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Wednesday, August 06, 2025

函館港へ 椴法華港〜函館港(金森倉庫前)

  朝早いうち(おそらく2時過ぎか)からエンジン音が聞こえる。定置網の漁船だろうか。この突堤に着けるのは6時だと聞いているが,迷惑のかからないようにしないといけない。
 少し降ったようだが,東の空には雲の切れ間が見える。

 そろそろパンの賞味期限が切れる。残りは全部食ってしまおう。

 出港の準備をしていると,漁師さんがやってくる。「4時半には出ます。」と言うと安心されて朝の会話もはずむ。雨は残るけれど潮は問題なしと聞いてほっとする。昨日の漁師さんも帰ってきた。一旦自分の係留場所に停めてから市場が開く6時にこの突堤で水揚げするのだ。続々と漁船が帰ってくる。「(帰港が)終わってから出た方がいいよ,あと4杯かな」と教えてくれる。ありがとうございます。

 漁師さんの見送りを受けて出港,何もないけれど居心地のいい港だった。お世話になりました。

 昨日入った海浜温泉が見える。今なら絶好の条件で湯に浸かれるのだろうなぁ。

 双つ岩付近を行く『オリオン』。

 ずっと真上りの弱い風,セールがはためいて騒がしい。これがほんまの機走ですね。

 難所と聞いていた汐首岬を回り込む…いや,なかなか回り込めない。

 特徴ある建造物『汐首橋梁跡』が見えてきた…が,さっぱり遠ざからない。艇速は1kt台だ。2時間ほどの我慢,先行の『オリオン』から潮がましになったと無線が入る。

 函館在住の『マイウェイ』艇長から電話が入る。AISで確認しているとのこと,この状況も把握されているだろうなぁ。まだ双眼鏡では確認できないと聞く。函館山は半島状に飛び出た地形で,くびれにある麓の住宅地は僕たちが着けようとしている西側とはつながっているのだ。

 函館山が見えてきた。

 人の数に驚いたが,そう,ここが金森倉庫前だ。

 横着けしたが,3艇は無理だ。奥のヨット(何と佐野にも寄港した『FUJI』だった)に声をかけて,槍着けの際,後ろの突堤へのロープの取り回しの手伝いをお願いする。『FUJI』艇長,ありがとうございました。さらに,岸壁から「手伝いましょうか?」と声がかかったので応援をお願いする。何と徳島の『つばさ』艇長だった。顔を見ても気付かずに,「あのぅお名前は…」なんて失礼なことを,相変わらずボケているよ。

 奥(左端)に『FUJI』(写真には写っていない),次に,『よじ(攀丸)』,『オリオン』,『sannaviki』,一番(右端)に『つばさ』(写真には写っていない)。横着けは,観光客の往来が激しいここでは落ち着かないし,遊覧船の引き波も受ける,槍着けだと落ち着けますね。

 隣で『オリオン』艇長がやっている。

 隣同士なのでお邪魔して僕も到着ビールをやった。

「風呂の後はビール飲みませんか。」
と『マイウェイ』艇長が迎えにきてくれた。
 谷地頭温泉まで送ってもらう。大きな浴場で汗をかいて流したらすぐ近くの『マイウェイ』邸に向かう。

 風呂上がりの身体にサッポロ黒生が吸い込まれていく。調子に乗ってずいぶん飲んでしまった。
 ごちそうさまでした。

 涼しくなった住宅地を金森倉庫前まで帰る。
 明日は雨,どこにも行けないなぁ。天気のいい日まで連泊して函館を楽しみたい。

 昼の喧騒はどこにいった?

 いかんねぇ,やっぱり真横にあるラッキーピエロの誘惑には勝てない…

 カツカレー,美味し。

椴法華港発       04:30
函館港(金森倉庫前)着 12:55(32NM)

Thursday, August 07, 2025

雨の函館 在函館港(金森倉庫前)

 5時まで熟睡した。あいにくの雨,観光はもちろん,整備も晴れた日にやる方が気分がいいが,そんなことも言ってられない,ずっとやろうしていたことがある。その前に食材をチェックした。

 リーフレタスは限界っぽい,食べ切ろう。伊勢うどんは今日が賞味期限だ。朝からうどんを茹でても不快にならないのは気温のせいで,あらためて思うのは火を使う調理は食欲をそそるってことだ。伊勢うどん美味いよねぇ。

 ほら,コーヒーだって淹れる気になったよ。

 9時半に金森倉庫内のチャートハウス水野さんを訪ね,係留申請書に記入する。お世話になります,よろしくお願いします。

 バウ着けなので(ヨットへ)へはエイヤッて感じで乗り込む。底が見えているので気になって魚探を立ち上げて水深をチェックする。おやおや浅いのね〜。

 江差から奥尻島に向かう途中で,エンジンがストールしかけ,神威脇を諦め青苗漁港に緊急入港した。油水分離器を見ると水は溜まっていないが軽油の色をしていない,濁っている。ここがくさいのではと燃料濾し器を開けるとフィルターが真っ黒けのけ…こんな状態の物は見たことがない。スラッジを除去し,手持ちのフィルターがないので,取り置きの古いやつを付けた。

 黒い筋があるが,残っていたスラッジだろうか,もうないよと自分に言い聞かせ,エンルムマリーナ内シーアイテムで購入した新品フィルターとOリングに交換した。
 燃料コックを開け,フィードポンプ横のレバーをしこしこする。濾し器上部から泡,軽油が出てきた。エンジンオン…直ぐに停まった…なんでや…噴射ポンプ上のプラグを緩めて,ようやくエアが抜けたようだ。30分ほど試運転,異常なしでやれやれだ。

 湿度計は95%以上を表示している。

 カリカリになっていた差し入れのオランダせんべいがしなっとして濡れせんべい状態だ。キャビンが黴びないといいけどなぁ。

 雨の中,買い出しに出かける。俺様の燃料が切れておるのだよ。

 14時過ぎ,キャビンが明るくなった。外を見ると青空が見えている。このまま止んでよね。

 その後,降ったり止んだりを繰り返していたが,17時前にようやく上がった。出かける口実はもう一つある。函館に来たのだ,外飲みしないといけない,これは義務だ.
 目の前の金森倉庫内には『函館ビアホール』があり,『オリオン』艇長と出向く。

 一杯やりながら,『マイウェイ』艇長に電話を入れ,お店情報を聞く。なんと3年前に行った焼き鳥店の支店が近くにできたと言うではないか。

 ここ,ここ。

 お得なセット料金はサッポロ2杯に,焼き鳥3本。ずらっと出さずに1本いっぽん焼き立てを提供してくれるのが素晴らしい。美味しかったです,ごちそうさまでした。

 十字街。ここで函館市電は『函館どつく前』行きと『谷地頭温泉』行きに別れる。
 明日は晴れて欲しいなぁ。

Monday, August 11, 2025

朝の散歩は函館山へ 在函館港(金森倉庫前)

 すっきりした青空,今朝の散歩は函館山に決めた。

 涼しいうちに山頂へ,下りはどこに抜けようか。
 
 先に高度を稼いでおこうと坂道を行く。

 何だ,昨日訪れたハリストス正教会じゃないか。まだまだ函館の地理が頭に入っていないらしい。

 スタートはここ,旧登山道を行く。

 山頂までにすれ違ったのは二人だけ,この時間に来たのは正解だった。

 30数分後,山頂着,閑散としている。
 ほっ,函館の街が見えた。

 この地形は砂州か…

 マイヨットは見えるかな…

 マストで確認できました。

 視界を少し右に振ると…

 ずっと白波が打ち寄せている,はて,あれはなんだ?

 下りは稜線沿いに谷地頭温泉に近い下山口を目指す。

 ここだ。

 何々,御殿山第二砲台跡とは…当然立ち寄る。

 この先,危険立ち入り禁止とあったが,実はそこが見たいのでありますな,諦めましたが。

 ほどなく山道は車道に吸収され,さらに少し降りると…そこが立待岬。

 汐首岬,大間崎,竜飛岬まで遠望できる。肉眼では確認できたが,写真では分からないね。
 温泉を目指して車道を歩いていると先ほど山頂から見えた白波が…どうやらサーフポイントのようで,大勢の人が白波手前に浮いている。

 8時半に谷地頭温泉に着いた。後半の下りは日差しをもろに浴びていたので汗びっしょりだ。のんびりと湯に浸かりながら,ヨットに戻ったらブランチでビールだな〜なんて考えている。あてはもちろんコロッケに決まっておるのだよ。

 まだ早いかなと開店10分前に着いたが、あらら,みなさん並んでいらっしゃる。

 コロッケ,ゲットしました。唐揚げも追加。

 揚げ立て,ほくほくのコロッケ,いくら美味しそうだからって,お下品な歩き食いはダメよ…

 キャベツにキュウリ,ミニトマト,好きな野菜を皿に盛り…唐揚げも食ってしまおう。

 いやぁ,冷えたビールに熱々コロッケがたまりませんなぁ(コロッケ,まだまだあるよ)。

 涼しくなってから『オリオン』でヨット飲み。

 コロッケは10個買ったので,当然晩飯にも登場する。今日は控えめにとの朝の誓いはどこにいった…ビール缶のプシュ音が止まらなくなってきた。
 そうそう,ここに連泊するなら,「わしは自転車(2泊3日)でちょっと出かける」と留守にしていた『sannaviki』艇長差し入れ【いか飯】ごちそうさまでした。

 金森倉庫前の往来は絶えない。あらたに寄港した客船の船首が見える。港近辺がたくさんの人で賑わう,いいことですね。
 カモメ(ウミネコとかよく分からんので,カモメで代表させておく)がヒィヒィヒィーと鳴いている。何が言いたいの?

 明日もいようかな…

Monday, July 18, 2022

函館は遠いなあ 函館港(金森倉庫前)

 津軽海峡の風向がようやく西に変わった。冴えない空模様だが雨が降ることはなさそうだ。

 朝3時半にこんなもんを食っている。昨日いただいたトマトが美味しい。

 4艇横着けでそれぞれがビームアンカーを打っているし,またアンカーロープの長さもまちまちだろうから輻輳しないように時間差で出港した。
 松前港に向かう『オリオン』とはここでお別れ,おかげさまで楽しい停泊期間を過ごすことができました。またどこかの港でお会いしましょう。僕たち3艇,『東日流』,『Asagiri』,『よじ』は函館を目指す。長いね〜
 長丁場なので昨日おやつを買っておいた。

 今回のヒット(おそらく3塁打だろう)はこのチープな羊羹。袋の裂き方が秀逸!コンビニおにぎりメーカーもここまで簡単に中身に出会えるようにしてくれるといいのにねえ。

 ここらで『オリオン』とは航路を別つ。ご安航を。

『東日流』にアクシデント。拙艇を横着けし様子を聞く。結構どんぶらこっこしている中,僕が潜る方が早いとワッチを頼み,ペラに絡んだビニール袋を除去した。それだけじゃなかった。どうやらコントロールケーブルが外れているようで『東日流』艇長はキャビン深い位置のエンジンに向かい合っている。小一時間で解決し当初の目的通り函館を目指した。
 それにしてもいつもぶっちぎりの走りを見せる『東日流』が遅い。それに追随するかのように『Asagiri』もだ。
 前日,
「80NMは長いなあ,途中で(2艇が)見えなくなったら適当に離脱して松前か小泊に入りますからね〜」
と言ったので気づかいをしているのか,それともこいつは脱走するかもしれないと『よじ』を牽制しているのか…
 8kt越えた,イヤッホー…10ktオーバーでずっと走っているではないか。

 龍飛埼を緯度的に越えた。次は経度だ。

 途中変な潮目を3箇所通過して矢越岬を通過する。潮の威力は幾分収まったがまだまだ速い。

 あの低い大地のような山は函館山に違いない。このまま(潮に)応援されたまま進んで欲しいなあ。

 金森倉庫の煉瓦と聞いただけでちょっと苔むした落ち着いた雰囲気を予想していたのだが…
 佐野にも来られたことのある『マイウェイ』艇長が岸壁で待っていてくれた。

 う〜ん,素晴らしい景観。でもこれでは静かに過ごせない。明日は槍着けに変えよう。久しぶりの都会でとまどっていますね。

 コクピットで缶ビール3本やっていい気分になった。日本酒まで手をつけたので外飲み気分はなくなってしまったらしい。

 キャビンで一人酒もたまにはいいもんだ。それにしてもこの(深浦で買った)トコロテン,美味いねえ。

深浦港発        04:50
函館港(金森倉庫前)着 18:10(82.4NM)

Thursday, July 28, 2022

『オリオン』と再会しました 在函館港(金森倉庫前)

 快晴,うっすらと出ればよかったかなと焦燥感が漂う。朝一番の風呂に入ってヨットに戻ると,『Asagiri』艇長が,
「出港して吉岡港に向かう。」
と言う。ご安航を。また後日お会いしましょう。
 AISアプリで近辺船舶の動向を確認すると,『オリオン』が残航16NMの所にやってきている。おそらく昼過ぎには入港だろう。きっと『Asagiri』ともすれ違ったに違いない。

 やって来ました。前日の泊地は江良漁港とのこと。お疲れ様でした。

 到着ビールが長引いて,延長ビールを岸壁でやる。観光客のみなさまお許しを。

↓ここより後記(金森倉庫前のことではあるが日付はあいまい,ブログに載せ忘れていたのでずっと気になっていた話)。
 岸壁でやっているとある方から声をかけられた。元ヨット乗りで夏は避暑で函館に住んでいるという。舞鶴でヨットに乗っていたと言うのでもしやと思って艇種を尋ねた。!!!あれっ,それって2018年に回航のお手伝いをしたヨットじゃないか。世の中狭い,そして奇遇。ちょっと待っててと差し出されたのがビール2ケース。遠慮なくいただきました,ありがとうございます。
 さらに話は続く。なんとその方は僚艇そして僕の山岳部後輩である『Bonanza II』艇長の会社の同僚であったのだった。
↑後記はここまで。

 17時過ぎからすぐそばの『ラッキーピエロ』のワンテーブルに6人(『東日流』,『悠』,『オリオン』,『エトピリカ』の各艇長,Maさんに私),B級グルメで生ビールをひたすら飲んだ。

 この光景を見るのもきょうでおしまい,お世話になった水野さんのお店に挨拶に出向く。ありがとうございました。

 拙艇でさらにやる。夕暮れが酒宴をさらに盛り上げてくれた。
 明日は出港するので21時前に切り上げた。みなさまおやすみなさい。

Wednesday, August 13, 2025

松前港は起点且終点 函館港(金森倉庫前)〜松前港

  僕たちの出港に多くの人が手伝ってくれました。『FUJI』,『BoraBora』,『つばさ』各艇長,朝早くからありがとうございました。

 少しがらんとしてしまいましたね。行ってきま〜す。

 快晴,風は微妙だが,セールを出せるだけでもありがたい。

 ストームジブで少しでも稼ぐ。

 吉岡漁港到着は10時過ぎになりそう、海況はよろしいので松前港までのばすことにした。

 弱い向かい風だが,快適に進む。

 その先,白神岬をなかなか越えることができない。風も上がってきた。あまりの低速にGPSが位置を測定できずに迷っている。僚艇のトラブルもあり手間取る。

 13時半,ようやく経度的に白神岬を越えた。しかし,ここからが長かった。艇速は1ktを切る。残航5NMがなかなか減らない。
 
 15時半,ようやく入港,ところがクレーン船のロープが張られていて着岸できない。南西側の岸壁は空いている。

 自転車でやってきた漁師さんが舫を手際よく取ってくれる,それも3艇分,助かりました,ありがとうございます。
 北海道のヨット旅は松前から始まった。最後の寄港地も松前だから,ぐるっと回ってこれが本当の一周だってことになる。
 天売島,礼文島に寄らなかったのと,釧路港出港後の津波警報で襟裳岬前後の十勝(広尾)港,浦河港に寄港できず,後半端折ったような形になったのが心残りだが,また来いってことさと思えば次回の楽しみになる。何よりも好天の知床半島を楽しめたのだからあんまり欲張るといけないね。

 はい,お約束の到着ビール。

 6月入港時に知り合った港湾監視人の相馬さんがやってきた。

 一度帰られたが,再度差し入れ持参で来られた。ありがとうございます。

 拙艇で夕食,ビールが美味い。
 おや,あの音は…

 花火だ。たくさんの港を巡ったのに着くのが1週間早かったり,すでに終わっていたりでずっと夏祭りを外していた。お盆ですね,ここに来てようやく日本の夏を満喫した。

函館港(金森倉庫前)発 04:50
松前港着        15:50(43NM)