Sunday, February 28, 2021

前半は楽しめたからまあいいか

 5時前には起きてしまって少々飲み過ぎたからとコーヒーより先にジェットボイルのお湯を【どん兵衛】に注ぎ掻き込んでいるいるのだからなんとも冴えないヨットマンだ。 
 キャビンの窓から見えている月が明るい。
 暗いうちから岸壁には点々と明かりが見える。黄色の明かりじゃない,おそらくLEDのヘッドランプだろう。釣り客がずらりと並んでいる。
 山に行く時は替電池を持参していた(何セットも)。冬季クライミング中に使用するとすぐにへたる。白熱球がハロゲン球に変わった時は視界のよさ,明るさに驚いたものだが,LED球が登場してからは(電池寿命の)心配がなくなった。ツェルト内の明かりだってロウソクを何個か持って行く重量より,ヘッデンをぶら下げておいた方が(予備電池も含めて)トータル的に軽い…余談でした。

 加太瀬戸には漁船,遊漁船などなどたくさん浮かんでいる。視界は確保しないといけない。
 抜けてからジブを出した。

 行く前から今日28日の風が気になっていた。間違いなく上りだが強いといやだなあ,そこそこのはずだ。関空島の西に船首を向けて北上していく。

 何度かタックを繰り返す。
 底引きの漁船をやり過ごすが,やけに錨泊中の本船が多い。

 結構真面目にセーリングして,ジブもフルにしていたが,尾崎沖でとうとう風が弱まりおまけに真上りになってしまった。関空島〜沿岸間に二艘曳きの漁船団もいる。ジブをたたみ,ほどなくメインも下ろして機走に変えた。

 最後は少々興醒めだったが,2日ともなかなかのセーリングができました。

 ほぼ1年以上ご無沙汰していた店に顔を出す。

 焼きそばにビール。お姐さん,また来ますね,ごちそうさまでした。

 ヒールした時にロワーシュラウドのテンションが気になったので調整する。テンションゲージがないので感圧でしかやっていないが,少しはよくなったかな…そうそう,新品の割りピンがなかったのでそのままお古を使ったが,これはすぐにでも交換しておこう。

加太港発  06:45
佐野漁港着 11:00

Saturday, February 27, 2021

いい風で加太まで行きました 加太港

 数日前からWindyばかり気にしている。コロナ禍でちょいと長めの沿岸クルージングもままならぬ,せめて近場へはエンジンかけてはゴメン被りたい。
 天気はよさそうで,問題は風だが,20kt前後。おそらくブローでも20数kt止まりだろう。おまけに上りじゃないから快適セーリングが約束されているようなものだ。
 未だ上架整備中で最近とんとヨットに乗っていない『BonanzaII』艇長とその隣バースの『Wiz of Oz』艇長とが拙艇に同乗してお気楽クルーズに出かける。
 オートパイロットはデッキには出していない。今日の風なら最初から最後まで使うことはないだろう。

 予め1ポイントリーフをしておいたメインセールを港内で揚げる。
 これぐらいかなと拡げ過ぎたジブのせいで切り上がる。少し巻き取るとメインとのバランスが取れた。

 関空橋手前で変針してからはアビームからクォーターリー,艇速は5〜6kt台を維持しているから言うことはない。
 途中で少々落ちてきた風にメインをフルにして艇速を確保する。太陽を浴びて気持ちのよいセーリングが最後まで続いた。
 加太瀬戸に入ってからは真追手となり,ばたつくジブをしまって,メインだけで走るがスピードは落ちずにまだまだ走る。

 がらんとした岸壁に舫う。
(夜半には風で)少し押されるかもしれないが快適な泊となるでしょう。

 銭湯→ビールの想いを抑えきれない僕たちは片付けを早々と終え,さっそうと(猫背じゃないよ!)岸壁を歩いているが,風呂に行く前に神社前の『魚市商店』で【うに瓶詰め】を買わないといけない。僕はここのが好きだ。
 やはり早過ぎた。開業までまだ15分あるが,地元の方もどんどんやってきてシャッターの前で仲よく入浴待ちだ。
「15時半になったのに開かへんやん…」
なんて言っていると,
「ここは大抵35分になってからや。」
とな。
 特筆すべきは明らかに地元の人とは違う若い男女ペアの2組。ここは観光名所なのかと…

 みなさんゆっくり体を温めてくださいね。
 太陽を浴びていたから乗っている時はそうは感じなかったが,湯に浸かると指先がじんじんしてくる。やっぱり冷えていたんだ。

 歩いてすぐの『はまい』へ。

 しかし目立つ黄色だ。

 瓶ビール2本にとんかつ定食。

 コスパが素晴らしい。

 もう1軒と流したいところだが,街はひっそり感が漂っている。
 あっ,開いていた。【よもぎ餅】を買おう。5個で1セット。
 食料品店でつまみをゲットし,おとなしくヨットに引き上げ十六夜を愛でもせずに延々と飲み続けるのであった。

佐野漁港発 11:00
加太港着  14:10

Thursday, February 25, 2021

ワカメを採らないと…

  今日も晴れているが,風は弱そうだ。メンテナンスに徹する。

 柄が折れて使っていないボートフックがあったので(先を)取り外して,昨日フックがもげて海中に沈んでいきパイプだけになったやつに付け替えることにした。部品は使えるのだ,やはり捨てなくてよかった。
 この青であるが,表面がボコボコしているのは…

 柄がボロボロになっておる。なんと鉄パイプにコーティングした物だった。昔,竹竿にこんな処理をした物干し竿があったがそれによく似た感じだ。使う時以外はロッカーに収納していたが,ある時忘れてデッキに転がしておいたらすぐにこんな風になってしまった。手で触ってもバキバキと折れる。

 金鋸で切り取り,アルミのポールに付けるが,貫通ボルトだと(アルミパイプが)凹んでどんどん締まっていく。リベット留めにしてある理由は案外そういうことなのかもしれない。がたつくので十字に2本入れると固定された。やれやれ。

 香りを楽しみながら作業を続ける。

 今日のメインはエンジンの錆び取りと塗装であるが,合間あいまにこんな事↑↓をしているだけなので決してサボっているわけではありません。

 昼になったら岸壁外側のテトラポットにワカメ採りに行こうかと偵察がてら歩いていると『A-Z Fishing』さんが自転車でやってきた。
「そんなん舫にいっぱい付いてるで。」
 拙艇に一緒に乗り込み,ロープをたぐると…茶色の変な海藻ばかりでワカメはないと思っていたがゴッチャリ付いている。舫2本分おおかた採り尽くしました。僕の持っている鎌はペラに絡んだホンダワラを取るにはいい形状だが,岸壁や船上からのワカメ採りには普通に曲がった農業用の鎌の方がいいよとは『A-Z Fishing』師匠のお言葉です。ありがとうございました。

 塗装も乾いたようでエンジンルームを閉じる。
 チェーンプレートのコーキングはまだぶよぶよしている。やはり気温が低すぎた。4月にもう一度見直さないといけないね。

Wednesday, February 24, 2021

昼で終わってしまいました

 水曜日は漁協が定休日なので,出入港時刻を気にする必要はない。風予報では遊べるほどは吹いている。メンテナンスより出帆ですね。
 風は北〜北東なので,昨日同様出入りしやすいので何よりだ。
 バースを抜け,バックしながらメインセールを揚げる。港口に船首を向けるとジブを展開できるが,港を出てすぐの風向は毎回安定しないのでそこまでは我慢する。 

 おっ,いけてるやんと少し巻いたジブでヒールも20°ぐらい…喜んだのも束の間で,すぐにフルセールにした。

 明石海峡辺りまで行って帰ってくると往復アビームかななんて都合のいいことばかりを考えている。

 今日もよく働いています。一番小さなAirvaneであるが,帰路はでかい方に替えた。

 関空島北端の黄浮標まで来ると風は情けないほどに落ちてきた。追手で南下しようと試みたが風見も回り出した。

 それにしてもいい天気だ。この青空だけでも(港を)出る価値はある。

 その後も風は回復しない。明後日は雨のようだ。先日窓枠1枚に防水処理をしたが,それを他の窓にもやっておこう。0〜1ktの艇速に嫌気がさしたので帰港する。

 舫が引っ掛からない?
 先っぽが取れてしまった。
「誰かがぶら下がったんやない?」
とは泉大津の『BlueLagoon』艇長の言葉。お〜怖っ。

 窓枠処理をする。コーキング剤が固まっていたので箸で穴を開け,そこから出るようにする。ついでにチェーンプレート基部の処理もやり直しておく。
 リーチテールが取れたままで毛糸で代用していたが,毛糸自体が絡まって具合がよろしくない。テープ類をしまってある箱を探すと,あった!ちょうど必要な数の2本だけあった。
『LEIA』艇でコーヒー。ごちそうさまでした。
 15時過ぎに『八点鐘』艇が出港。またいい風が吹いている。

 明らかに冬とは違う光線。

Tuesday, February 23, 2021

いい風で周る

 おそらく10数ktの風,方向は北〜北北西で関空島をストレスなく周れそうだ。
 未だ上架整備中の『BonanzaII』艇長に「乗りに来ない?」と声をかけたのは昨日の20時近くになってから。かなり飲んでいたらしいが,OKとなった。

 9時前に舫を解いた。
 港内でメインセールを揚げ,出てすぐにジブを拡げる。二色沖の航路ブイを目指すと,セールのバタつきもなく艇速を増してきた。

 5〜6ktで快走。

 関空島北端の黄浮標を交わせるぐらいの位置まで北上しまでタックする。1本で行けそうだ。
 一期・二期工事滑走路間の水路沖を越えると風が強くなってきた,6kt越え。海面に白波がぐんと増えている。(Pendulum Sheet Linesの)チェーンを掛け替えるがお構いなしにずんずんと上っていき,ヒールも30°。ファーリングロープを巻き,小さくするとようやく落ち着いて,忠実に針路を保つようになってきた。
 メインセールはマイナスカーブでバテンなし。ジブは130%か…よう知らんけど。メインのバテンなしは外洋(小笠原にしか行ったことないが)では使い勝手がよかった。(近場ではしないが)レイジージャックもセールパックごとブームに沿って収納できるようにしているのでさらによかったと感じている。
 洲本に行っていた『ALMARE II』艇はどこだ?
 いたいた。

 ぐんぐん近づいてくる。『ALMARE II』速いですね。
 関空島北西面で出合いました。

 関空島南西面は追手からクォーターリーでやや風は落ちたものの気持ちのいいセーリングが続いた。
 徐々にシートを引き,南端の黄浮標を越え関空橋を目指す。このままの風向だとまた1本で行けそうだ…残念ながら風がシフト,関空島の影響もありうまくいかない。
 田尻沖に,スターンから黒煙をもうもうと吹き出しながらブリッジに向かって行くメインなし,ジブなし(揚げていないのではなく取り付けていない)のヨットがいたがさっぱり艇速が出てていない。近付いていったが緊急でもなさそうなのでまた離れる。
 余計なことをしたらあかん。スピードが1kt台に落ちてしもたやないか。
(関空橋を)抜けるまでだけほんの数分だけエンジンオン。
 港口までまたまたアビームの快適帆走。日曜日に引き続き今日も最後まで楽しませてくれる。ティラーにはほとんど触らずのウインドベーン様さまのヘルムでした。
 北風なので左舷側の艇がより左に流されてバースには着けやすい。片付けも二人いると楽だね。
 Airvaneのコントロールロープの融着が外れてしまったので修理する。熱処理してからさらに糸で結び,自己融着テープで覆っておいた。これで保つはずなんだがなあ。バックアップとして残している以前のロープが外れないのはくっ付ける面の大きさかもしれない(以前は8mmロープで今使っているのは6mm)。
『風来坊』艇のスピンシートがマストトップで絡んでいるらしい。登って直す。一旦弱くなっていた風がまた吹いてきたようだ。上から垂らしたロープは大きく外れて隣艇のコクピット辺りまで流れている。たいした厚着はしていないが寒くはない。着実に春が近づいて生きていますね。

Sunday, February 21, 2021

春ですね

 朝から雲ひとつない天気。予報では気温は20℃近くまで上がるらしい。冷え込みは放射冷却のせいで,きっと途中で上着も脱いでしまうことだろう。

 出るかな…いや,この静けさは…

 出帆の用意をしていると岸壁を歩いてくるのは『Wiz of Oz』艇長。今日はエンジン整備と聞いている。僕もそれに便乗するつもりだ。
 やがてサワサワとさざ波が立ってきた。

 3kt出ているので上出来だ。
 船底塗装を終えたばかりの『Wiz of Oz』艇は僕より1kt強速いようだ。さすがに腰軽魔女だけのことはある。

 沖にもヨットが見える。
 弱いかなと期待薄だった風はほどよいパワーで快適セーリングを提供してくれた。

「シモから抜いたで〜」
 はいはい,ごもっともでございます。

 途中ちょっとした息つきもあったが概ね4kt台をキープしている。
 泉佐野からは3艇。1艇は関空島北端の黄浮標へ。関空島一周かな。

 適度にタックを繰り返して遊ぶ。

 北の方に1艇見えるのはおそらく『ALMARE II』艇だろう。VHFでコールするがスイッチ入ってなかったらしいね。
 5〜6ktの快適なセーリングが続く。

 たいてい最後は裏切られるものだが,港口まで1本で帰ることができた。風もシフトしたらしい。おまけに最後はまた風のサービスを受けスピードアップした。

 本日のメンテナンスは噴射バルブの点検。
 実は2019年12月に一度やっているが,作業手順はすっかり忘れてしまっている。『Wiz of Oz』艇の整備中に拙艇のバルブを外しておけば作業時間は短くなる。ところがこれが思い出せない,まったく困ったことだ。氏の作業を見ながら過去の記憶を辿ろうとするが,断片的にもつながらない。
 いよいよ私の艇での作業が始まった。
 助言を受けながら,慎重にボルトを外していく。パイプの外し方にはちょっとしたコツがいる(同様に取り付け方にもだが)。今度は忘れまいと取り組むが,その答えは残念ながら1年以上後にしか分からない。
 少々カーボンが溜まっている。噴射口に注意をしながらクリーナーを吹き付けて汚れを浮き上がらせる。変に擦ると中に入ってしまうので要注意だ。僕に任せておくと心配な作業は彼がやる。お世話になりっぱなしです。
 圧をかける。噴射圧,噴霧状態共に良好だった。やれやれ。
 取り付けを慎重にこなし,エンジンをかける。異常なし。ありがとうございました。
 エンジンの側面と後面に錆が浮いているので,近いうちにきれいにしておこう。
 暖かくなると整備にも身が入りますね。

Saturday, February 20, 2021

予想通りの展開が嬉しい

  かなり冷え込んだようでキャビン内温度0.6℃。結露なし。氷のベールに包まれたようなテント生活とは雲泥の差。
 加太瀬戸(友ヶ島水道を参考)の北への転流は10:50だが,小潮故逆潮があっても1kt程度。

 ようやく日の出。
 もう少ししたら出よう。

 風はわずかにヨットを岸壁に押している程度。スプリングだけを残して余分に付けたフェンダー類(ビニコン,木板)を収納する。
 えいやっと力を入れるまでもなく容易に離れる。スプリングに使用しているロープは浮くタイプのものなので(垂らしていても絡むなどの)余計な心配もいらない。

 港口では風位が定まらず風見がおたおたしている。

 加太瀬戸に入ると少し落ち着いてきたが,まだ右舷に振れたり,左舷に回ったりしている。(出口で)変針するとおそらくクォーターリーで行けるはずだ。

 クォーターリーで快走。

 徐々に後ろに…

 風の勢いが弱くなったのでAirvaneを中→大に変更する。

 いよいよジブがばたついてきた。観音開きにすると,また艇速を増した。
 それにしても,今日は暖かく,いい風にも恵まれているなあ。

 いつも(風が)落ちる岡田浦・田尻〜関空島間であるが,今日は違っていた。
 メインをジブ側に返し,艇速がぐんと増した。

 関空橋を抜けると少し弱くなったがまだまだ楽しめそうだ。まだ12時前。戻るには惜しいがヨット仲間から連絡があり帰港する。

 誰もいないとバースに着けづらい状況だった。
『WIND』艇長,『ocean』艇長に,隙間を作っていただいた。ありがとうございます。

加太港発  07:50
佐野漁港着 13:00

Friday, February 19, 2021

近場の加太に行ってきました 加太港

  クローズホールドで和歌山,帰りはクォーターリーの快適帆走を頭に描いて久しぶりのプチクルーズに出かける。
 風はバウ正面から吹いている。舫を解く前にメインセールを揚げ,ゆるゆるとバックする。
 港口出てすぐにジブを展開する。風が弱いので関空橋を抜けるまではエンジンもかけておいた。

 関空橋を抜けてから予想通りのクローズホールド。
 このまま行けたら文句はない。

 いい調子は続かない。風が弱い。予想よりも弱い。
 何度かめげそうになるが,早く行っても逆潮だとのんびりセーリングに徹する。

 冴えない雲がすっかりなくなり青空が支配してきた。

 気温は上がらないが,その分暖かい。
 加太瀬戸手前でとうとう真上りとなり,エンジンをかけ,ジブをたたんだ。
 漁船や遊漁船で賑わうところだが,船の数が少ない。操船には苦労しないがなんだか寂しい。

 いつものように巡視船『はやて』横の岸壁に着けた。
 小潮で舫(の長さ)調整が楽なのはなりよりだ。風は現在は岸壁側から吹いているが,そのうちに右舷側からに変わるだろう。おそらく弱い風なので(押しつけられる)心配はいらないだろう。

 小一時間いつものように整備に費やし,異常なし。ようやく出歩く。

 昔ながらの銭湯がよろしい。お湯の切れが違います。
 ずいぶんとお客さんも減ったようですが,このまま営業していって欲しいものです。

 さて,あの食堂開いているかなと…

 やっていた,ホッとする。
女将:「風呂行ってきたんか?」
ワシ:「そやで,ここで風呂上りのビール飲むのん楽しみやねん。」
大将:「まず,お茶飲むか?」
なんでやねん。この大将,ほんまにお茶をコップにつぎかけておりました。

 チキンカツ定食で,中瓶2本。おとなしいもんです。ごちそうさまでした。

 旧道を歩くが,人気がなさすぎる。お餅屋も閉まっとるし(土日は知らんけど)寂しいもんや。
 侘しさの上塗りしようと思(おも)て,酒屋でワンカップを買う。

 夕焼けを肴に,キャビンでカップごと湯にかければ,唇突き出してズズーっとすする酒臭いおっさんの完成や。

佐野漁港発 10:00
加太港着  15:00

Thursday, February 18, 2021

たたずむ猫

 昨日はヨット仲間でもあるDr.の整形クリニックへ膝の具合を診てもらいに行ってきた。お世話になっております。
 両膝にヒアルロン酸を打ったせいか,スクワットをしてもギシギシ音を立てないし,無負荷故何百回でもできそうなぐらいに円滑な動きをしている。ひょっとして復活できる?そんなことならこのまま勢いをつけて雪山にでも行けばよさそうなものだが,(少々くたびれた登山靴の)ソールの剥離が恐ろしいとか,ヤッケの透湿性もいよいよ効果が薄れてきたなんて言い訳をしておいて海で少しでも楽に遊ぼうとしているから,はなから行く気はないようである。
 窓の外を見ると雪がちらついている。今日1日は風も強いだろうなあ。ヨットのメンテナンスでもしておこうと港に向かった。
 気温は3℃,エンジンの(海)水温計はと見ると…

 やっぱり低い。先週は12℃あったはずだ。
※コクピットから覗き込んだ時に数字が逆にならないように取り付けてある。

 マストに這わせたハリヤードがカンカンカンとたてる音が聞こえてくる。どの艇だろうか,消耗が激しいだろうなあ。

 西北西の風に流されてスターンは舫に跨っているじゃないか。バウ左のみすぼらしい俵フェンダーが船首正面にこないといけない。

 バウに置いてあるだけの長尺物が(中央の大きな)蓋を開ける際に邪魔になって仕方がない。積み上げているだけだから仕方がないなあと我慢していたが簡単なパーティーションをすることにした。
 L字金具を2本買ってきて5mmボルトで固定し,(割れた窓対策用に取ってある)ベニア板を立て掛け,隙間に放り込んでいった。蓋が開けやすくまた閉めやすくなったので大満足。

 鎌,カラマン棒,網,オール2本,ティラーエクステンション,予備ティラー2本,ブイ,板材などなど。

 コクピットロッカー内も整理しておく。
 港とりわけ漁港に着ける際には槍着けでも横着けすぐに対応できるようにしておいた方がいい。
 お約束の15時になったので退「勤」する。

 今日は気温が低い。
 もっと太陽が全身に当たるように座れば暖かいのに…いやいや,左手(=海)から吹く風がここでもきついようですね。

Tuesday, February 16, 2021

冬型でしたが

 ここ3,4日は冬型で風が強いと予想されるが,本日だけは終日晴を約束されている。塗るなら今日しかないですね。 
『LEIA』艇バルチック43ftの船底は塗りごたえがあると思っていたが,オーナー含めて3名だとやっぱり仕事は速い。岸壁からバウに向かって吹く風のせいで塗装がすぐに乾き2度塗りの待ち時間もほとんどない。
 去年塗ったと言う(新タイプの)ペラクリンのプライマーが驚くほど頑固で剥がすのに少々苦労したこと以外は全てスムーズに作業が進んだ。

 昼過ぎからかかって16時前に終了。明日は天気が悪いだけに終わって何よりです。

 堺の店でささやかにビールで乾杯。

 コロナ禍で営業短縮が悲しいですね。それでも盛業で何よりです。

 南海本線堺駅から自宅へは逆V字型に大阪市内を経由しないと帰れない。(南海本線)堺駅→天下茶屋駅(逆Vの頂点で乗換え)→(南海高野線)堺東駅→自宅最寄りの駅の時間ロスを考えると,電車になんぞ乗らずにこのまま堺東駅に直行した方が賢い。
 案の定20分足らずで堺東駅到着。あまたあるガシ(堺東)の一杯飲み屋の誘惑を断ち切って見事(南海高野線堺東)駅のホームに降り立った。

Sunday, February 14, 2021

霞んでいましたね

 僚艇『Wiz of Oz』の回航に付き合う。
 前日の土曜日に拙艇で和歌浦まで行って,風呂・居酒屋・和歌山中華そばの豪華でもないが大満足3点コース,翌日に向かいの和歌山マリーナシティまで船を走らせ,上架整備終了の『Wiz of Oz』(回航)艇と2艇で帰ってくるパターン。
 もう一つは,日曜日に電車でマリーナシティに出向き,回航する案。
 こういうどうでもいいことに知恵を絞ってより充実したヨットライフを送れないものかと日々の生活を続けているわけでありますが,Windyから得られる情報は両日とも風弱し,晴天ではあるが快適なセーリングは望めそうもない,行きも帰りも機走なんて冴えないなあ…そうは思ってはいても実は土曜の朝まで悩んでいたのだが,プラン2がストレスがなくてよろしいようで。
 僕が(マリーナシティに)着いた時には,『Wiz of Oz』艇長,『BonanzaII』さんともにすでに来られていた。『BonanzaII』艇の整備はまだ続いているが,そのまま船検を受けるとのことでさらに一月ぐらい延びるかもしれない…

 クレーンで吊り上げ,台座を外した跡の側面6箇所とキール底にペイントして終了。
 塗料はシーブルーキング。佐野の港にはこれが合うようです。実は4年前まで使っていてその効果は抜群だったのだが,マリーナシティで整備をするようになってからは使っていない。ここ2,3年の異常に高い(夏の)海水温ではいかなる効き目を発してくれるか。

 整備後の回航は毎回風力4〜5のことが多かったが,本日はさっぱり風がない。

 どちらの方向に向かっても風見が前を向いている。エンジンの推進力でしか動いていない。
 
 空は青いが,雑賀先から西にくっきり見えるはずの沼島すら見えない。黄色くはないから水蒸気だろうなあ。 

 大阪湾に入って遠望するとさっきとは違い海と空との境目がかすかに黄色い。

 風はますますなく,海面もよりぬったりしてきたが,塗装後のきれいな船底はエンジン回転を抑えても艇速は出る。
 
 15時過ぎに帰港。
 自艇の様子もみておく。エンジンオンしてプロペラを回しておくが今日も快調だ。
 たしか居酒屋は17時から開いているはずだと,大賑わいの岸壁を後にする(暖かくなりましたね,啓蟄にはまだ早いけれど)。
 ネコも日向ぼっこしております。

 近づくと目をつむった。無視してくれよとの意思表示か…

 案外人懐っこい子でした。
 コインを入れると舐めてくれます…

 大ショック!
 時間調整してゆっくりと港に帰ってきたのに…なんと15時からオープンしているではないか。

 軽く生中3杯で退散。

 土曜日に和歌浦で飲まなかった僕たちはさらにホルモンを焼いて帳尻を合わせる。

 今週は天気が悪いね。そろそろ出かけたいのに…