明るくなってから岸壁を見るとニャンコが1匹,何か欲しそうでもなく毛繕いをしている。目が合ったので話しかける。
「あのね,チュール1個だけ持っているけれど(ここには一杯ネコがいるからね),あんたにだけあげるわけにはいかんのよ…」
舫保護のチェーンを外しにかかる。今まで興味なさそうにしていたが,(チェーン保管用の)袋を岸壁に置いた時に奴の表情が変わった。近付いてにおいを嗅ぐまではいい,そのあと姿勢が変わった。うわっ!マーキングしてるやないか。
「あんたそれはなんぼなんでもあかんでしょ!」
叱られたのが分かったのかすごすごと退散,キッチンアルコールで消毒。
ジブはもちろんのこと,メインセールも揚げ下げ頻繁,僅かに(風が)振れれば艇速が0.3ktは速まりました。
何か飛んできた…
なんとオオスズメバチじゃないか。黒い物にしがみついている。お願いだから頭には(飛んで)来るなよ。戸賀まで20NM,東の沿岸からはさらに離れているのに,いったいどこからやってきたのだろう。動きがハチらしくない,疲れた様子さえ見てとれる。ハエがするように足を擦り合わせたりしていたが,やがて,ぶら下がって動かなくなった。まるで休養しているみたいなので,しばらく見守った。そのまましばき倒せそうだったがしない,ハエなら叩き落とすんだけれどね。
なんとオオスズメバチじゃないか。黒い物にしがみついている。お願いだから頭には(飛んで)来るなよ。戸賀まで20NM,東の沿岸からはさらに離れているのに,いったいどこからやってきたのだろう。動きがハチらしくない,疲れた様子さえ見てとれる。ハエがするように足を擦り合わせたりしていたが,やがて,ぶら下がって動かなくなった。まるで休養しているみたいなので,しばらく見守った。そのまましばき倒せそうだったがしない,ハエなら叩き落とすんだけれどね。
ギョニソを近付けるとしがみついた。
デッキに置くが,気に入った様子,このまま乗ってらっしゃいね。ヨットが揺れた。丸いギョニソが回転,オオスズメバチもずり落ちた。縦半分に割ってからあげればよかったと反省。これではいかんと思ったのか,飛んでいってしまった。戸賀まで乗っていけばよかったのになあ,なんだか申し訳ないことをした。
がらがらの岸壁に着ける。アンカーを入れて快適生活を確保する。
粟島漁港発 04:30
戸賀港着 13:00(48NM)
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