Saturday, March 12, 2022

暖かいというよりは暑いが正しい

 風は昨日以上にないが,視界はまだよろしいと自らを納得させて出る。

 バースに着けたままメインセールを揚げ,ゆるゆるとバックする。ティラーを押して船首を出口に向けた。
 
 昨日と同じシステムで走っていたが,ちょっとは進化したいとブーム末端から取っていたコントロールラインをジブシートに取り直した。

 本当はダウンウインドでやりたかったのだけれどものは試しだし,第一このセッティングであっているかどうかも分かっちゃいない。

 ジブシートをそのままティラーに持ってくる方法もあるようだが,このようにコントロールラインを別に取る方が楽そうな気がする。

 コントロールラインをインクノットもどき(五重巻にしたから名称なしか)でジブシートに連結した。要はシートが(屈曲して)テコになりロックすればいいだけだ。スリングを別に用意して,フリクションノット(プルージック,マッシャー,クレムハイストなど)を使ってもいいが,そこにコントロールラインを結ぶ手間が一つ増える。

 泉佐野航路沖の赤浮標から離れられない。風が落ちてしまったようだ。

 とろんとしてきた。
 関空島アメダスの数値を見ても,風速1m/s以下じゃないか。この先上がっても風力2がやっとだろうなあ。
 ペラを回すと風見が正面にくる。さっぱり風がない証拠だ。

 むっとする岸壁に着ける。すぐにライフジャケットを外し,上着も脱いだ。それでもまだ暑い。シャツ1枚がちょうどのようだ。
 この暑さを利用してデッキを洗い流す。

 重いライフラフトを移動させると黒い汚れがたんまりあった。雨が汚れを運んでくる…田舎じゃそんなに汚れないんだけれどね。

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