Sunday, March 20, 2022

真面目にセーリングしたよ 津名港

 サンデー毎日な僕にはあんまり関係はないが,ヨット仲間とのクルージングとなればやはり3連休はありがたい。あいにく昨日は天気が悪く僚艇も今日の出帆となったわけだが,僕は水曜から週末土曜日まで東北に出かけていたので,1泊で行けるところならどこでもよかった。
『Wiz of Oz』と同時に港を出る。出る直前に風が弱まったのがちょっと心配だったが,そんな心配もすぐになくなった。いい風吹いているじゃないか,気持ちよくセーリングできる方向へ舵を取る。

 また寒さが振り返したようだが,青空が心地よい。

 この風なら明石に行けばいいか,いや,それだと帰りの潮が悪い。やはり淡路島か,う〜ん,延々北上してからタックだ。いやいや,加太なら1本で行けそうだ…走りながらいろいろ悩む。
「おっ,こっちならええやん。」
と船首を向けると,正面から風が吹いていくるのは毎度のパターンだったが,この日の僕たちは,
「まっ,ええか。」
と泊地優先なら必然のエンジンキーに触れることなく,きままに針路を変えてセーリング を楽しんだのだ。

 易きに流れるのが僕の日常だが,今日は違った。鉄の意思を持ってウインドベーンのAirvaneをセットせずに,Sheet to Tiller Self Steeringに徹するのだ…そないにたいそなもんやない証拠に,いつものデイセーリングではセットしないオーパイをちゃっかりスタンバイさせているが。

 最後までセーリングしたかったが関空島西の海域で風がなよなよ,急に落ちてしまった。泊地までまだまだあるのに1kt台は洒落にならない。残り数マイルでまた吹き出したが,真上りときている。タックタックで港口を目指すか,いや,16時までには着きたいとの思いの方が強い。

 着きました,やれやれ。
 大潮の干潮ちょっと過ぎた時刻だった。岸壁への這い上がりはマントリングですね。

 到着ビールをやっていると,クロが港の巡視に来られました。
「おう,おまえら,あんじょうせいよ…」
と,なんとか1泊の許可を出してくれました。
 夜にも一度見に来られましたが,先を急がれているように感じました。

 入浴後,港まで旧街道を歩く。たいそう立派な魚屋さんから出てこられたお客さんが,
「美味しい魚を売っている店ですよ。」
と教えてくれた。
 今日は居酒屋詣でをせずにスーパーで食材を買い求め,ヨット飲みとする。それものんびりしてたまにはいいものだが,ついつい飲み過ぎてしまうのでアルコールの買い足しはしない。ヨットに積んでいる分だけでも相当あるはずだ。
 すっかり日が暮れた。
 オリオンがきれいに見えている。赤いのはベテルギウス,対角にある星の名前を忘れてしまった(リゲル)。寝る前に思い出したことがあった。先日修理してもらったコンパスライトを点灯させよう。

 すこし赤みが強いが,いい感じです。『Wiz of Oz』艇長ありがとうございます。

佐野漁港発 08:40
津名港着  15:30(28.42NM)

2 comments:

  1. なかなか楽しいセーリングでした。
    コンパス照明、赤が強すぎるならオレンジにするのもありです。
    というか、恐らく高輝度なので普通のタイプに変えるのもあり、向きを調整するのもありですね。

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  2. 獅子舞で見た時より赤くてびっくりでした。
    夜間航行で長時間試してみますね。

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