朝早いうち(おそらく2時過ぎか)からエンジン音が聞こえる。定置網の漁船だろうか。この突堤に着けるのは6時だと聞いているが,迷惑のかからないようにしないといけない。
少し降ったようだが,東の空には雲の切れ間が見える。
出港の準備をしていると,漁師さんがやってくる。「4時半には出ます。」と言うと安心されて朝の会話もはずむ。雨は残るけれど潮は問題なしと聞いてほっとする。昨日の漁師さんも帰ってきた。一旦自分の係留場所に停めてから市場が開く6時にこの突堤で水揚げするのだ。続々と漁船が帰ってくる。それが終わってから出た方がいいよ,あと4杯かなと教えてくれる。ありがとうございます。
双つ岩付近を行く『オリオン』。
難所と聞いていた汐首岬を回り込む…いや,なかなか回り込めない。
函館在住の『マイウェイ』艇長から電話が入る。AISで確認しているとのこと,この状況も把握されているだろうなぁ。まだ双眼鏡では確認できないと聞く。函館山は半島状に飛び出た地形で,くびれにある麓の住宅地は僕たちが着けようとしている西側とはつながっているのだ。
人の数に驚いたが,そう,ここが金森倉庫前だ。
横着けしたが,3艇は無理だ。奥のヨット(何と佐野にも寄港した『FUJI』だった)に声をかけて,槍着けの際,後ろの突堤へのロープの取り回しの手伝いをお願いする。『FUJI』艇長,ありがとうございました。さらに,岸壁から「手伝いましょうか?」と声がかかったので応援をお願いする。何と徳島の『つばさ』艇長だった。顔を見ても気付かずに,「あのぅお名前は…」なんて失礼なことを,相変わらずボケているよ。
僕たち3艇,奥(左)に『FUJI』,一番右に『つばさ』。横着けは,観光客の往来が激しいここでは落ち着かないし,遊覧船の引き波も受ける,槍着けだと落ち着ける。
隣で『オリオン』艇長がやっている。
「風呂の後はビール飲みませんか。」
と『マイウェイ』艇長が迎えにきてくれた。
谷地頭温泉まで送ってもらう。大きな浴場で汗をかいて流したらすぐ近くの『マイウェイ』邸に向かう。
ごちそうさまでした。
涼しくなった住宅地を金森倉庫前まで帰る。
明日は雨,どこにも行けないなぁ。天気のいい日まで連泊して函館を楽しみたい。
いかんねぇ,やっぱり真横にあるラッキーピエロの誘惑には勝てない…
椴法華港発 04:30
函館金森倉庫前着 12:55(32NM)
No comments:
Post a Comment