クローズホールドで和歌山,帰りはクォーターリーの快適帆走を頭に描いて久しぶりのプチクルーズに出かける。
風はバウ正面から吹いている。舫を解く前にメインセールを揚げ,ゆるゆるとバックする。
港口出てすぐにジブを展開する。風が弱いので関空橋を抜けるまではエンジンもかけておいた。
このまま行けたら文句はない。
いい調子は続かない。風が弱い。予想よりも弱い。
何度かめげそうになるが,早く行っても逆潮だとのんびりセーリングに徹する。
気温は上がらないが,その分暖かい。
加太瀬戸手前でとうとう真上りとなり,エンジンをかけ,ジブをたたんだ。
漁船や遊漁船で賑わうところだが,船の数が少ない。操船には苦労しないがなんだか寂しい。
小潮で舫(の長さ)調整が楽なのはなりよりだ。風は現在は岸壁側から吹いているが,そのうちに右舷側からに変わるだろう。おそらく弱い風なので(押しつけられる)心配はいらないだろう。
小一時間いつものように整備に費やし,異常なし。ようやく出歩く。
ずいぶんとお客さんも減ったようですが,このまま営業していって欲しいものです。
さて,あの食堂開いているかなと…
女将:「風呂行ってきたんか?」
ワシ:「そやで,ここで風呂上りのビール飲むのん楽しみやねん。」
大将:「まず,お茶飲むか?」
なんでやねん。この大将,ほんまにお茶をコップにつぎかけておりました。
旧道を歩くが,人気がなさすぎる。お餅屋も閉まっとるし(土日は知らんけど)寂しいもんや。
侘しさの上塗りしようと思(おも)て,酒屋でワンカップを買う。
夕焼けを肴に,キャビンでカップごと湯にかければ,唇突き出してズズーっとすする酒臭いおっさんの完成や。
佐野漁港発 10:00
加太港着 15:00
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