総合通信局ともやりとりした。11月はちょっと忙しくなりそうだな。
 全てが準備できてからだから年末には無理だなあ…と悩みつつ,回航後に和歌山駅前の居酒屋で一杯やることばかり考えている。

近海への臨検で購入した火器にいくらか買い足さないといけないね。
消化器もいるんだ。ライフスリングあるのに救命浮環もいるのか。
余計なライフジャケットを積みたくないから,定員は5名にしておこうか。

かすれてきた。買ったのは20年以上前にPeruvian Andesに行った時,Huarazの雑貨屋だったかな。

Monday, October 28, 2019

乗るのが一番やね

 昨日配線が終わった風向風速計は,設置しないでぶらぶらしたままだ。今日はどこかにこれをくっつけよう。

 港への道中,朝の風は冷たかったが,やっぱり(泉佐野の)港は暖かい。冬でも半袖でいることもあるほどだ。午前中だけでもセーリングしよう。
 明日ターンをかけて港内を移動していると,『東日流』さんが朝の挨拶をしてきた。おはようございます。この風向きなら港内でメインセールを揚げることができる。が,何度やっても引っかかる。またスライダーがグルーブに嵌まり込んでしまったのだろうか…あほでした。セールパックのジッパーが開いてないじゃないか。さざ波に笑われている。風力2ぐらいか。

 港を出てすぐにジブを展開する。よたよたのセールが少し走るとようやくシワが伸びたように張り出した。
 2艘引きの漁船が今日もあちこちにいる。その前や後ろを行き来している別の1艇があるので操業中なのがよく分かる。後ろに赤ブイがあるのでそれを避けるように帆走する。

 帰りも赤灯ぎりぎりまでセーリングする。ほんとはセーリングで着岸したいんだけれどね。

 片付けが終わってから今日の作業にかかったが,あまりのできの悪さに写真をアップする気になれない。しばらくこのまま使ってから,きちんと採寸して木枠に設置することにしよう…と今は思っているが,おそらくそのままになる可能性も大だなあ。

少し出ると少し風が出た。(風は)少しだけど,我慢は少しじゃなくて,うんと耐えた。

後ろからやってきたのは同じ泉佐野の『kouhei II』艇。こんちにちは。ブルーウォーター33,いいヨットですね。

少し上らせると気持ちがいい(『kouhei II』さんより写真をいただきました)。

Sunday, October 27, 2019

ようやく取り付けました

 地元は曇り空で霧雨が降っている冴えない天気だ。
 港に着いても,まだまだ陰鬱な雲が空全体を支配してる。予報では晴れるはずだったんだがなあ。
『Bonanza II』艇長が修理が終わったばかりのジブを取り付けようとしている。『Wiz of Oz』艇と『COSMO』艇の姿がない。朝のひとっ走りだろうか。
 セールセットの手伝いが終わる頃に,『WIND』艇が出ていったが,隣の風速計がカラリとも回らないので我慢するのも楽だと負け惜しみ。

 マストトップでの作業に必要な物をショルダーバッグに詰めてユマーリングをする。4芯20mケーブルはシットハーネスのお尻のループにぶら下げておく。
 予めケーブルの先っぽには糸を2本貫通させてある。これでマストトップから下部まで通してあるガイドロープにつないで引き下ろす(落としていく)といい。ガイドロープはしっかりしていると思っていたが,触ってみると粉状に崩れるところがある。あまりにも長期間放置しっぱなしで紫外線による劣化が激しい。そのままだったらおそらく年内は保たなかったかもしれない。慎重に2つをつなぐ。
「手伝って。」
と『Wiz of Oz』さんを呼ぶ。この作業は上と下,二人いないとできない。助かりました…実は,この後の作業も随分手伝っていただきました。ありがとうございます。
 これぐらいの大きさかなと適当に買ったゴムキャップはぴったしのサイズで,マストトップ開口部の(ケーブルを通した)穴に収まった。
 ロープで本体(風向風速計の羽根)を引き上げる。全部用意したはずなのに,やっぱり忘れていた。カプラーを接続した後処理に自己融着テープがいるんだった。ついでにiPhoneも引き上げる。変なクリップの使い方を聞くために写真を撮って送る。

 マスト下のデッキには,マスト灯とアンカー灯の2つのケーブルグランドがある。そこに(ケーブルグランドを)追加したいが,それを使用した時に開ける穴の位置では,キャビン内に通した時にインナーハルが邪魔して貫通には無理がある。ケーブル径そのままの穴を開けて直に通すことにした。
 キャビン内に通ったケーブルは僅かな隙間を狙って『Wiz of Oz』さんが実にうまく配線をする。僕なんか通しにくいんなら外配線でごまかそうと思っていただけに,きれいな仕上がりに惚れ惚れした。
 4芯ケーブルとモニターの接続は,彼が僕のおよそ10倍以上のスピード(そんなわけない数10倍だと言われたら悲しいが)でケーブルを剥き,ハンダ付けをし,熱収縮チューブで覆い,自己融着テープで完了。
 さて,最後の仕上げは,『Wiz of Oz』艇のワイヤレス風向風速計のモニターを持ってきて2つ見比べて確認する。
 風向,風速ともにきちんと表示されていました。
 後は,設置するだけ(これは明日だな)。

『風来坊』艇が見えます。朝の風はさっぱりだったが,10時過ぎぐらいからは,いい風が吹き始めましたね。

4芯ケーブルと機器の接続を間違わないように予め紙に書いておいた。

キャビン内の天井を剥がして配線をする。天井板いらないなあ。

隣の隣の『Wiz of Oz』艇からワイヤレスのモニターを持ってきてチェックしました。それにくらべると反応がワンテンポ遅れるようですが,きちんと動いています。

Thursday, October 24, 2019

購入は何店か回ってから

 サンシェードを買う。ヨットの窓から差し込む太陽がパソコンにもろにかかって画面が見にくい。拙艇にはカーテンレールが設置されているが,ご丁寧にカーブを描いている窓に沿って上下に付いている。窓は長方形ではない…おいおい,それじゃ狭い方から広い方にカーテンが移動できないでしょうに…
 カー用品で遮光用のネットがあることを思い出した。きっと100均にもあるかもしれないと,寄ってみたらずばりあった。よしよし。いや,喜んでいてはいけない。先日,ホームセンターでスクレーパーを購入したが,同じようなステンレスで,しなり具合もグッドなそれがあるではないか。価格は1/8!だ。幅も丁度いい。ホームセンターで買ったものは少々幅広で使いづらい(だろう)。これは返品するのがよかろう。

 簡易ラダーのパイプ脚保護キャップをリベットで留めた。ついでアルミボートフックのお尻のゴムキャップも留めた。これですっぽ抜けも防げるはずだ。

 キャビン内の片付けをすれば,これはテントより遥かに居心地のいい空間になるなあと一人しずかに思う。

まだポツリだがそのうちに本降りになってきた。コクピットでの作業を予定していたが延期だ。

Wednesday, October 23, 2019

行ったり来たりだけですが

 朝から風は期待していなかった。今日はメンテナンスかなあと港に来てみると,6ノットぐらいはあるようだ。さっさと用意して出る。
 オーパイは最初から用意していない。ウインドベーンだけで楽しもう。もう風が少し強ければ,垂水辺りまで出かけてお昼にするつもりだったが,艇速4ノット強ではちょっとつらい。
 ヒーブツーさせ,バーナーに火を入れタイカレーを作った。具は水煮の鯖缶だけだったが,なかなかいける。このパターンはしばらく続きそうだ。
 オケラをワッチしていると,3エリアに回ってきた。チェックインする。

 泉佐野沖にオレンジの船体が見えた。『響』艇だろう。
 夕方まで楽しもうと思っていたのに,風が弱まる。南の空は少し暗くなってきた。港口の赤灯ぎりぎりまでセーリングを楽しんで,エンジンをかけた。

なんとか楽しめそうだ。漁船もいない。ジブをフルにしても安心してセーリングできそうだ。

のんびりセーリングやからねえ。楽しまんと。

Jazzでも聴こうと,コクピットにbluetoothスピーカーを持ち出した。

風が弱まってきた。面倒くさがらずに羽根を大きい方に交換すると,ベーンがいそいそと働き出した。ホンマにお利口さんや。

Monday, October 21, 2019

しぶとう乗っとかんとあかんね

 4時半には起きてスタンバイしていたが,隣艇の灯はまだ点いていない。コーヒーを淹れて一息ついてから『Bonanza II』さんが起こしに行く。おはようございます。
 行き先は,小鳴門経由で撫養,あるいは沼島まで。多分,夕方近くからは風が上がるだろう。三本松で,夜半のちょっと強い風をやり過ごすのもいいかもしれない。まだ給与生活者の『Bonanza II』さんは,水曜日も休もうかなと嬉しい発言をしている。鳴門の潮は14時過ぎに南流に変わる。鳴門までは30マイル強でゆっくり走っても十分お釣りが来る。四国沖北部は海上暴風警報,瀬戸内には海上強風警報が出ているが,明日の朝には落ち着くだろう。
 空は悲しいぐらいに曇っている。行き先の相談をしている事自体がおかしい。最初から淡路島をぐるっと周る予定だったのだから…あっさりと帰港することに変更した。

 砂利運搬船が入港してきた。朝方出ていった漁船の起こす波でヨットが上下に激しく揺れた。風は岸壁から離す方向に吹いていたので幸い衝撃はなかった。心配していたが曳き波はない。しずしずと回頭して向かい側に着岸した。昨日,着いた時に移動しておいてよかった。

 潮に乗って艇速は問題ない。風見はくるくると回っている。何度かエンジンを切ってセーリングモードに変えるが2ノット台に落ちてしまう。とっとと帰ってメンテナンスの続きをしよう。

 船首のアンカーを下ろして静かに回り出した。この後,スターンアンカーも下ろした。

 明石海峡大橋手前で直角に横断しようとすると,本船が西からどんどんやってくる。橋を越えてから斜め横断に変更した。

 関空島付近で『KOUHEI』艇と逢いました。

Sunday, October 20, 2019

飲むならここがいい 明石港

 友水へは逆潮なので,明石の西北西流に乗って瀬戸内海に入るのが正しい選択だ。湊まで行ければいいが,別に富島でもいい。久しぶりに明石でもいいななんて考えていると,たこ焼きで一杯の構図で,頭の中が「いっぱい」になってしまった。
 泉大津の『BlueLagoon』さんは,僕がようやく家を出た6時半頃に出港したようだ。きっとセーリングを楽しんでいるだろうなあ。
 僕は『BonanzaII』さんと9時出港の予定。明石海峡大橋通過で最強流に乗る予定だからのんびりしている。
 ジブを修理に出している『BonanzaII』艇に僕の予備ジブを取り付ける。さあ,出港と行きたいが,『BonanzaII』艇のエンジンがかからない。バッテリーがすっかり上がってしまっているようだ。拙艇に乗り込んで彼と久しぶりのダブルハンドを楽しむ。
 気持ちよく走っているところに,国際VHFで「ヨージィ,ヨージィ」とコールがかかる。聞き間違いか?またかかってくる。相手は大阪マーチスだった。大阪湾のど真ん中にある海苔網にご注意くださいとのこと。針路はそれの南端をかすめるように取っているが念のためだろう。行き先を告げると明石海峡大橋の北側を航行してください,漁船が操業中なのでご注意くださいとのことだった。お仕事お疲れ様です,ありがとうございます。
 だんだん真上りになってきてそのうちに風が落ちてくる,いつものクルージングパターンがまた再現された。
 海峡大橋を越えたところで,『BlueLagoon』さんに無線を入れる。もう,着岸し終わったとのことだった。僕たちはあと2マイル30分後には着けるだろう。
 赤灯を右に見て港内を右に折れると砂利置き場がある。そこに,ビールを片手にこちらに合図を送っている『BlueLagoon』艇がいた。風向きが悪く岸壁に押さえつけられているので,対岸への着岸を勧めて,僕たちは先に旧フェリー乗り場横の岸壁に着けた。『BlueLagoon』艇も回ってきて,『BonanzaII』さんが舫を取る。
 早速ビールを差し出すのは『BlueLagoon』艇長。ごちそうさまです。半分ぐらい飲んだところで自艇の吃水を見るとやっぱりフジツボがびっしりと付いている。港内の水は泉佐野よりよっぽどきれいだ。まだ時間も早いし,監視役がいるところで船底掃除も悪くない。ビールを取るか掃除を取るか。
 海水温はまだまだ高い。入っても冷やりともしない。靴底で吃水辺りを蹴るとボロボロと海中にフジツボが落ちていく。が,吃水線だけに付いているのではなさそうだ。『BlueLagoon』さんが貸してくれた長い柄付きのスクレーパーで擦ると底までガリガリと音がする。船底全面に付いているのに間違いはない。こうなるとシュノーケルとマスクを付けて本気でやらないといけない。一気にやると海水が白く濁って待たないと作業ができないほど付いている。借りたスクレーパーのおかげで潜らずにすんだのはありがたいことだ。これはやっぱり僕も備品の一つとして用意しておかないといけないなあ。小一時間やってどうやらあらかた落とすことができた。

 岸壁で釣りをしている人に,オススメのたこ焼きの店を尋ねる。候補の一つとして覚えておいたが,結局その店に入って熱々をビール,いや,出汁で流し込む。お次は向かいにある立ち飲み焼肉屋に直行したかったが,ここはぐっと我慢してまずは銭湯で熱い湯に浸かるのがいい。
 リフレッシュしてモード全開で件の焼肉屋に直行する。生中3杯にハイボール1杯がすぐに異次元に消える。
 一旦ヨットに戻るが,『BonanzaII』さんは寝てしまった。隣の『BlueLagoon』艇には灯が見えない。舫を引っ張って岸壁に這い上がり,あらたに飲み直すんだ。
 数年前に『Sabaay』艇長から教えてもらった店に行く。
 ラガーを頼んだら,キリンが出てきた。
「あっ,赤星の…」
 店の兄ちゃんは栓を抜いてしまっている。
「それでいいですよ」
と言うと,
「いやいや,ちょうど後輩が来ているのでそいつに回す」
 新たに赤星を開けてくれた。ありがとうございます。
 店内ではラグビーの中継をやっている。そうや,『BlueLagoon』艇でそれを観るんやった。思い出したかのように港に戻る。
 寝ていた『BonanzaII』さんも起きたようや。おっさん,いやおじんか,3人でバレンタインをやりながら,ラグビー中継とはなかなかのシュチエーションや。
 さんざん酔ったらおやすみなさい…

佐野漁港発 09:20
明石港着  13:50

いい風が吹いている。沖に見えるのは『風々』艇。気持ちよくヒールしていますね。

2艇が限界かな。岸壁下部がえぐれているので大潮の時は注意が必要。

銭湯も比較的近くにあります。いい湯でした。

『魚の棚』ですが,玉子焼き(明石焼,たこ焼き)の店が増えたような気がする。魚の店が減ったのかな。

Friday, October 18, 2019

ようやく台座を取り付けました

 昨日まで…
『Wiz of Oz』艇長から風向風速計をもらったのは2年ぐらい前だからずいぶん放ったらかしにしておいたものだ。いや,一度だけ台座を取り付けるためにマストトップに穴開けを試みたのだが,3mmの錐がポキンと折れ,先っぽが突き刺さったままなのがその後の作業を推進させなかった一番の理由で,もう一つは,4芯同軸ケーブルの結線に尻込みしていたからに他ならない。
 そろそろ重い腰を上げなければならない。設置のための材料は全て揃った。
 いつものようにメインハリヤードでロープを引き上げ,アッセンダーをセットして上方にずらしていく…

 ここから今日。
 ようやく身体が空中に持ち上がり,「重い」腰も上がったというわけだ。
 慎重に穴開けをしてタッピングビスを差し込んでみるがドライバーでは回りきらない。錐が小さすぎたようだ。念のためにそれより大きい径を2本予備を用意していたのだが,無理なようだ。
 ラッペルしてさらに2本持ち上げる。3本のビスで台座が収まった。
 作業の終了に合わせるかのようにポツリときた。

 あとは苦手なハンダ付けが待っている。
 線を間違わないように写真を撮った上に,メモ用紙にまで記すという念の入れようだ。
 マストトップと下部に予めガイドロープが通してあるので配線はうまくいくはずだ。助っ人のいる時にやることにしよう。


万が一外れた時のために写真を撮っておく。しかし線が細いなあ。

この結線を一旦切り外して,4芯の同軸ケーブルで繋ぐ。

うまく設置できました。

最上部までユマーリングすると,こんな状態になる。身体はアッセンダーとビレイ器で保持されているが,さらに上体を安定させるために,写真では見えないが青色アッセンダーの上にあるロープ引き揚げ用のカラビナに1枚カラビナをかけ,腰のビレイループと直結する。

晴れたら展望がええんやけどなあ。あいにく曇りや。

ハンダ付してから熱収縮チューブで覆い,さらに自己融着テープでまとめる。さらにビニテで補強した。

Thursday, October 17, 2019

新西まで回航

『Wiz of Oz』艇長から風向風速計をもらったのは2年ぐらい前だからずいぶん放ったらかしにしておいたものだ。いや,一度だけ台座を取り付けるためにマストトップに穴開けを試みたのだが,3mmの錐がポキンと折れ,先っぽが突き刺さったままなのがその後の作業を推進させなかった一番の理由で,もう一つは,4芯同軸ケーブルの結線に尻込みしていたからに他ならない。
 そろそろ重い腰を上げなければならない。設置のための材料は全て揃った。
 いつものようにメインハリヤードでロープを引き上げ,アッセンダーをセットした…明日に続く
 岸壁を『LEIA』さんがやってきた。
「今日,暇?」
 暇も何も毎日暇ですわ。聞けば日曜日のレースのために新西に回航するらしい。同乗することにした。

 バルチック43,いいヨットですね。
 風はずっと真上り。さいわい雨には降られなかった。
 ポンツーンに新矢さんがいる。お久しぶりです。ドジャー,レーダーアーチ設置の際はお世話になりました。
 西宮には20代後半に半年だけ住んだことがある。震災で街の様子はすっかり変わってしまった。少々戸惑いながら,ビルとなった阪神西宮駅を眺めた。
『LEIA』さんおすすめの店で一杯やる。ごちそうさまでした。

以前から気になっていたマストサポートの前部にある開口部。初めて開けてみたら,やはり,マストからの配線(アンカーライトにマストライト)がここを経由していた。

安定していますね。久しぶりにラットを触りました。軽い。

それでは,日曜日のレースを楽しんでください。

Sunday, October 13, 2019

雨は相当降ったようですが…

 台風が去ったのに風はずっと20ktぐらい吹いている。自艇をざっと見渡したところ大丈夫なようだ。岸壁の俵フェンダーが潮位が上がったためか,上下逆になっているのがおかしかった。
 雨は相当降ったらしく,デッキが洗われてきれいになっている。
 外していたドジャーを付ける。気温は22℃でもう前部のアクリルガラスを外さなくても暑く感じることはないだろう。横の覆いも同様だ。
 ブームを固定していたロープを外し,メインセールカバーの固縛を解く。
 風が強いのでジブは付けられない。バウに来たついでにアンカーロープの整理をした。どうもアンカーローラーが心もとないのでバウへの設置は見合わせた。

『Wiz of Oz』艇長はずっとエンジンの整備をしている。見にこないかと誘われたので,行って見るとちょうどエンジン冷却水ホースバイパス部分を開けて,内部に溜まった塩を除去している最中だった。結構詰まっている。これは僕もやっておかないといけない。

 風が少し落ちた隙を見計らってジブを取り付ける。『Wiz of Oz』艇長に手伝ってもらう。グルーブに対してロープの径が少し大きのかもしれない。だんだんシワが寄ってきて重たくなってくる。とにかく二人作業でないと揚げられない。ありがとうございます。

 日が落ちるのが早くなってきた。そろそろ帰ろう。

各艇異常なしのようです。よかった,本当によかった。去年は大変だったものなあ。

『Wiz of Oz』艇長から,頼んでいたオイル交換セットをゲットする。彼がいつも真まとめて注文してくれます。ありがとうございます。

『Wiz of Oz』艇長はエンジン整備。整備した後は,塗装してすっかりきれいになりました。

お昼は『のぎく』で定番の焼きそば,キャベツ多めでありがたい。

Thursday, October 10, 2019

みなさん台風対策でした

 サンデー毎日な僕と違って,拙艇の右側2艇(『Wiz of Oz』艇と『BonanzaII』艇)の艇長は,休みを取って14時ごろから港にやってきた。僕は朝から整備に余念がないが,スターン同士を結合するのはその時間に合わせた。
 平日にも関わらず他の艇の方も台風対策にやって来ている。それがヨット人口の高齢化の証だなあ。
『Wiz of Oz』艇長はドジャーを外したついでに修理に出すと言う。『BonanzaII』艇のジブもUVカバーの部分がところどころ擦り切れている。二つまとめて浜の宮マリンサービス(和歌山)に持っていくことになった。花田さんはあいにく留守らしいが,事務所に預けておいてくれとのことだった。
 事務所の女性からニュージーランド航海の話を聞く。なかなか素晴らしいコースだなあ。

 東大阪まで出向き,3人ではしご。
 学研都市線京橋で乗り換えで環状線であるが,いつものように新今宮まで行くのは外回りじゃないのと思いつつ乗換案内アプリの指示通りに内回りで帰る。関空快速だから早いんだね。
 しこたまよった頭で幾度も失敗をした南海電車であるが,うまく下車駅止まりの電車に乗れて,座っていても乗り越すことはない…

 台風の被害がないといいですね。

昨日に引き続き今日も快晴。港内にはさざ波すら立っていない。

風がないので行儀よく並んでいます。

ジブを下ろし,増舫とフェンダーの強化をする。

内容が知りたいですね。英語だから僕には難読。

こんなコースで行けたらさぞかし楽しい航海になるだろうなあ。

Wednesday, October 09, 2019

夕方まで吹いてえなぁ

 Windyを見ながらにんまりする。時間天気予報も全部お日様マークやねんなあ。これは夕方までたっぷり遊べるぞとコンビニでフライドチキンとスパークリングウォーターを買って悠々乗り込む。
 セットするより解除する方が楽やからと出る前に1ポイントリーフしておく。港内にもさざ波が立っていてこれは楽しめそうや。沖の(たいていいつも)悪い波を凌いだら適度のヒールで関空島北端の黄ブイを目指す。
 でも,なんや風見は時折ちゃう方向を指しとるなあ。だんだんヒールが小さなってきた。海面を見ると今まで白いもんが多かったのにすっかりない。なんじゃこれ。
 リーフを解除したら少しは出た。それもほんのちょっとの間だけやった。ベーンは小さい方の羽をつけたから効きが悪うなってきたわ。しゃぁないなぁオーパイ使おか。
 風も弱なったし,港でジブを下ろすんも大義なさそや。台風対策するんがええわあ,帰ろ。
 港手前でちょっとだけ白波が出てきた。こんなもんや,こんなもんや。もうええわ。また今度乗ろ。

瀬戸内海上風警報が出ている。予め1ポイントリーフして出港した…

ベーンの羽は小さい方でよろしいかと。ほんまによう働く。

なんや,いつの間にか白波が消えとる。リーフ解除してもさっぱりや。

ジブは下すのがやっぱり正しいですね。無駄になればそれはええこっちゃ。

ブームを下ろすかどうかは明日判断します。取り敢えず固縛。

Monday, October 07, 2019

いいね〜こんな体験学習

 秋晴れだ。少しあった雲もどんどん消えていく。見上げる空に全く雲はない。いい天気に恵まれてよかった。

『みらいへ』は天保山を11時に出港と聞いている。のんびりと用意をして9時前に佐野漁港を出た。
 いい天気の下,あんまりエンジンの世話にはなりたくない。適当に沖出ししてからスイッチを切るが,メインセールは張りがないし,ジブは論外だ。ウインドベーンもカタンカタンとあっち向いたりこっち向いたり。ジブをたたみ,メインとオーパイだけでヨタヨタと走る。
 先日までは短パンにTシャツでも汗をかいていた。ようやく秋を感じられる気温になってきたようだ。日差しを浴びていても汗をかかない。のんびりするにはもってこいだ。

 国際VHFでマーチスと『みらいへ』のやりとりが聞こえる。もうじき出港だろう。AISアプリでは位置確認ができるが,やっぱり視認したい。いいタイミングで風が少し吹いてきた。ジブを展開して近付く。ぐんぐん船影が大きくなってくる。
 甲板上にたくさん子どもの姿が見える。おそらくセールを上げる準備中だろう。やがて元気な声とともにセールが2枚揚がった。
 UW旗を揚げる準備をしていると,大勢で僕を呼んでいる。旗が見えるように『みらいへ』の船尾へ回り込み,併走中にしまっていたジブを展開する。左舷側から近付く。すぐにUW1旗が揚がった。
「さようなら,この後もしっかり楽しみましょうね。」
 180°転回して,風をポートから受ける。後はのんびりと午後のセーリングを楽しむだけだ。

 僕の勤務していた小学校の帆船『みらいへ』での修学旅行も今年で5年目となった。まだまだ続いていって欲しいなあ。

 セールはよたよた,風見がクルクル回っている。しばらくはエンジンオフで漂う。


 遠くからもそれと分かる特徴的な船型。やっぱりJMETS(独立行政法人海技教育機構)の内航用練習船『大成丸』でした。帆船『みらいへ』に乗船している子どもたちも途中で出会いましたね。


 ぽつんとマストが見えた。


 ジブを出して近付いていく。上りだと走れる。


 大きくなってきました。そろそろ併走の用意をします。あっちは拙艇の1.5倍の速度ですから。


 甲板上で何やら準備中ですね。


 元気のいいツーシックスヒーブの声が聞こえてきました。セールを張るとより美しく見えますね。


 UW旗を揚げると,すぐにUW1旗の返礼がありました。子どもたちも理解したでしょうか。

苦手な追っ手の微風でしたが,ウインドベーンが賢く動いてくれました。