Tuesday, June 10, 2025

昨日以上に弱い風で戸賀港へ 飛島漁港〜戸賀港

 明るくなってから岸壁を見るとニャンコが1匹,何か欲しそうでもなく毛繕いをしている。目が合ったので話しかける。
「あのね,チュール1個だけ持っているけれど(ここには一杯ネコがいるからね),あんたにだけあげるわけにはいかんのよ…」
 舫保護のチェーンを外しにかかる。今まで興味なさそうにしていたが,(チェーン保管用の)袋を岸壁に置いた時に奴の表情が変わった。近付いてにおいを嗅ぐまではいい,そのあと姿勢が変わった。うわっ!マーキングしてるやないか。
「あんたそれはなんぼなんでもあかんでしょ!」
 叱られたのが分かったのかすごすごと退散,キッチンアルコールで消毒。

 今日も朝日に向かって走らせる。

 ジブはもちろんのこと,メインセールも揚げ下げ頻繁,僅かに(風が)振れれば艇速が0.3ktは速まりました。
 何か飛んできた…

 なんとオオスズメバチじゃないか。黒い物にしがみついている。お願いだから頭には(飛んで)来るなよ。戸賀まで20NM,東の沿岸からはさらに離れているのに,いったいどこからやってきたのだろう。動きがハチらしくない,疲れた様子さえ見てとれる。ハエがするように足を擦り合わせたりしていたが,やがて,ぶら下がって動かなくなった。まるで休養しているみたいなので,しばらく見守った。そのまましばき倒せそうだったがしない,ハエなら叩き落とすんだけれどね。
 ギョニソを近付けるとしがみついた。

 デッキに置くが,気に入った様子,このまま乗ってらっしゃいね。ヨットが揺れた。丸いギョニソが回転,オオスズメバチもずり落ちた。縦半分に割ってからあげればよかったと反省。これではいかんと思ったのか,飛んでいってしまった。戸賀まで乗っていけばよかったのになあ,なんだか申し訳ないことをした。

 がらがらの岸壁に着ける。アンカーを入れて快適生活を確保する。

 いやぁ,暑いこと今回クルージング中の最高の暑さだ。

 到着ビールはこの2種類があれば文句はない。

 さらにキャビンでキュウリの辛子漬けをあてに,ちょうどいい漬かり具合だよ。

 ポート着けが多いのはこちら側に給水口があるからで,今後の風向きを考えたわけじゃない…予報を見てから着けた方がよかったか。

 さらに粟島ワンカップ…

 焼きそばを食っていると『オリオン』艇長から電話。なんと自転車で北浦まで行き,サザエをゲットしたとのこと。戻ってきてから宴会に突入したのは言うまでもないことだ,連泊だしね。ごちそうさまでした。

粟島漁港発 04:30
戸賀港着  13:00(48NM)

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