Thursday, March 03, 2022

ちょっとした作業で汗をかいたよ

 全日晴れマーク,道端の幟を見るとそこそこはためいている。さっさと出よう。

 青空。
 セールを揚げたり,ジブを展開したりしているだけで汗ばんでくる。ちょっと厚着をしすぎたかなと思っていたが,走りだすと風はまだまだ冷たくちょうどのレイヤードだった。
 クローズホールドでヒールが20°を越えたのでジブを少し巻いた。落とすと漁船群と交差してしまう。

 イカナゴ漁の漁船がたくさん出ているので針路に気を使う。

 1時間もしないうちに風が落ちてきた。ジブを全開にするが,フットがライフラインにまでかかっているので視界が悪くなる。風下側に座って下から覗くようすればワッチをしやすいが,できればそれが日の当たる側だといいのになあと虫のいいことばかり考えている。寒い時期は日当たりのいい方に座れば快適だが,安全を優先するとそういうわけにもいかない。追手の時はフットが上がるのでどちらに座っていてもワッチはしやすいが,佐野から追手で港外に出られる機会はまずない。

 関空島でも周ろうかと,数多の漁船群をかわし南下する(随分タックした)。しばらく行くとあれよあれよと風が落ちてきた。あっさり諦めた。

 動きが鈍くなったのでAirvaneを小から大に取り替えた。

 針路を変えたので俄然艇速が増した。そうなると朝から見えているクレーン船が気になってきた。
 
 AIS情報ではクレーン船そばのタグ2隻は停止している。それに向かっていくタグが1隻あったが,「デン」をしたかのように引き返して行った。もしかして洋上Uber Eatsだろうか…

 クレーン船方向へは真追手のため,一旦東進する。
 しばらく走って北上するが,あと4マイルなのにさっぱり近づかない。弱い風の追手で冴えない走りになってきた。もう少し東に行ってからタックすればよかったなあ。
 
 港口を目指すが,漁船優先時間帯(13時半〜15時半)に入ったため,ゆらりゆられてのんびり帰ればいい。
 関空連絡橋を吹き抜けてくる風がさっきより強い。あかんがなあ5ktも出てたら,はよう着きすぎる,もっと遅うてええねんで。

 弱い風の追手はなかなか辛いものがあるが,風向きが不安定ではなかったのでそれなりに走った。

 遠く明石海峡は霞んでいた。春になったのだと感じる。それは,自宅裏山からまるで煙のように発せられるスギ・ヒノキ花粉に悩まされる時期になってきた事を意味する。海に脱出するのが得策だ。

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