Wednesday, March 02, 2022

雨上がりに楽しむ

 山間にある自宅周辺はガスに包まれている。軒先から垂れる滴を見ていると出かける気も失せてくるが,どうせ家にいても朝から飲んだくれるだけで,それはそれで優雅なひと時なのだが,途中で青空が広がってきた時にはしまったという思いの方が強くなるし,ベロンベロンならまだ諦めもつくが,たいていそんな時は中途半端に酔ってしまっているのだから始末に負えない。そう,天気予報によると数時間で雨は上がるはずだ。
 港に着いたがまだ小雨が降っている。一昨日の続きをしよう。
 やってみるもんだ,重大なミスを発見した。

 ないと思っていたリング(コレ)は本来入るべきところ(緑)に入らず,その下(赤)に収まっていた。ウインチの清掃は何度かしているが,(リングが)下に入っていてもそれを取り外すことなく分解できるので,リング自体の存在に気づかず「ない」と思っていたのだ。両舷のウインチを同時に開けてみて初めて気が付いた。ちなみに左舷側ウインチには(リングは)正位置に入っているので,清掃の際にリングを外さないと筒本体が抜けない。とんだ間抜けな顛末だ。

 取り外したスパイラルリテイニングリングだが,半分欠けている。
 テンションはかかるので正位置に収めておく…続く。

 10時半過ぎ,青空が見えてきたので出帆した。
 まだガスが残っているが困るほどではない。2艘引き漁船のエンジン音があちらこちらから聞こえててくる。昨日解禁となったイカナゴ漁だろうか。

 久しぶりにレーダーをぶん回してみた。かなりの数の漁船がいる。

 風は悲しいぐらいに弱いが,艇速は3kt出ているしなかなか楽しめる。

 あいかわらずの行ったり来たり振り子帆走だが,徐々には上っている。

 オケラをワッチしつつのんびりやる。

 風に最後まで裏切られることなく,ささやかに走る。
 関空島アメダスの風速表示はとうとう1m台になってしまった。できるだけ港口近くまで帆走する。メインセールを先に下ろし,ジブだけで入港しようとしたが,それには風が弱すぎた。でも,ほんまは我慢のセーリングをせなあかんのんやろね…

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