Saturday, April 30, 2022

時間合わせにセーリング みやうら海の駅

  午前中は潮の具合が悪いが,昼頃には引っ張られるはずだろう。その時刻まではのんびり走っても十分に着くはずだ。

 走り出すとぐんぐん天気がよくなってきた。暗い雲に覆われていた空も移動するに従って青空に変わってきた。風は例の如く真上りだが,弱いのでそれほど気にはならない。潮流もそれほど向かい潮なわけではなく,4〜5kt台は出ているので気分はいい。
 いい風が吹いてきた。機帆走で稼ぐ必要もないのでセーリングに切り替えた。
 佐島から岩城島の南を抜け,多々羅大橋をくぐる。そういや何年か前にヨット仲間としまなみ街道を自転車で走ったことを思い出した。

 潮にぐんぐん引っ張られ,予定より早く大三島『みやうら海の駅』に着いた。

 係船料は10円,すぐにローリーを呼んでもらい軽油80L補給する。ローリーのお兄さんがボンタンをお土産にくれた。ありがとうございます。

 到着ビールをやっているうちにどんどんヨットがやって来て,結局7艇が停泊した。やはりGWはすごいラッシュですね。
 風呂に行く。ちょうどいいぐらいの散歩距離。

 身をきれいにしてから神社にお詣り。
 ホームセンターで給油ポンプを購入して,人間用の燃料補給のためにAコープで呑兵衛の友を購入したのは正しい行動だ。

『きつねのぼたん』で美味いアテと酒にありつき,ヨットまでしっかりした足取りで帰れば,それをいいことにまた飲み出した…おやすみなさい。
 
 あっ!お店で使っていたオリジナルの味付け用具材をいただきました。ありがとうございます。

白石島新港発   05:25
みやうら海の駅着 13:00(39.04NM)

Friday, April 29, 2022

雨,あめ,アメ 在白石島

 朝から雨。

 右舷側からの風を心配していたが,それほどでもなくてよかった。

 まだ小降りの9時に『さんちゃん』へ出向き,洗濯を済ませる。結構多い。

『BonanzaⅡ』艇長が昼過ぎのフェリーでやってくる。着いた時が1番強い雨風で傘も役に立たないほど。上下カッパ,長靴で迎えに出て正解だった。
『さんちゃん』で軽くやり,『あまのストア』で色々購入する。後はヨット飲みが正しい。
 最後の峠(上り下りがあるからやっぱり峠だ)を歩いていたら電話が鳴る。原田さんからで,軽トラで迎えに来てくれると言う。再度(島の)西側に戻り,飲み直す。ごちそうさまでした。

 まだまだ飲み足りない僕たちは『BonanzaⅡ』艇長お土産の【シウマイ弁当】(ちゃんと2パックある!)でさらにやる。

 明日は晴れるだろう,大三島まで行こう。

⛵白石島新港

Thursday, April 28, 2022

ここは落ち着くねえ 白石島

 昨日よりは少しひんやりする。少々オーバー気味に服を重ねたが,本船航路に出る頃には1枚ずつ脱いでいくことだろう。

 ちょっと肌寒いねえ。

 ホンダワラにつかまるのを嫌ってずっと立ったままワッチをしている。鳥がいる所は大抵ゴミが浮いていてその辺りは要注意だ。ニュートラルに何度も入れる。ニュートラルに入れたってペラは空転しているのだから絡むことはあるが,まだましなような気がする。

 ガスが出ていなくて本当によかったよ。

 備讃瀬戸航路・宇高航路は,空いていたので本船に気を使うことなく横断できた。後はひたすら西進するのみ,9時過ぎまでは潮に乗れるだろう。
 大阪湾でやっているような我慢のセーリングなんてちっとも頭になく,できるだけ稼ぎたいなあとただひたすら先を急ぐ。3ktぐらいでは帆走できたのにね…セーラーになるのは難しいことだ。

 ようやく瀬戸大橋までやってきた。なんとくぐるのは4年振り,瀬戸内クルーズは楽しいと分かっていてもどうしても徳島・高知・和歌山方面へ行ってしまう。
 ちょうど列車が走っていった。なかなか絵になるなあ。

 ずっと後ろを走っていたタグがようやく追い越していった。

 水島灘までいいペースできたのでこのまま西に流れる潮に乗れそうだと欲が湧いてくる。弓削は昨日キャンセルしてしまったし,大三島までは届かない。尾道はどうかと電話を入れると今日・明日(28,29)は空いているとのことだ。一応予約を入れておくが,心はやはり落ち着いた白石島に傾いている。
 フルセールで気持ちよく機帆走するが,しばらくするとなよなよとジブがへたってしまった。

 タグは右へ,僕はやっぱりのんびりできる白石島に針路を取った。

 がらがらの浮桟橋に着ける。そのうち混んでくるのかな。

 1軒だけあるはずの食料品店に行くかとポンツーンに降り立つ。念のためにペラを確認すると,ややっ,ホンダワラが絡んどる!

 手っ取り早くやろうと潜らんでよかった!何でおんねん?

 しかも触手が取り去ったホンダワラにくっ付いとるやんか。僕を威嚇するかのように,嘲笑うかのように睨みつけるような仕草でおましたわ。

 肉に飢えているので購入。ヨットでやる。

 4時過ぎに『さんちゃん』でシャワーと生中。明日は洗濯させてもらおう。

 鯉のぼりの色が鮮やかでよろしいね〜5月になるんだ。

庵治漁港発   05:35
白石島新港着  11:35(32.11NM)

Wednesday, April 27, 2022

ありがとうございます 在庵治漁港

 いつも通りに4時に起床し,コーヒーを飲んで観天望気。パラパラと雨よけのビニールシートを打つ音がたまに聞こえるが,連続した降雨はもうないだろう。その雨よけのビニールシートを外し,トゥレールに振っておいたメインシートのテークルをセンターに戻し,ワンライン用のロープをセットしてからエンジンをかけた。ガスがまたわいてきたのでしばらく待機する。
 6時40分,バウ舫を外したところに昨日会った漁師さんが軽トラでやってきた。
「何しとん,出たらあかんで,この山の向こうはまだ真っ黒や,昼にしい。」
 ありがたくこのアドバイスをいただく。

 ならばゆっくりしようとポテサラで朝食。

 港外の様子を見るが確かに低くガスが立ち込めているし,さっきから本船の霧笛の音が何度も聞こえてくる。
 配送のトラックの兄さんが倉庫が開くのを待っている。コーヒーでも如何と拙艇で2度目のモーニングコーヒー。お仕事お疲れ様です。
 もうよかろうとまたエンジンをかけたところに見計らったかのように件の漁師さん。
「本船航路はまだ黒いで。」
 地元漁師さんの助言を否定する気は元よりない。しかも10時を過ぎると潮が逆になるし,あいにく向かい風っぽい。今日は出るなってことさと納得すれば,昼間はまたおでんで一杯やろうかなんて呑兵衛気質が盛り上がってきた。
 開店時刻までの2時間を真面目に過ごし,悠々出かけた。

 先ずはオデン。

 さっぱり肉を食っていないなあと…

 トンカツで一杯。

 〆はざるうどん。

 この後,風呂に入れば究極のマンネリ化。帰りに農協にでも寄るか。

 何とヤマザキショップでした。

 ひょっとして干潮時に戻ってきた?

 さいわい1時間前で何とかなりました。ハシゴを用意していくのを忘れていた。

⛵庵治漁港

Tuesday, April 26, 2022

待つのは苦手,修行が足りんねえ… 在庵治漁港

 のんびりとできない性格なのに連泊しているから空虚な時間だけが過ぎていく。雨のクルージングなんてしたくはないが,晴れの沈殿は悲しい。すっかり雲に覆われているのに時折見える青空が焦燥感を掻き立てる。いやだねぇ,根っからの怠け者ときているのに遊びだけは延々とやり続けていたい,停滞という行動がその気持ちに反しているのだよ。

 サラダでも食うかと野菜を盛るが,すでにコーヒーとクッキーの朝食を済ませていたんだった…そんなことすら忘れている。

 ようやく昼前になった。1時間ばかり飲んでいれば風呂屋も開くだろうと出かける。雨はまだ大丈夫だろう。
 干満差は160cmほど,出る時はいいがヨットに戻る時は…なんてことにならないように『BlueLagoon』艇長から頂いたハシゴをセットする。その前にやることがあった。

 ちゃんとはすかいに切りました。おバカな僕は逆の傾斜で切ったのではないかとセットするまでドキドキだった。

 出かける。

 この店も閉業して久しい。いい店だったのになあ。

 香川のおでんは酢味噌で食う。子どもの頃からそうやっていたので呑助になった頃にカラシで食うおでんに戸惑った。もっともカラシの中におでんがあるぐらいが好みだから薬味とは言えないか…
 日本酒でもやるかな。

 〆は肉ぶっかけ。

 大将が常連さんに出した餃子を取り分けてくれた。サービスがうれしい。全く呑兵衛は辛いねえ,ごちそうさまでした。

 ちょうど入店から1時間半経った。風呂屋も開いただろう。
 露天風呂から港を見ると,雨粒が海面に落ちている。いいタイミングだった。出る時にはまた止んでいた。

 あれれ,岸側からの風向きのはずだったのに…
 気になるのは夕方からの雨。大過なく過ごせることを願う。

⛵庵治漁港

Monday, April 25, 2022

さっぱり見えませんわ 庵治漁港

 クルージングに出かけた時はたいてい4時には起きる。
 雨は止んだようで,コーヒーと芋サラの朝食後,公園のトイレに行くが,路面も乾き始めていた。このぶんじゃ今日は蒸し暑くなるだろうなあ。
 悠々舫を解く。すでに汗をかいている。

 防波堤で観察してから出ればよかった。視程0.3NMなんてもんじゃない,刺し網のブイさえ見えないじゃないか。30数分走って戻った。レーダーぶん回しているがやっぱり船影が見えないのは気分が悪い。8時に再出港。

 潮は13時ぐらいにならないと西へは流れない。それまでは辛抱のセーリング否機走だ。まだ救われるの向かい風じゃないことだ。たまに振れてジブを展開するがすぐにしまう。あと1時間もうすれば潮が押してくれるだろう。
 そこへ「警報警報警報…」と広島が神戸保安の情報を流す。海上強風警報だと言っても夕方からだろうし,強いのは豊後水道と播磨灘じゃないのかな…ちょうど庵治へのラインを越えた辺りだった。しばし逡巡したが変針した。与島に行っても風呂はないし,庵治の風呂も定休日だからどっちでもええか。

 到着ビールが美味いね。

三本松港発 05:35
 再出港  08:05
庵治漁港着 13:05(18.15NM)

Sunday, April 24, 2022

雨の日もまた楽し 在三本松港

 昨夕飲んだくれたのにヨットに帰り着いて寝る前に雨よけのビニールシートを張ったらしい。なかなか働き者にできている。
 さて,きょうはずっと雨が降るようで昨日のうちから沈殿を決め込んでいるが,きっと飲んだくれるんだろうなぁ。

 雨だれを見つめながら,明日以降の予定を立てる。

『BonanzaⅡ』艇長は帰阪,三本松駅まで見送る。僕はしばらくクルージングを続けるので暇ならまたお乗りください。

 駅前の地元スーパー『ムーミー』で,プチトマトとレタスを購入した。

 三本松のヨットマン『BEE LINE』艇長から「モーニングコーヒーでも飲みませんか?」とメッセージが入ったので好意に甘える。港まで迎えに来てくれて『BEE LINE』艇長宅で頂く。ごちそうさまでした。
 今日はヨット飯でもするかとストレージを確認すると,あったあった…

『BlueLagoon』艇長からもらった期限切れのマッシュポテトの素。泣かせるのは昔よく見た缶詰付属の缶切り,もっと使いやすい物を持っているが敢えてそれで缶の蓋を切った。

 お湯の分量が多過ぎて大量に作ってしまった。味は…可もなく不可もなく。翌日まで保つだろう。

 時々明るくなる。出ようかと思う間もなくすぐにグレー一色の空が戻ってくる。やっぱりおとなしくしておこう。
 絶妙のタイミングで『BEE LINE』艇長からメッセージ。そう4と9の付く日は『志与乃湯』は定休日,車で『ベッセルおおちの湯』に連れて行ってもらう。入浴後は当然の如く『すし富』で飲みかつ喰らう。朝の誓いはどこへいった…

⛵三本松港

Saturday, April 23, 2022

食べ過ぎたね 三本松港

 フェンダー越しに船体が岸壁に擦れることもなく静かな夜だった。風は全く期待できないし,しばらくは明石の東流れの影響もあり艇速は期待できない。のんびり行こう。

 何度かジブを出したりしまったり,タックもするが直ぐにバタバタしてくる。海面はますます滑らかで,それでも小皺がちょっと先に見えると期待をしてしまうのだが,そこまで行っても虚しいいほどのヨタヨタセールだ。

 やがて潮の影響からも逃れコンスタントに5kt後半が出ている。このまま機走なら『吉本食品』の営業終了時刻の14時には余裕で間に合う。遅めの昼飯は美味いうどんへの思いだけでエンジンを回す。
 鳴門海峡を吹き抜けてくる風だろうか,先ほどまでとは確かに違う。ジブを出して更なるペースアップを図ろう。いやいや,ひょっとして帆走オンリーで行けるかもしれない。多少艇速は落ちてもかまわない,うどんよりセーリング(と言ってみたかった)。

 波の音だけが心地よい。艇速は3〜4ktだったが大満足だ。顔にもっと風を感じてきた。最終的には6kt弱出ているじゃないか。

 13時前に着いた。余裕だ…

 急いで舫を取り,『吉本食品』(うどん屋さん)に早足で向かった。頭の中は【ぶっかけ】。ええっ,僕たちの前の人でタイミング悪く売り切れだって…しゃあない,マルナカでビールを買い,ヨット飲みに備える。『きたさん』で食べたおまかせ定食のボリュームに圧倒されて晩飯への思いも揺らいできた。
 銭湯は16時から開いているが,飲み屋は18時からだろう。のんびりしていると『BEE LINE』艇長がやってきた。お久しぶりです,こんにちは。聞けばどの店も開店時刻も店じまいも早くなっているらしい,これもコロナ禍の影響だろう。試しに店に電話を入れると,もう開いているらしい。とっとと風呂に行こう。
 熱い湯につかり気分よく店へと急ぐ頃には昼の満腹感なんてすっかり忘れてしまっていて,もう飲みモード満開,『呉割安』に急ぐ。

  アルティックのスピーカーから痺れる歌声が聞こえてくる。昨年来た時にビリーホリディの話をしていたが,なんとアルバムを用意しておいてくれたのだ,感激!

 聴きながらやるビールは最高に美味い。

 日本酒にシフトしたら,一杯ではすまない…

 調子に乗ってアテもどんどんやる。昼の満腹感なんてどこかに飛んでいってしまった。

 あげくのはてに,〆に何ラーメンを食べようかと迷っている…

 ごちそうさまでした。また寄りますね。

富島漁港発 05:20
三本松港  12:40(36.46NM)

Friday, April 22, 2022

また出ました 富島漁港

 この土日は天気がよさそうなので出かけることにした。オイル漏れを点検しながらのクルージングだが,長時間乗らないと分からないことも多いのでそれも兼ねている。
 水揚げ場で清水タンクを一杯にし,空の2Lペットボトルにも飲用水を補給しておく。
 風向きは?ジブも出せるし,ウインドベーンも使える。スタートとしては申し分ない。時々エンジンルームを開けてオイルの黒いシミが落ちていないか確認するが全く漏れなしなので安心した。『BonanzaⅡ』艇長も乗り込んでいるので安心してキャビンに入ることができる。

 スタート上々,こうでなくっちゃいけないね。

 う〜ん,やっぱりそううまくばかりはいかない。真上りになり,ジブどころかメインセールさえも下ろしてしまった。

 iPhoneから通知音が鳴る。大阪マーチス?ハンディVHFの電源が知らない間に落ちていた。明石海峡東行航路に入りそうなので注意勧告だった。はい,ちゃんと認識しておりますよ,この後,ゲートの左側岩屋寄りから富島に行く旨を伝えておく。ワッチありがとうございます。

 静かな富島に着いた。オイル漏れを点検,オイルゲージを点検,共に異常なしでやれやれだ。
『清雅荘』で入浴後,『BonanzaⅡ』艇長は午睡,私は,『淡路ビーフ大河内』(お肉屋さん)でミンチカツでも買おうかと散歩に出かける。

 ややっ!まだ15時なのに『思いつき』に暖簾がかかっている!一足先に一杯やろう。
 ほどなく『BonanzaⅡ』艇長もやってきた。魚屋さんから新鮮なタコも届いた。お姐さんの愉快な話をツマにやっているとあっという間に2時間が経っていた。初日から飛ばしすぎてはいけない。おとなしく退散して予定通りのお肉屋さんに寄り,揚げたてのカツを10個購入。あとはヨットで飲み続けるだけだ。

佐野漁港発 08:45
富島漁港着 13:20(25.70NM)