Saturday, July 26, 2025

ガスの中を霧多布へ 落石漁港〜霧多布港

  ガスが濃い。次の寄港地霧多布へは航程20数NM,10時に出たって14時台には着くだろう。急いで出ることもないとのんびりした。

 メインシートの毛羽立ちが気になる。太さに長さびったしのロープがあったので交換する。ジブシートと同じ色と柄だけれどそこは我慢だ。

 岸壁が賑やかだ。『KAWASEMI』の前にトラックが停まっている。漁師さんと何か喋っている…

 な,なんと,ミズダコの足4本(ヨットが4杯いるかららしい),タラバガニの差し入れだった!しかし,足,でかいよね。ありがとうございます。

 今日は1日中ガス,明日はもっと濃い予報らしい。10時に抜錨,防波堤も見えない中,港外に出た。

 船影は『オリオン』。

 レーダー調整をし,ニューペック頼りに進む。

 ブイを拾っているので操船に少し余裕が出てきた。
 
 ガスは濃くなったり薄くなったりを繰り返している。

 ガスが薄くなった。振り返ると『KAWASEMI』,『オリオン』,『sannaviki』の3艇が見えた。

 霧多布岬が見えたら港口は近い。

 根室もそうだったが,ここも平らだなぁ。

 先に入港した『よじ』が岸壁西端に停める。

 岸壁がただれてなくてよかった。チェーンは要らない。

『オリオン』艇長と2度目の到着ビール,実はすでに自艇で飲んでいたのだよ。

 オレンジ色が目立つよね。

 アンカーを打って安眠確保。ブルースアンカーの効きはよろしいね。

 Googleマップによると入浴施設までは徒歩18分でかなり遠回りしているように見える。丘の上までダイレクトに上る道があるはずだ,が,見つからない。

 霧多布神社。誰だ,午後にはお詣りしないなんて言っていたのは…

 着きました。

 港を眺めながらの入浴が最高でした。

『KAWASEMI』艇長はこの道を通って来たらしい。

 クロネコがくつろいでいたが,まるで道案内をするかのように何度も振り返りながら下の街まで先導してくれましたよ(そう思えば楽しいからね),ありがとう。
 道案内を終えたネコはやがて住宅地の塀をくぐって去っていった。
 ほんの少し先の道路を悠然と横断している動物がいる。尻尾の中間あたりが太い,顔はしゅんとしている…あれはキツネだろう。

 本日のメインイベントはタコしゃぶ。『sannaviki』,『オリオン』両艇長の包丁捌き冴え渡り,ずらりと皿に並ぶ。昼間知り合った横浜のヨットマン(北海道反時計回り中)の『Compania2』艇長も来られて賑やかな夕食となった。

 鍋から昆布のいい香り,出汁は『KAWASEMI』艇長渾身の作。美味しゅうございました。ごちそうさまです。

落石漁港発 10:00
霧多布港着 14:30(23NM)

2 comments:

  1. 立派なタコ!
    私も落石で水産加工品の差し入れをいただきました。あそこの方々は皆さん好意的でありがたいですよね。
    chic reve

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    1. 本当にそうですね,旅がいっそう楽しくなりますね。
      『Chic Rêve』さんのホットな航海情報を参考にしています。ありがとうございます。

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