志度から鳴門海峡へは転流時間に合わせるのが厳しい。鳴門に10マイルばかり近い三本松に行くのは,瀬戸内海を西進,豊後水道から足摺を越えて高知は香南の吉川ポートマリーナへ行くのを諦めて徳島に向かうことにしたからだ。『Wiz of Oz』艇長が陸路やってきて僕をピックアップ,そのまま高知に行くという算段だ。『sannaviki』のレストアも再開らしい。
漁船が出てから出航。午前中には着くかなと思っていたが,風弱く真追手。セールが時折大きな音でバタンという。
バリバリの機走で三本松に着いたのは昼を回っていた。
潮位を調べて舫の調整をする。
それからはやっぱり『吉本食品』へうどんを食いに行こう。
「いつもより(来る時間が遅いですね),今着いたの?」
とは女将さんの言葉。
しゃきしゃきのレンコンとふにゃふにゃの天ぷらのコラボ。
ポリタンから燃料を補給する。消費量が大きいのは船底・ペラの汚れだろうか。オイルはもう落ちてきているだろうかとエンジンオイルの点検もする。
あれっ?排気ホースに塩?締め具のワイヤーが1本切れている。
エンジンをかけ様子を見ると,じわっと海水が垂れてきている。手持ちのホースバンドを探すがどれもサイズが小さい。マップ検索するとホームセンターがあった。それも2kmの道のりだ。よかった。
30分後修理完了した。やれやれ。エンジンをかけて様子を見るが漏れはないようだ。
汗をかいた後は風呂だ。『志与乃湯』の赤い蛇口の熱さが最高や。
入浴後はヨットで調理する気もなく,いい店がないかなあと探す。
あった!『呉割安』,海南の『胤』艇長から教えてもらった店だ。
ドカンとアルティックのボイスオブシアターが置いてある。棚には管球アンプ。一体何屋さん?(ラーメン屋さんです)
「しょうゆ?とんこつ?」
と聞かれて面食らってしまったが,
「ちょっと飲みたいんだけれど。」
とメニューを見るといろいろあるじゃないか。
さっきまでは僕の子どもの頃に流行っていた歌謡曲がかかっていたが,JAZZが好きだと言うと,さらにお気に入りの女性ボーカルアルバムに針を落としてくれた。
ついつい長居をしてしまった,ごちそうさまでした。また来ますね。
坊勢島家座港発 06:20
三本松港着 12:20(26.88 NM)
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