Sunday, April 17, 2022

月夜を楽しむ オーバーナイト

 バイク(原付2種)で港へ。インナーに化繊インサレーションのジャケットを着ておいてよかった。結構冷えている。

 一人で山に入る時にさんざん使ったウルトラライトツェルト。通気性に乏しく冬に使うと内側がべったりと凍りつくが,風でバタバタするので自然に落ちる。朝は隙間から入った雪に寝袋ごと埋れている。そんなことより何より軽いのがいい…ちゃうちゃう,バイクのカバーにぴったりの大きさだった。

 いい天気だ。風も期待できそう。

 行ってきます。

 出てすぐにエンジンを切った。風向きがいい。
 9時45分,関空橋をくぐる。風は弱いがずっと3kt後半ぐらいの艇速で進んでいるのでまあいいか。
 加太瀬戸手前で視界を良好にするためにジブを少し巻く。今日も漁船・遊漁船が沢山出ていた。
 加太瀬戸を抜けて振り返ると白波がちょいちょい出だした。よしよし,こうでなくっちゃいけない。
 伊島方面へはジブがばたつくが,方杭方向160°なら快適に走れる。
 
 アビームが嬉しい。

 風がだんだん後ろに回ってきたのでジブがメインセールの陰になってばたつく。長いボートフックでウイスカーポールっぽく支えてみたが,ずっとはやっていられない。アホらしくなって止めた。ウイスカーポール欲しいな。

 ジブをたたんだが,4kt後半から終始5ktは出ているのでまあいいか。
 何も無理をして方杭に行かなくてもいい。気付くのが遅かった。235°に変針し,ジブを広げて伊島の東を目指すと6kt出ている。
 左手にヨットが見える。帰っていくのかなと見ていると,船首をこちらに向けてぐんぐん近付いてきた。「どこまで行くの?」と声をかけられるのは気分の悪いものではないが,風上からやってきて並走するっていうのはどうなの?しかもこちらは帆走,あちらは機帆走じゃないか。風を遮らないでよね。
 明るいうちに夕食。期限切れのα米だがなんともない。ふりかけで飯を食うなんてヨットでしかやらない。そもそも家では炭水化物は一切摂らない…いや,液体のそれは大量に摂取するか。

 艇速は落ちたが,いい夕日が見られたので満足だ。

 日の入りからほぼ1時間でオレンジ色の月が出た。晴れているので今夜は月光セーリング だ。

 ときどき艇速が0kt台に落ちる。エンジンを10分ぐらいかけては切るを2度ほど…これがいけなかったのか…

佐野漁港発 09:05
〜ミッドナイト

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