Thursday, September 19, 2024

オイル交換で汗をかく

 関空島アメダス風数値は,4〜5m/sとのんびり遊ぶにはいい感じだ。

 佐野漁港を出る時はほとんど真上りのことが多いが,今日は赤灯手前で風見が正面から振れて,そのまま1本で関空島北を目指せた。

 ずっと停まっているのはサンフラワーじゃないか。AIS情報でもアンカリングと出ている。はて,避泊?なんだろう?

 しばらくこんな感じ。

 ここからだんだんいい風になってきた。5kt後半出てきたのでもっと出るぞと期待が高まる。

 ウインドベーンのAirvaneを大きい方にしたのは失敗だった。反応しすぎてロスが多い…なんて愚痴ったものだから,C灯標(関空島北端)を過ぎた辺りでセールがばたつき出した。風見はくるくると回っているし,前方の『Bonanza II』もやはりジブがよたよたしている。この風ならもっと遊べると思っていたに…
 そろそろオイル交換の時期だ。港に帰って真面目に作業をしよう。
 
 ドロドロの黒いオイル,前回の交換から96時間経過していた。今回はギアオイルも交換する。エンジンオイル交換は100時間,2回に1回でギアオイルも交換しているからギアオイルは200時間で交換となる(メーカーでは250時間のようだ)。
 汗でシャツがボタボタになったが,扇風機を回していたからとことん暑いわけではない。

 フィルターはこれ。安くていいですね。

 オイル交換も含めてエンジン整備の記録はノートにとってあるが,このテープライターでカチカチやってから,入口内側の壁に貼っておくのが楽しい。過去の分からずらっと貼ってあるが,あんまり意味はない。

Wednesday, September 18, 2024

半年は早い

 大阪府の場合,軽油引取税免税証は半年毎にしか交付されないので後半分を申請する時期になってしまった。交付まで2週間かかるので10月の頭から使いたければ9月中旬には前半分の処理をして書類を送らないといけない。4月から開始したので9月で1回切れるわけで,開始を遅らせて5月からにすれば10月いっぱいは使えることになるが,3月に整備を終えてクルージングに出かけたいと思うのが4月だから,なかなかうまくはいかないのが現状だ。
 そんな免税証も今年度限りで使えなくなるからつまらないことで悩むこともなくなるが…30円✕1,000L=30,000円の上乗せはやっぱり痛いなあ。

 給油して,20Lずつのポリタンク4個,本体タンクに60Lで計140Lあるから次の免税証がくるまではもつだろうなあ。
 塔筋商事さん,お世話になっております,ありがとございます。

Saturday, September 14, 2024

暑い時はデッキ洗い

 先日吉田漁港(小豆島)でアンカーを打った。岸壁に近づく前に後方を確認,なんとロープがまるでアナコンダのように泳いでいる※1ではないか。ええっ,なんじゃこれ。慌ててロープを手繰り,回収に向かうがその先は沈んでいる…時間がかかるのか。
※1アナコンダが泳いでいるのを見たことはないが,アナコンダの踊りならある。アマゾン川上流の街イキトス,数ある支流の集落の一つで,そこに泊まる初めての外国人が私だった。昼間は出向いて観光客相手に商売をしているが,終わると皆さんお帰りになる。そこで泊めてくれと頼んでみたのだ。高床式の家が並んでいる。トイレは地中からパイプがかなり上に突き出ている。そう今は乾季で水かさが少ないのだ。家人が銃を取り出して手入れしだした,ドキッとする。今から狩りに行くという…余談でした。
 このロープは16打ちで,以前使っていた8つ打ちの物をロストしてしまったので代わりに購入したものだ。100mあるので気にせずに打てるのでいいと思っていたのだがなあ。

 16打ちは水洗いして乾燥させる。
 
 漁船が使わない時間帯は自由に使える水揚げ場。

 常置ロープがあるのでフェンダーだけをセットしていればよい。
 奥に見える建物は氷倉庫(もう1箇所別の所にもある)。漁協の氷は安くていいですね,ありがたい。
 
 重いライフラフトを持ち上げる。やっぱりここには汚れが溜まっている。

 ライフラフトを元の場所に置き,キンクしやすいしかさばるけれど3つ打ちロープ60mに取り替えた。時々足らなくなるから要注意だ。

 ポート側にはアイ付きロープ2本,1本はワンラインドッキングに使っている。もう1本は保険。

 ポートサイド,二つあるうちの右ウインチが,ワンラインドッキング時にバランスとしてはいい位置にある(もう少しバウ側がベストかとも思う)。

 アイをウインチにかけ,ライフライン下からビットにかけ行って来いにし,ウインチにインクノットで固定するのが楽だ。

 バウアンカーロッカー内のロープも水洗いする。排水口が小さいのでプールになってそれなりに塩は抜ける。

 干したまま帰る。
 明日の天気は?晴れたら乾くし,雨ならよりきれいになる。

Friday, September 13, 2024

まだまだ瀬戸内は暑かった 佐野漁港へ帰る

 キャビン内は32℃,道理で蒸し暑いはずだ。
 明石海峡南東流は6時に始まる。もう少し後で出たほうが快適に走れるのだが,早く着くにこしたことはない。
 
 海峡を抜けて淡路島に沿う風が少し,艇速は6ktで終止する。

 毎度まいどの松帆崎。
 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩の 身もこがれつつ

 バタつくのでブームを振ると落ち着いた。

 大阪湾の真ん中,冬に海苔網が設置されている辺りには漁船がいっぱいいる。集中的にブイも打たれていてなかなか走りにくい。
 ここらへんで潮の流れも止まったようでたよんとした海面が関空島まで続いている。

 エンジンで前に進んでいても帆がなよなよしてきた。出していても抵抗になるばかりだと港口2NM手前でメインセールを下ろし,収納まで済ませてしまった。これで暑いあついバースに着けたまま片付け作業をしなくて済む。

 着きました,誰もいませんね,暑いし…なんて思っていた。

 その他の片付けも終わり,キャビンで到着ビール。昨日外飲みしたおかげでまだ余っていましたよ,うれしい。
「よじさ〜ん,よじさ〜ん」
と岸壁から『風来坊』艇長の声がする。『岸和田だんじり祭り交通規制』が昼過ぎからあるようで,それに引っ掛かる前に港にやってきたようだ。
「ええ風吹いてるわ。」
とさっさと出港していきました…脱帽です。

富島漁港発 05:35
佐野漁港着 10:15(25.6NM)

Thursday, September 12, 2024

富島漁港へ

 漁師さんと昨日アンカーのことで少し話をした。打たないでくれとのことで,何か過去にトラブルでもあったのかもしれない。 
 漁船のエンジン音が聞こえる。入念にウォーミングアップされて,昨日聞いた通りに5時ぴったしに出港していった。
 ここは横着けできるスペースがないこともり,槍着けスターンアンカーを打つことがある。横着けの際は,岸壁が低いこともあり満潮時はフェンダーが浮くのでビームアンカーは打った方がいい。
 まあ迷惑はかけていないだろう。

 無事に抜錨した…しかし,よく効いているなあ。

 淡路島方向に何やら怪しげな雲が見える…風は正面からだ。

 向こうから右舷方向に避けてくれたようだ。ありがたいことですね。
 
 前半スピードに乗れば明石港に入れるかなと思ったが間に合わなかった。ほぼ予定していた通りに富島漁港に入った。

 キュウリが1本残っていたので叩いて生姜で和えた。ビールの350mL缶なんて一気飲みでなくなってしまう。缶のまま飲めばもう少し長持ちしそうなのだが,中身が見えないのがちょっと嫌なのね。
 
 常置?ヨットが3艇。去年は1艇だけだったから増えたのね。

 風呂は『清雅荘』で入ることにしているが,その前に肉屋まで歩く。やっぱりフライ(味覚がお子様なのでパン粉にソースから離れられない)物は午後4時以降揚げるそうだ(と店内に書いてあった)。

 お邪魔します。
 入浴後,冷えた麦茶を3杯いただく,ビールもいいがグラスに氷の入ったお茶も最高ですね。でもこれじゃアホの三杯汁だ。

『志田』が16時半に開いていたので早速やる。

 生中を追加して,明石焼き。

 ほどほどにして『思いつき』に向かう。
 先程通った時は暖簾が出ていたのに閉まってある。魚が入ってこないので暖簾を下げたそうだ。この暑さで舟にも乗りよらんとは女将さんのつぶやき。

 大瓶1本だけ飲ませてよと頼む。

 これもたこ焼きやね,鉄板の。
 ごちそうさまでした。

吉田漁港発 05:40
富島漁港着 11:55(29.2NM)

Wednesday, September 11, 2024

吉田漁港へ

 小豆島の北側を行く。風は弱い,潮は8時までは後ろから。

 向かい風なのに弱過ぎてひたすら暑い。

 港口から吉田ダムと岩場が見える。登ったのは40年前…何度か書いた。

 剥き出しスチロバールの所に停めた。

 到着ビールにアライバルアップル。

 満潮時はフェンダーが効かないし,海側からの風なので躊躇することなくアンカーを入れた。

 福田に行こうかと思ったが,懐かしの食堂は廃業したとのこと。ならわざわざ行くこともない。
 風呂は15時から,岸壁に降りてペラを見ると何やらまとわりついている。しまった,着いてすぐに確認するべきだった。
 ついでにフジツボも落としておこう。20分ほど格闘した。

 待望の風呂。
 湯上がりにアイスクリーム,フルーツ牛乳もどき(名前忘れた,なんとかオレか…),炭酸ドリンク…潜ったご褒美だ。

 アンカーが効いているのでよかったよ。さらに20cmばかり上がるからね。

 虫除けにはこれ(アース極太虫よけ線香)がよく効く。
 コクピットで食っていると刺されたので,すぐに用意した。

直島宮浦港発   05:45
小豆島吉田漁港着 10:45(23.5NM)

Tuesday, September 10, 2024

連泊しましたよ 在直島

 4時半に起きた。風予報を見ると昨日と変わりがない。潮は8時過ぎから西流れとなる。潮に負けて真上りはやっていられない。あっさりと連泊を決めた。
 少し明るくなってから観光案内所側のトイレに向かった。
 猫の鳴き声がする。

 おはようさん。

 トイレから戻ってきてもまだこの子は入る。

 ごめんね,今日はカリカリ持ってへんねんと猛省。

 コンビニでも寄るか…

 ファミチキならぬエルチキ,ビールは水夫の朝食とは『BlueLagoon』艇長のお言葉。

 初めてこの風呂に入ったのは14年前,宮浦港じゃなくて反対の本村港に泊まった時だ。

 それなりの存在感を醸し出していますね。

 昨日より涼しいのは東風が船首から入ってくるからだ。

 出なくてよかったと思っておくが,動いていないと焦燥感にかられる性格は治りそうもないね。

 灯をともして飯を食うのは嫌なので明るいうちからやることにしている。調理したが暑いね。

 ワンパン生姜焼き…キャベツを切るのがめんどうだったので豆苗を添えた。今クルージング3回目の生姜焼き…


 雨雲発見,寒冷紗を収納してビニールシートを張った…風向が180°変わった。スターンから吹き込むのでキャビン内はさっきより断然と涼しくなってきた。

⛵直島宮浦港

Monday, September 09, 2024

直島へ

 風は桟橋側から吹いているので桟橋とフェンダーの擦れる音もなく静かな夜だったが,あまりにも不快なのは蒸し暑さ,またぶり返したようだ。

 早く出たのは2時間後には潮が西へと流れるのと真東の風が強くなるからだ。

 これから暑くなりそうな予感がする。
 予想通りに真上りとなりメインセールがばたつく。しばらくしてから下ろした。これでほんまもんの機走だ。

 距離を伸ばさず近くの宮浦港(直島)に着ける。

 すでに暑い…

 途中で飲み出すとありがたみがない。セールをしまい,燃料をポリタンクから本体に移し,エンジンのチェック…

 しまった,冷蔵庫の温度をあとふたメモリは下げておくべきだった…充分に冷えているけれどね。

 観光案内所で係留費を支払う。僕のサイズ30ftだと1,670円。
 町営バスで南東にある『つつじ荘』へ。料金は片道100円。

 後払い,現金のみ可。

 汗ベタで気持ちが悪かったがここですっきりする…はず。

 トイレじゃないよ,コインシャワー。

 200円で10分使用できる。僕にとっては十分過ぎる時間で,100円で5分ならちょうどいいぐらいかな。

 うどん屋さんが開いていた。

 鶏天は外せない。

 街をそぞろ歩き…

 はてこんなジーンズがあったのだ。

 神社にお詣りも欠かさない。

 三菱マテリアルの生協に行く。風呂から帰りのバスを宮浦港で降りずに直接ここまで来ればよかったと反省する。

 前回来た時もここに寄ったなぁと思い出した。

 港への帰路,思わず寄ってしまう悪い癖,酔ってないけれどね。

 大槌島が真後ろに…

与島発    05:35
直島宮浦港着 07:35(航程測れず)