Wednesday, July 03, 2024

メインセールを取り付けました

 この時期に佐野に居るのは3年振りで,そうだったここの暑さは半端じゃないと思い出すのに時間はかからなかった。朝なのに岸壁を歩いているだけで防波堤から熱気が伝わってくる。風はマストの2/3以上の高さじゃないと当たらない。バウハッチを開けたってキャビン内の温度は38℃を示している。さっさとメインセールを取り付けて海に出よう。1時間もあれば作業は終わる。
 岸壁よりはまだ涼しいかなとキャビンでメインセールのリペアを始めた。リーチ部分の生地が擦り切れているのは,(リーチ)コードの膨らみが関係しているのだろうか。完全に修復するならそこだけ全部取り替えないといけないので姑息にリペアテープを貼ってごまかしている。3年ほど前に一部貼ったのがまだしっかり貼り付いているのでまあいいか…

 家庭用アイロンだと楽なんだが,そんな物は積んでいない。バーナーでスプーンを温めてアイロン代わりにする。結局リーチ部分のほとんどをテープで覆ってしまった。

 セールをセットする。
 グルーブにスライダーをいれてから蓋を閉じる。1個入れ忘れた。ドリルでリベットを削り,再度はめこむ。ハリヤードを引いてセールを揚げるが重い,それにキーキー音が妙だ。見上げたマストグルーブの1点に目がいく…あのスライダー逆さやんか…再度削ってスライダーを正しく嵌め込む。リベットで締結,なんと3本リベットを締め,2回削るというお馬鹿な作業。いくら暑いとはいえひどいボケようだ。

 ゴワゴワだった生地がしなやかなのは劣化以外のなにものでもないんでしょうね。

『美翔』が九州のクルージングから帰ってきた,2ヶ月ぶりですかね。お疲れ様でした。

 帰路,関所に立ち寄ったのは言うまでもないことだ。

Tuesday, July 02, 2024

メインセールのリペア

 メインセールを黒江の『浜の宮マリンサービス』に持ち込んだ。前回はドジャー修理で,なんとあの事からもう3年も経っていたのだ。

 花田さん,お世話になります。今回もよろしくお願いします。

 裂けたのは1箇所だから修理はすぐに終わった。
 スライダーの一部が欠けているのでついでに交換する。僕が取り替たのだが,クリップ留めじゃないから縫わないといけないのでそれなりの出来栄えだ。
 階下で自家製の梅ジュースをいただいた。炭酸で割ると実に美味しい。コーヒーをごちそうになりながら,ヨット四方山話をする。有意義なひとときをありがとうございました。

雨具考

  雨具は外からの雨の侵入を防げばいいのだからゴム引きでもビニール生地でもいいから完全防水がいい…
 いやいや,それだと内側から蒸れる。そこで防水性(耐水圧の性能)に加えて透湿性が必要になってくる。山から遠ざかって久しいが,その経験から言うと性能ならゴアテックスが一番だった。山では常に動いていて発汗が激しいから透湿性の高いものじゃないと内部から濡れてしまうので,ゴア以外の素材は考えられなかった。他社製品もあったが性能的には劣っていた。
 ヨットでクルージングの際はほとんど運動していないに等しい。そこでケチな僕なんかはついつい,透湿性能は低いがより安価な素材の物に目を向けてしまうわけだ。
 気をつける点は,2レイヤーの物は避けた方がいいってこと。3レイヤーの物より軽くてよさそうだが,使っているうちにコーティングが剥がれてゴミだらけになってしまう。どうしても2レイヤーの物が欲しいなら生地がダブルになっている物を選ぶこと。でも,それだと夏は暑い。
 一番上に着る雨具はペラペラの1枚生地で3レイヤーモデルがいいと思うのは,生地が濡れてしまってもすぐに乾くからだ。シールされているからと安心していてはいけない,できるだけ縫い目が少ない物がいい,止水ファスナーも万能じゃない,ダブルフラップ仕様でも水は上の隙間(スナップボタンのところ)から入ってくる,袖口,襟口……ドラえもんヤッケのような被り式に軍配が上がるし,パンツも用を足す時,脱ぎ着にも面倒だが,ジッパーがない方がよろしいかと,防水という面においてはね。
 それはそうとヨット用のウエアって高いのね〜〜〜