さきほどから漁船のエンジン音が聞こえる。時刻は2時過ぎ,外を見ると灯り煌々とポンツーン付け根に見える。入ってきたのか?それともそこにいた漁船もどきが出るのか?いずれにしろ出港体制を取っている。これはまずい,対岸から舫を張っているのだから。あわててフラッシュライトを点け大声で注意喚起する。
「どれや〜?こんなん大丈夫や…」と通過していった…
後で『オリオン』艇長に聞くと,もしやと思って夜遅くにテンションを抜き沈めておいたそうだ。さすがは『オリオン』艇長!危機管理能力が抜きん出ている。
『オリオン』艇長とはここでお別れ,富来で合流して以来,毎日楽しい日々を過ごすことができました。大阪湾なんちゃってヨット乗りの僕は長期間出ることはほとんどない。舫の取り方,コース取り,泊地での人との付き合い,観光…書き出せないぐらい多くの事を学びました。またどこかの泊地でお会いすることを楽しみにしております。ありがとうございました。
ひらひらとやっきたのはこの子。
入ります…
ようやく役所が見えてきた。
でかいカタマランが2艇,奥にはモノハル艇も停まっている,すべて外国船籍。紺色フラッグの上片隅にはユニオンジャックだから,はてどこだろうね。
係留費を払いに行く。
軽油20Lだけ購入,台車を貸してくれるのでストレスなし。残量120Lだから,ホームポートまで補給なしで帰ることができるだろう。
次の泊地は何もない与島を予定している。買い出しをしておこう。
迷わず外食。『上島町ゆげ海の駅舎ふらっと』のお兄さん,バイト以外の営業もたいしたものだ。
「夜はどこかで食べますか?」
「う〜ん、外食なら『ととや』かなぁ…」
「僕,そこにいますから…」
日本人は(おそらく)私と『sannaviki』艇長にだけかなぁ…
中島(大浦)港発 06:20
かみじまちよう・ゆげ海の駅 14:00(35NM)
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