室戸岬を越えて 日和佐港

Monday, August 16, 2010

クルージング

f B! P L
昨夜からビュンビュン,音がするほど吹いている。
4時に起きたが,風は相変わらず強い。出ればそれなりに対処するんだがなぁと言い訳じみたことばかり考えている。
とりあえず朝飯を食ってスタンバイしておく。海を見に行ったが,なかなかの白波だ。
津照寺の吹流しもずっと水平方向になびいている。

朝,犬の散歩をしていたおじさんは「もうちょっとで止むんじゃないか」と言ってたが,さっぱり弱くならない。ここで,もう1泊もいいなという思いもある。
船を泊めたところから新港に道が続いている。その道を上がっていくと海が見渡せる。何度も足を運んで双眼鏡で覗いているが,その都度,軽ワゴン車の親父さんにも何度か会った。軽く挨拶をする。僕の双眼鏡を見て「よう見える?」と聞く。「わしのん見しちゃる」と彼が見せてくれたのは遊園地なんかにある備え付け用の双眼鏡で遠くまで大きく見えるが,沖は荒れている。

船に戻ってしばらくしてから津照寺の吹流しを見ると垂れている。やっぱり止んだんだ。
風が安定するのを見届けて,9時半にようやく出航した。


朝は少々弱気になり過ぎたか…あっさりと室戸岬を通過した。

佐喜浜漁港が見える。
2007年の5月にここに泊まった。入った店も感じが良くて,ついつい酒量が増えてしまう。ヨットに戻る前によせばいいのにもう1軒店を見つけて入ってしまう。そろそろ日付も変わるころだ。朝食を心配していると,「明日いらっしゃい。」と女将が言う。
朝からしっかり食事をするなんて旅館に行った時ぐらいしかないが,こんなおもてなしに僕は妙に感動してしまう。

日程にはまだ余裕がある。昼飯でも食いに寄ればいいものだが…ついでに泊まったっていい。
ないのは心の余裕だ。どうしても先を急いでしまう。
また今度来ることにしよう。


遅い出航だったので牟岐あたりまでかなと思ったが,日和佐に着いた。

日和佐入港は3度目。不安感はあまりない。保安庁の巡視艇後ろに着けた。


新しい温泉ができていた。

港に着いたら先ず風呂屋を探す。一風呂浴びたら,街をぶらつきながらいい店を物色する。一杯やって「あーいいな」と言っているのが僕のクルージングだ。
そして,船に戻る前には,コンビニで翌日の食料を調達することが大事なことだ。

室津港(高知)発 09:30 
日和佐港着    16:30 

ゆっくりおやすみください

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アカアシカツオドリ

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ヨットで海外の山に出かける。高緯度の海をかけぬける。やってみたいなあ。
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