天板が開けば作業もさぞかししやすいだろうに…そんなことでめげるやわなお方じゃない。苦境というのは僕が使う言葉で,その状況下でやることを冥利に尽きると捉えているのだろうか,ただひたすらメンテナンス,お世話になりました『Wiz of Oz』艇長。
吸気バルブにもカーボンが溜まっている。
調子の悪い後ろ側の気筒(これを1番と言うらしい)外側の冷却水経路に塩詰まりがある。
バルブに損傷はなく,カーボンの付着で圧縮がうまくいかなかったようだ。
コンパウンドで摺合せ,バルブを落として油膜をはる。
ヘッドを組込みボンネットを被せる。上からやれるといいのだが,ボンネットと天板の間隔は80mm程度しかない,バウ側開放部からの作業となる。ポート側開放部にいる僕も屈辱的なラーゲを強いられている…あいたたやね。
補機類をセットしてオイルを入れたらエンジンオン。
煽らなくても威勢よくかかる。アイドリングは高めなのでこれは修正。落としていっても元気なのは両ハイともしっかり働いているからだ。
『Wiz of Oz』艇長,お疲れ様でした,ありがとうございます。
ちょっとでも早く飲みたい僕たち(『Wiz of Oz』艇長,『Bonanza II』艇長に私)はタクシーで銭湯に向かう…当然のことである。
番台前で一杯飲むのも捨てがたいが,今日は店に急いだ。
銭湯からここまでの道中で『こうたや』の大将にも会った。あちらから挨拶してくれるのがうれしい。ご無沙汰しています,また寄りますね。
さんざん飲み食いしたのに,『大統領』でオデンにラーメン食ってりゃ世話ないね。
そうだ,港そばのコンビニにアマゾンから物資が届いていたのだった。そのために寄ったのにさっさと持って出たのはヨット飲みのためのつまみじゃないか。もう一度入店して物を受け取った…酔っていたのか。